映画『戦場のメリークリスマス』が傑作になれなかったワケ

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It happens sometimes @ElementaryGard

映画『戦場のメリークリスマス』は傑作になりそこなった傑作、というのが私なりの評価。欠陥はいろいろあって、まずハラ軍曹がクリスマスのことを捕虜で日本語ができるローレンス中佐から聞き知ってどういうわけかご機嫌になってしまうくだりがカットされているところ。原作のいいところなのに。

2014-12-16 22:06:45
It happens sometimes @ElementaryGard

この映画、クリスマスの話題が出てくるのは ①捕虜たちが自殺した仲間のために歌っているをハラ軍曹がとがめるとき、ローレンス中佐と「くりすますノ練習ダ、モウアト一週間シカナイヨ」「嘘つけ葬式だろ!」とやり取りするところ。原作と違ってハラはクリスマスのことを知っていた?

2014-12-16 22:11:07
It happens sometimes @ElementaryGard

②デヴィッド・ボウイ少佐と隣り合う独房でのやり取り。 "Shouldn't we order an extra one. It's Christmas remember?" (牛乳配達?もうひと瓶おまけに注文しようか?クリスマスだし) 朝、日本兵が独房にやって来る足音を聞いて。

2014-12-16 22:14:34
It happens sometimes @ElementaryGard

③ハラ軍曹がローレンスとボウイ(劇中ではセリアズ少佐)を呼び出して「今夜、わたし、ふぁーぜる・くりすます!」と酒交じりに釈放を命ずる。ここ、わかりにくい。要するに酒の勢いで二人を釈放してしまいました所長大尉どのすみませんと理由づけてローレンスと、ついでボウイも救命したのですが。

2014-12-16 22:17:49
It happens sometimes @ElementaryGard

酒の席での失態は大目にみてもらえるという日本のしきたりがわからないと、いえわかっていてもよくわからない。ここがこの映画の穴。

2014-12-16 22:19:06
It happens sometimes @ElementaryGard

④ラスト。日本が負けてハラは明日処刑される。中佐が別れにやってきて、クリスマスの思い出を語りあう。

2014-12-16 22:20:57
It happens sometimes @ElementaryGard

題がメリー・クリスマス・ミスター・ローレンスなのにクリスマスがさっぱり像を結ばない。なぜ脚本の段階でこの穴に気が付かなかった?大島&マイヤーズバーグ。

2014-12-16 22:22:15