趣向『奇跡の年 ANNUS MIRABILIS』感想まとめ
- shukoushukou
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趣向「奇跡の年 」また詳しく書きたいが、観劇して思ったことの備忘。この作品は作者からこの世界への「別れのラブレター」のように読めたし見えた。鏤められたエロスは繁殖に向かわず、寂しくやるせない営み。私がさよならする時はこんな詩を謳ってから、もしくはこんな詩を謳ってもらいながら。
2015-01-12 10:06:18趣向『奇跡の年 ANNUS MIRABILIS』神奈川芸術劇場大スタジオ。11日昼。編集者役の人が良かった。
2015-01-12 10:11:16【奇跡】翻訳者/作家役の井内くんですが、そういえばわたし客演で観るの初めてでした。パラドックス定数にしても、おしゃれ紳士にしても、男性だけの公演なので、女性(編集者とか未来からの来訪者とか)と会話しているところが新鮮。そして、こんなにも呼吸が変わるんだなっていうところが。
2015-01-12 00:08:08【奇跡】仕事で会う人の声や喋り方は、何度か会うと覚える。パラドックス定数の公演は2007年の『東京裁判』初演から観ていて、野木さんの脚本・演出での井内くんの台詞の呼吸を知ってる。だから、まったく知らない滑らかな台詞の息遣いに、こんなに役者って台詞廻しが変わるんだ、って吃驚した。
2015-01-12 00:14:19【奇跡】(……井内くんはパラドックス定数のなかでも、一番生硬な役、頑なで強硬な台詞が多い印象なので、今回みたいに編集者の女性になめらかな語りでふざけかかる男の役柄は新鮮……でも編集者の言葉に簡単に乗らないところとか、一筋縄ではいかない男なわけですが)
2015-01-12 00:19:37おはようございます。逆算した結果、今日は夕方に映画を2本観に行かねばなりませぬ。お正月期間の映画貯金(<休日にまとめて観た)を使い果たしてしまったのと、昨日観た『奇跡の年 ANNUS MIRABILIS』のあとに邦画観ちゃうのはもったいないな、1日はもぐもぐ咀嚼したいな、と。
2015-01-12 11:11:07【奇跡】昨晩どうしても出てこなかった『奇跡の年 ANNUS MIRABILIS』の印象を表す単語、一晩寝たら思い出した!「祝祭劇」でした。顔を塗って、物語のそこかしこに乱入する(客席から舞台に乗りあがったり)春夏秋冬の4人の印象でしょうか。彼らは束縛する者、搾取する者のイメージ。
2015-01-12 11:15:03【奇跡】祝祭劇というにはむしろマイナスのイメージが散りばめられていて不思議な印象なのですが、「奇跡の年」という言葉がプラスにもマイナスにも使われているように、日常から大きく外れたハレという意味の祝祭であれば、この不思議な舞台の印象からそうかけ離れてはいないんじゃないかな。
2015-01-12 11:18:17【奇跡】翻訳家/作家が紡ぐ物語のなか、一際朗々と語られる未来から来た女の語る言葉。「祖母はどこまでも長江の女でありました!」と叫ぶ彼女、ラスト、彼女の生きる時間は流れたと思っていていいのかな。冒頭の10年に1度…と語る彼女の言葉は、現実に事件を忘れ去っていく自分を思い出して怖い。
2015-01-12 11:23:30【奇跡】翻訳家/作家と編集者が対話するのは、震災の2011年を想定しているのだとか。…都内の会社で震災にあったわたしは、自宅の無事を確認後会社に泊まり込み、上演してるかわかんないまま翌日の昼劇場に向かいました。それがパラドックス定数、井内くん出演の『5seconds』でした。
2015-01-12 11:27:42【奇跡】…幸運にもあの震災で近しい人に甚大な被害がなかった。それは喜ばしいことだったんだけど、それだけに多分茫然として何していいかわからなくて、とりあえず予定どおり劇場に向かってみようと思ったの。駄目元で。駅前で本屋さんが普通に営業してて、文庫本を1冊買った。ちょっとほっとした。
