ライスのアニメ感想:#39 STARDRIVER 輝きのタクト(11)
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STARDRIVER 輝きのタクトEp.11「サイバディの私的活用術」 おとな銀行編二回目。けど、三回目は次回?もしかして1クールの締めに向けてるのかも。そんなこんなでシモーヌさんのお話。
2010-12-13 00:15:20話の大筋はミセス・ワタナベのお付きであるシモーヌさんは実はミセスワタナベを嫌っていて、またその夫のレオン・ワタナベの実の娘であった。彼女はミセス・ワタナベを出し抜きたいがため、あれこれ画策するが結局はミセス・ワタナベの手の内で踊っていたに過ぎないという。
2010-12-13 00:21:53なんだろうなあ、物語の表層で動く話はこんなものなんだろうけども、話の水面下で動いている話がそこここにありそうなエピソードだったようにも。
2010-12-13 00:23:32それを全て読み取るのはなかなか難しいところではあるよなあ。ただミセス・ワタナベが世の中をゲームのようにしか見ていないような冷めた視点で見てるのは相変わらずで、そこら辺は子供なのかなあという気はする。
2010-12-13 00:28:29今回はシモーヌさん自体のエピソードはさほど重要じゃなくて、暗喩とも隠喩とも取れる描写の数々を見ていくお話だったんだろうなあ。一番顕著だったのは、ワコがプールの真ん中で歌うところとか、スガタがヘッドと接近してるところとか、シモーヌとタカシが船の遊技場で語らうところとか。
2010-12-13 00:31:33ワコが円形の舞台の上で歌うってのは、言わずもがな、巫女が歌うこととゼロ時間が密接に関係しているように見えた。ゼロ時間も円形の空間で、巫女が歌うことでよびだされるというか、ある種のファンファーレである。
2010-12-13 00:36:24こうやって、ワコが幾度となく歌っていることは今後、皆水の巫女がゼロ時間はもとより第三フェーズに関わる場合を予見してるようにも見えました。ここらは今後の複線っぽい。
2010-12-13 00:38:58その一方でスガタはヘッドと出会い、ヘッドに感化されて、ワコの制止を振り切ってまで、ゼロ時間内でのタクトの決闘の手助けをする。ここら辺は不安を煽られます。今はまだ歯止めが利いている。けど歯止めが利かなくなったら、どうなるという面も。
2010-12-13 00:42:54ヘッドの言うところの「才能は何か意味があって神様が与えたくれたもの、使わなければ意味がない」というのは聞きようによっちゃ、神の福音にも悪魔の囁きも聞こえる。「使ってもいいんだ」と「むやみに使ってはいけない」を履き違えるのはいけないと思うのだけれど。スガタにはどう聞こえたんだろう。
2010-12-13 00:49:10それとタクトが銀河美少年といわれているように、スガタもヘッド認定で「美少年」とされたのも要注目ではあるところ。今後二人の美少年の歩む先は、同じ方向を向いているのだろうか。
2010-12-13 00:51:57あとこれは以前から、指摘されていることだけどヘッドが絵を描いているというのが明確になったおかげであらためて、ヘッドと炊くとの関係が親子じゃないかという疑惑もおぼろげながら見えてきた感じ。色々と謎は深まるばかりだなあ。
2010-12-13 00:53:05あとタカシとシモーヌの会話の描写。これは某所の感想でなるほどと思ったところではあるんですが、タカシが(元?)バニシングエイジなのではという。その根拠としてはダーツ盤とそこに突き刺さったダーツ。バニシングエイジの面々もダーツをたしなんでいるところからの暗喩でないかということ。
2010-12-13 00:59:57そう考えるとシモーヌとタカシの関係が怪しげな雰囲気に包まれてるのがなんとなく分かるかな。バニシングエイジなのかもしれないタカシにいいように操られているシモーヌ。自分の主にも、寄り添う彼氏(なのかどうか分かりませんが)にも踊らされている彼女。うーむ。
2010-12-13 01:02:47先ほど、今回のシモーヌ自体のエピソードはあまり重要じゃないといいましたが、それでも彼女の境遇とか状況はやっぱり暗喩になってるんだろうなあと。結局踊らされている状況といい彼女の姉妹関係といい、日死の巫女編とリンクはしている。
2010-12-13 01:06:00シモーヌの状況とマリノ(マンティコール)の状況というのはやっぱり重なるものがあって、結局マリノも綺羅星十字団に踊らされているだけなのではという疑惑は立つこともさることながら、やっぱりミズノもマリノがどんなことをやっているのかは分かったうえで何も言っていないのかもしれない。
2010-12-13 01:09:20さらに言えば、ミセス・ワタナベにシモーヌがやっぱりこの女が嫌いだって言うのはマリノがミズノのことを何所か嫌っている節があるのかもしれない。
2010-12-13 01:14:17それはミセス・ワタナベのサイバディの私的活用は結局シモーヌの治療に使われていたみたいな台詞も姉のミレーヌが言っていることからも、優しさが返って、その人にとって見れば毒、あるいは余計なお世話にしかならない場合もあると言うことの表れなのかもしれないなあ。
2010-12-13 01:17:53そもそもミセス・ワタナベも相当に人が悪いし、ミレーヌとかもひどい。シモーヌは踊らされていることを知らなければ、こういうことにはならなかったかもしれないが、姿が今回の中で言っていたようにシモーヌは「与えられた役割をこなすことが得意」なだけ人間なのかもしれない。
2010-12-13 01:20:51見ていて、呆然と立ち尽くす以外ない話の終わり方をしていて煮え切らない印象が強いなあ。ただまあシモーヌが「やっぱりこの女は嫌いだ」と言ってくれたおかげ、少しは溜飲が下がりましたがまあ、いやな人間関係の話だなあ。
2010-12-13 01:23:28あ、あとシモーヌとマリノがリンクしてるところがありましたね、シモーヌが綺羅星十字団のコスチュームに着替えるところでのかがみに向き合うところ。あそこで「自分の顔を見たのはいつ以来だろうか」とシモーヌが逡巡しますが、これはマリノにも当てはまりますよね。
2010-12-13 01:25:29マリノはミズノばっかり見ていて、自分を見返していない。今回もミズノと演劇部の練習を外からずっと見ているシーンがあって、ミズノに「好きだからずっと見ていたんだよね」って言われたあとにタクトがクローズアップされる。ここら辺はマリノの自我みたいなものが出てるように思えます。
2010-12-13 01:27:44それとこのシモーヌのシーンは四角い箱のように切り取られて、鏡と対話しているようにも見えましたが、ここらへんはウテナの黒薔薇編、診療室の自己対話にも似てる。彼女だけは深く沈んでいくイメージが。それはマリノも一緒かなと。
2010-12-13 01:30:09やっぱり、こうやって見ていくと、断片的な描写をシモーヌさんの話を軸にして伏線を張ってみたと言う話なんだろうなあ。表層で流れている話とその下で流れている話と二枚舌の構造になっている。やっぱり全部読み解くのは難しいです。
2010-12-13 01:32:08あ、あとこれは気付いたことですが、綺羅星十字団の部隊は部隊ごとにコスチュームの襟がトランプのマークになってますね。バニシングエイジはスペード、ブーゲンビリアはハート、おとな銀行はダイヤ、フィラメントはクローバー。
2010-12-13 01:35:54化学ギルドは別働隊なのか、道化師みたいなコスチューム。となるとジョーカーなのかな。第一隊のエンペラーは存在していないけど、スガタが綺羅星十字団に入る場合を考えると、キング=エンペラーってことになりそう。
2010-12-13 01:39:02