今日の午前のセッションはやはりSPECIAL SESSIONで、ここのところの月探査の特集。LCROSS, Chandrayaan-1、そしてLPSCでははじめてとなる嫦娥。
昨日会場で聞いたNASA担当官の話とぴったりと一致する。最終目標に有人火星を掲げていることはまったく変化なし。「火星の有人探査が最終目標」 月断念受けNASA長官 (朝日新聞) http://bit.ly/945Gct
2010-03-02 22:48:01@elakdawalla I'm also in LCROSS session, with very low bandwidth of Wi-Fi. I'll make summarization of the morning session later. #lpsc
2010-03-03 00:31:49今日の午前のセッションはやはりSPECIAL SESSIONで、ここのところの月探査の特集。LCROSS, Chandrayaan-1、そしてLPSCでははじめてとなる嫦娥。
2010-03-03 04:03:41LCROSSの方は解析が順調に進んでいる。特に噴煙(plume)の解析については、どんな順序で物質が出てきたのかを明らかにする試みが続いている。
2010-03-03 04:04:36日本からはSubaruのチームがLCROSS衝突の観測について発表。しかし、結局は観測できなかったという結論。残念。
2010-03-03 04:05:53チャンドラヤーン1は、総括ということでミッションマネージャのGoswamiさんが登場。いろいろ成果を紹介するという形だった。
2010-03-03 04:06:22昨日NASAのプレスリリースで出てきた「6億トンの月の水」についてはちらっと触れたという感じ。むしろ、昨年9月のM3によるhydroxyl(水酸基)の発見の方が大きかった。
2010-03-03 04:07:08チャンドラヤーン1のいちばんの成果は、M3による水酸基発見で、あとはいろいろ見つけました、という感じで発表がまとめられていた。その意味では探査はあまり成果を挙げられなかったという印象を持つ。
2010-03-03 04:07:50そのあとは嫦娥特集。LPSCで嫦娥が成果発表を行うのははじめて。そのため、座長にも中国系の人が1人混じっていた。
2010-03-03 04:08:33今回の嫦娥の発表は、ちょうど昨年の昨日、嫦娥ミッションが終了したので、1年目特集という感じだったのだろう。会場には多くの中国系の人が来ていた。その一方で、はじめての成果発表にもかかわらず全体の人数は少なく、発表が進むにつれて減っていった。
2010-03-03 04:09:39全体を通して会場の雰囲気は何となくだらーんとした雰囲気が漂っていた。あまりLPSC、それもSPECIAL SESSIONでは体験したことがない雰囲気。少なくとも2年前の「かぐや」のSPECIAL SESSIONはもう少し熱気に満ちていた。
2010-03-03 04:10:33嫦娥の最初の発表は上海天文台の人によるレーザ高度計データを用いた全球立体地図。DEMは約14万点のデータを取得し、1.4km間隔でデータを作った。
2010-03-03 04:11:58以前記事になっていた「玉免」山にも触れていた。ちょうどマリウスの丘のあたり。地形断面図をみる限り、アリスたる超すやマリウスヒルは盾状火山なのではないかという説だった。
2010-03-03 04:13:11次の発表はMicrowave emissionについて。嫦娥にはマイクロ波による探査装置がついていたらしいが、SARとはまた違うらしい。いったいどんな装置なのだろうか?
2010-03-03 04:13:53マイクロ波での探査では表面の温度(放射をみているのだろう)、クレーターの内部、極地域の探査について。極地域には水の痕跡は発見できなかったとのこと。
2010-03-03 04:14:41その次は、嫦娥に搭載されていたIIMという機器についての発表。この機器のデータを使って全球の鉄分布を出したとのこと。この前の人もそうだが、プレゼン、それも英語でのプレゼンに全然慣れていない人。
2010-03-03 04:19:21IIMはImaging Interferometerというらしいが、最後まで機器の正体は不明。スペクトロメータだということはわかったが、かぐやでいうLISMに相当するのか、MIのような単体なのかがわからず。
2010-03-03 04:20:03内容も、クレメンタインのデータを使った場合との比較で、あまりあっと驚くような内容はなかった。おまけに自ら「あまりデータの質がよくないから」という話をされてしまってかなり興ざめ。解析手法もあまり洗練されていないという印象を受けた。
2010-03-03 04:21:02その次は、IIMのうち、ISという機器を使った鉱物のスペクトル吸収帯マッピング。ISはImaging Spctrometerという装置らしいが、どうもかぐやでいうSPに相当する装置らしい。連続したスペクトルを取得できるということだが、詳細ははっきりとはわからない。
2010-03-03 04:22:22発表もこのあたりまで進んでくると、席を立つ人や寝ている人も増えて、会場はなんかたるんだ雰囲気になってきた。
2010-03-03 04:22:49