2015-01-12 11:30:49【奇跡】1時間以上前に会場に着いてみて、パラドックス定数のスタッフさんから、「何人であっても、お客さんがいらっしゃる限り上演はしますよ、震災当日も上演しました」と言われて、すごくうれしかったの覚えてる。なんか、震災を経たけど、ふつうに日常を続けていいんだなって思ったし。
2015-01-12 11:35:44この週末は3本も芝居を観た。それぞれ異なる世界観で面白かった! しまぁ〜ん共和国はほぼコント、CHRISTは密室サスペンスミュージカル、奇跡の年は精神世界を具現化したようなカオスワールド。何だか長い旅をしてきたような満足感と疲労感で◎ pic.twitter.com/MOLQlQmgnD
2015-01-12 11:33:57【奇跡】というわけで、翻訳家/作家をめぐる物語とは別に、観客側もたくさん思い出すことがあって、まわりにぐるぐると立ち上がるような気がしました。面白かったです、『奇跡の年 ANNUS MIRABILIS』。次は『解体されゆくアントニン・レーモンド建築 旧体育館の話』を観にいくよ。
2015-01-12 11:40:41趣向『奇跡の年』 タイトルと拮抗し得る、ドン、と力強い中身でした。冒頭特に好きで、あの台詞から始まる光景と音楽は動物達のカーニバルみたいな記憶。異色、客席に響いた言葉や肉体を再再生しながら、スピード徘徊個と類何かを他人に"報せ説明"する事等。何となく停電の街の灯の印象とあわせて。
2015-01-12 11:57:47神奈川KAAT‥劇団趣向「奇跡の年 ANNUS MIRABILIS」観劇♪ 東京人形夜若手会、虎姫一座観てるから今年の初観劇とは言えないのかな。でも、それに相応しく、とってもいい作品が観られて気持ちがいいー! 阪神大震災を思いよぎりながら、生き抜くことを考えてました
2015-01-12 17:09:17KAATの「奇跡の年」で観劇初めでした。勉強足りない感があり、悔しい。豚やギリシア神話、四季…神話みたいだったな。人間が神に近づき凋落していく話のような。アインシュタイン、戦争、地震、ポリウレタン…全て原子につなげちゃうな。万物の最初単位…心を原子に戻して(エヴァ)、精進します。
2015-01-12 19:05:20昼間は趣向『奇跡の年』横浜KAATで観劇。言葉をひとつひとつ反芻したくなる。じっくり読みたいと思った。登場人物たちの思いが言葉にのって、ぐるぐるして、素晴らしい作品でした。
2015-01-12 21:53:30趣向『奇跡の年ANNUS MIRABILIS』観劇。趣向は初観劇。複雑ではあるが難解ではありませんでした。作家の頭の中に有る、一つのテーマに貫かれたいくつかのモチーフを連ねた首飾りのような作品。観る側によっても表情が変わる幾つかのシーンと台詞がとても印象的な味わい深い舞台でした。
2015-01-12 22:20:55個人的にはキャストの力も大きかったと思います。パラドックス定数の井内さんやキリンバズウカのこいけさんなど割りとよく拝見している役者さんが出演されていたので取っ付き易い印象だったのかもしれません。PPTでのお話も、拙いわたしの理解を補完してくれて良かったです。>奇跡の年
2015-01-12 22:22:42趣向 本公演「奇跡の年 ANNUS MIRABILIS」12日千秋楽を観劇 ほら、寝てるときに見る夢って、現実では絶対にあり得ないような事が繋がって一つの世界になってて、でも、それを夢の中ではなんかあり得ちゃうじゃないですか、そんな世界を実際に形にしちゃった、そんな2時間でした
2015-01-13 01:01:02オノマリコ/扇田拓也『奇跡の年』を観劇。全体として独特の世界観があり、未来からの狂言回しを皮切りに、作家と編集者の会話を軸としながら、メタ的な構えで複数の物語が同じ舞台で同時進行する実験的な形式も面白い。だけど、個別のエピソードについていけず、パズルの精緻さが足りない気がした。
2015-01-13 07:13:56昨日は久し振りにヨコハマ♪ 最近都心ばかり歩いていたので 海沿いの街、新鮮。 関森絵美さんご出演 『奇跡の年』を観ました✨ 劇場のつくりを活かした 演出も衣装も素敵でした! 絵美さんの歌も少し聴けて😊 生きること、肌で感じてきました pic.twitter.com/2jTx3eN4nl
2015-01-13 10:57:31