――という朝方の記憶をぼんやりと思い出しながら、おれは目の前の、まるでお伽話のような光景を見る。盟主さま……ヴァルドリンド国王、マリーネ・クライシェのまっしろな指先が華奢な剣をとり、眼前にかしずく青年へそれを差し出す。
2015-02-17 00:56:20「ひとつ」マリーネの凛としてよく響く声が溢れる。「あなたに軍を与えましょう。先の統率、そしてかの将軍を打ち倒した武勇。一軍の将に相応しい活躍だと聞き及んでいます」 それはまるきり騎士の誓いの儀式のようだった。
2015-02-17 00:56:33つい数刻前までは煤だらけでかまどの石を組んでいたはずの手が、うやうやしく伸ばされて剣を受け取る。「――身に余る光栄です、閣下」響いた声は、確かにメレディスのものだった。くらくらする。なにかとんでもないことが起こっている。
2015-02-17 00:56:51閉ざされていたまぶたがひらいて、メレディスの青い瞳がマリーネの姿を映す。絵画のような、すべての時が止まったような光景の中、何かが動き出しているのを、おれは確かに感じていた。
2015-02-17 00:57:408 「さあ、忙しくなるぞ」■メレディス/同盟/ロード 【HP90/SP13/戦功10】【《足手まといの孤児》/《危険を楽しむ邪紋使い》/《ポーション》】 togetter.com/li/782266 #グランクレスト大戦 #大工房同盟
2015-02-17 00:59:16のちのちちゃんとお話にしますけど、メレディスはロードだけど治める民もいなければ率いる軍勢もいませんでした クレストとイースだけがあった
2015-02-17 01:15:50それにヘンリエッタと酒場の傭兵たちが加わって、軽い傭兵団のような感じになって動いてた のを、今回盟主さまによって正式に軍団長とされた……感じ……だといいな(希望) まあまだ率いる兵の数は少ないんですけど
2015-02-17 01:18:12九日目更新分
【内政/戦功1】メレディス@同盟は領内の森で、いたずら好きの妖精たちに遭遇。根気良く遊びに付き合うなら、疲れはするが薬草の生える場所を教えてもらえてHP-4、SP+2。相手にしないならHP+1。 appli-maker.jp/analytic_apps/… #グランクレスト大戦
2015-02-18 00:08:01「妖精?」メレディスはきょとんと目を瞬かせて、おれの顔と、おれが差し出す薬草を見た。おれの近くでは羽のついた妖精がぶんぶんと飛び回っていたが、メレディスはまるでそれに気付かないような様子で首を傾げる。「前もイースは薬草の自生地を見つけてきてくれたよな」「だから、あれも妖精」
2015-02-18 00:33:03「はあん……」妖精は確かにありふれたものではないが、子供にしか見えないという話は聞いたことがない。しかしメレディスは妖精たちがまるでいないかのようにおれの手から薬草を受け取り、おれの言葉通りに手元の地図へ印をつけた。「見えないの?」「見えねえなあ」
2015-02-18 00:33:13地図を懐へしまったあとで、彼はおれの頭の上あたりを眺めた。そこに妖精はいない。「そのへんにいるのか?」「ううん、おれの……肩の、上あたり」身振りで左肩を示してやると、メレディスはそのあたりに視線を向けて笑みを浮かべた。「ありがとな」
2015-02-18 00:33:29あらまあと妖精が呟く声すら聞こえぬ様子で、そのまま彼は天幕へと戻って行ってしまう。 「なんであいつには見えないの」その背中が見えなくなったあとで、まだぶんぶん飛んでいる妖精にこっそりと話しかけてみる。
2015-02-18 00:34:07「見せてないのよ」「見せてない?」「見られたくないの」また遊ぼーね、と光の軌跡を描いて森へと戻っていく妖精の、独り言のように吐かれた小さなつぶやきをおれは聞き逃さなかった。――彼、すっごく血なま臭いんだもの。
2015-02-18 00:34:189 甘い香水のにおいしか、嗅ぎ分けることはできなかった。■メレディス/同盟/ロード 【HP86/SP15/戦功11】【《足手まといの孤児》/《危険を楽しむ邪紋使い》/《ポーション》】 togetter.com/li/782266 #グランクレスト大戦 #大工房同盟
2015-02-18 00:36:51十日目更新分
【入手/戦功1】メレディス@同盟は戦火に焼けた村で、親を失い絶望している孤児を見つけた。何の役にも立たないが、連れて行くなら《足手まといの孤児》を得る。かわいそうだが無視するならHP+3。 appli-maker.jp/analytic_apps/… #グランクレスト大戦
2015-02-19 00:01:16