スタクルメンバーのタロット暗示について色々妄想してみた

とろ @toro_seiza

エンドレスバスタイム中つらつらと考えていたんだけれど、何故スタクルメンバーの中で太郎さんのカードだけ人じゃあないんだ？　逆に言えば、何故太郎さん以外を人のカードでまとめたんだ？

とろ @toro_seiza

愚者の旅人も人、魔術師も法皇も人、戦車の王子も人、隠者の賢者も人、なのに星の女性はあれは人じゃない。女神とか天使とかの範疇だ。普通の人間は水の上に足を置けない。節制の天使でさえ足を水の中に入れているってーのに。

とろ @toro_seiza

太郎さん以外のメンバーも、人じゃないカードにしたって良かったはずだ。節制とか太陽とか味方にいたっておかしくないカードのはずなのに。

とろ @toro_seiza

何故、時間を止めることが出来るようになる太郎さんだけ人じゃないカードだったのか。人を超えてしまうことになるからだったのか。世界のカードに描かれているのは天使だ。これも人じゃない。人じゃない領域に手をかけてしまったという暗示なんだろうか。

とろ @toro_seiza

それでも太郎さんは人として最後まで生き抜くんだなぁ…。それがDIOとの対比なのか。

とろ @toro_seiza

昨夜つらつらと考えていたスタクルメンバーのタロットの暗示、星のカードは『希望』や『夢』だけども、状況によっては正位置でさえ『大きすぎる希望』だったり『叶わない夢』だったりするのだなぁ。3部以降の太郎さんを思うと泣けてくる。

とろ @toro_seiza

タロット大全を昨夜読み返したのだけど、元々星のカードは『希望』を意味するカードではなかったっぽい。あの星はベツレヘムの星、描かれていたのは東方三博士、表すのは『予言』。預言じゃなくて予言なのがなぁ。あくまでそういう説もあるってことだろうけど、やはり星は人を越えているんじゃあないか

とろ @toro_seiza

ある本には、星に描かれている女性はペルセポネであると書かれていた。大地母神の娘、冥界の王妃、地上に近い位置にいながらも人ではない存在。やっぱり他メンバーのカードの人とは一線を画している。若干近いと言えば、心理に近づこうとしている賢者、神の愛を教える教皇辺りか。魔術師は市井の人だ

とろ @toro_seiza

おっと、×心理　○真理ですな。 灰色の賢者は光を闇を見つめ、真理の六芒星を追い求める世捨て人。

とろ @toro_seiza

昨夜からずっとスタクルメンバーとタロットの関連性を色々考えている。愚者、魔術師、戦車は本人と合わせてわかりやすい。自由気儘な愚者、人を導く始まりの魔術師（占い師）、女性のために正義の戦いに赴く王子。

とろ @toro_seiza

法皇はなぁ、17年の孤独がすべて逆位置で説明できるのが切ない。理解者も友もなく、意固地になり、揚句手を差し伸べてきたのは悪の帝王。間違った道へのアドバイス。それをぐいっと正位置に戻してくれたのが星だった。

とろ @toro_seiza

ベツレヘムの星を見、神の愛を知った教皇はその英知を周囲に教え、和を成し、人々を導いていく。そして同時に、人との関係性を教わる信徒となる。法皇のカードは教皇でもありその下にいる信徒でもある。神を見つめ孤独を知る教皇は、人を越えようとしている星の孤独を理解しているんだろうなぁ。

とろ @toro_seiza

アヴさんが魔術師なのは、太郎さんが一番最初出会うスタンド使いだからという点から見てもしっくりくる（おじいちゃんは除く）。魔術師は物語の始まり。頭の上に∞の印を掲げ杖で天を示しているけれど、彼が指差すのは地上。力があり、人を導く術（占星術）を持っていても、アブさんはあくまで人なのだ

とろ @toro_seiza

魔術師はマルセイユ版では奇術師でもある。トリックを使い人を楽しませ驚かせ、ほんの少しの未来のヴィジョンを見せる。トリックありきの奇術師から、生まれつき力が備わっているウェイト版の魔術師への変換はアヴさんとは逆の流れっぽい。彼は生まれつき力を持っていたけれど、後に占星術を身につけた

とろ @toro_seiza

だけど基本は、人になにかを見せてその先の変化を促す、ということ。太郎さんを牢屋から一歩出させた、その最初の一歩が肝心だと教える役目。そしてポルの命を4回助けたアブさんは、生まれ持っていた4大元素をすべて使ってしまったから亡くなってしまったんだろうか。人であるが故、4以上は神の領域

とろ @toro_seiza

愚者が何故犬だったのか。イギーは人でも神でもない。犬は犬だ。誇り高き犬である。愚者のナンバーは0。1～21まではストーリーが出来上がっているが、0はどこにも属さない。タロットを旅する異邦人。つまりタロット世界の外側にいる。

とろ @toro_seiza

1期OPで、5つの流れ星の元へ少し遅れて小さな星がひょいっと合流するように、外側からやってくる旅人が愚者だ。まじわらないまれびとだ。彼は他のメンバーとは明らかに旅への関わり方が違う。人を助けるわけでも仇を討つわけでもない。目的が特にない旅路。それでも旅を続ける。だって旅人だから。

とろ @toro_seiza

それでも彼はただ旅をしている訳じゃあない。愚者は馬鹿でも無知でもない。知恵も知識もある。ただどんな所へも旅を続けるが故に愚かだと思われているだけだ。犬好きな子供を見捨てられなくて足を無くすのは愚かなのか。矜持のために戦うのは愚かだというのか。

とろ @toro_seiza

そして愚者には旅人以外に犬が描かれている。犬は足元にじゃれついているようにも、崖に踏み出す旅人を警告しているようにも見える。なんとなく、ポルにじゃれつく普段の姿、そして警告を与え死の縁からポルを守った姿に被る。旅人は、旅のリスクを理解している。己の命の終わりは己で決める信念がある

とろ @toro_seiza

神でも人でもない、まれびとのイギーが愚者なのはとても納得がいくという話。3部のトリックスターは彼なのだ。