忍殺二次創作【ジャスト・スナップショット・オブ・ゼム】その2(実況付き)
- RiverInWestern
- 12798
- 0
- 0
- 0
「その判断で問題ありません。……少々不愉快ですが」顔を上げたディスコテークは踵を返し、ドージョーの出入り口へと向かう。「あ、あの!」後ろからかかったブラックキャットの声に、彼は足を止めた。「アリガトゴザイマス。組手、楽しかったです!」29 #4215tk
2015-03-25 22:03:28ディスコテークは肩越しに振り向いた。晴れ晴れとした笑顔のブラックキャットと目が合う。「……それはよかった」そうとだけ言い残し、ディスコテークはドージョーを去る。あとはサイバ・ラボの面々に任せればよい。(……鍛え直しが必要か)彼は心中でそう思案した。30 #4215tk
2015-03-25 22:06:12◇客電◇以上で本日の投下は終了です。今回の掌編はブラックキャットのワザマエの描写だったり、まだ出してなかったセクレタリーやトレメンダスの顔出しだったりをできてとてもよかった。実況してくださった皆様、アリガトゴザイマス!まとめは早めにやります◇客電◇ #4215tk
2015-03-25 22:08:51◇おまけ◇サイバ先生は独断であるものをとってしまうような悪質な暗黒非合法サイバネ技師ではない。ごあんしん?ください◇以上です◇ #4215tk
2015-03-25 22:11:46ディキディキディキディキ、ラブイズディザスター……ラブイズユー、ユーアーラブ……アイヘイトラブ……車内には小さなボリュームでエレクトロダークポップが流れている。それは屋根に打ちつける重金属酸性雨と混ざり合い、ゼンめいたアトモスフィアを生み出していた。1 #4215tk
2015-03-27 22:36:07運転席は空席。助手席では青紫基調のネコネコカワイイめいた重サイバネ者が深くもたれかかっている。彼……然り、彼だ……は目を閉じ、ゆっくりと自らの膝を指で叩いている。ギュウイーン……ラブ……曲がリピートする。その時、運転席側のドアが音もなく開かれた。2 #4215tk
2015-03-27 22:40:16顔を覗かせたのは、黒いLANケーブルを髪の代わりに移植した、褐色肌のネコネコカワイイめいた重サイバネ者だ。「ドーモ、ディスコテーク=サン。今戻りましグワーッ!?」彼……然り、こちらも彼だ……は最後まで言葉を終えることなく、ドアの外へと吹き飛ばされる。3 #4215tk
2015-03-27 22:44:34ディスコテークと呼ばれた重サイバネ者は、繰り出した拳をゆっくりと降ろした。「何を……」抗議しようと口を開けかけた黒い重サイバネ者は、着用したサイバーサングラスに着信が入ったことを確認する。相手の名はrose。見覚えのあるハンドルネームに彼は顔をしかめた。4 #4215tk
2015-03-27 22:52:35# CAT3 :rose: hiya。disco今音楽ザゼン中。邪魔は自殺行為。OK? | # CAT3 :bcat: 把握。そういうのはもっと早く教えろ | # CAT3 :rose: 聞かれなかった。今タオル出す | 5 #4215tk
2015-03-27 22:56:16IRC通信の終了とともに、後ろのドアが開いた。後部座席を陣取り寝転がっていた赤紫のネコネコカワイイ風重サイバネ者が、無造作にタオルを投げてよこす。舌打ちを抑え、彼はそれをキャッチした。彼女……ワイルドローズはいつもこの調子だ。6 #4215tk
2015-03-27 23:00:20手早く体を拭き、車内へ滑り込む。タオルを後部座席へ投げ込み(無論、ワイルドローズがしっかりとキャッチしている)、彼……ブラックキャットは助手席で微かに揺れるディスコテークへとIRC通信を確立させた。状況がどうあれ、報告は大事である。7 #4215tk
2015-03-27 23:04:12手早く体を拭き、車内へ滑り込む。タオルを後部座席へ投げ込み(無論、ワイルドローズがしっかりとキャッチしている)、彼……ブラックキャットは助手席で微かに揺れるディスコテークへとIRC通信を確立させた。状況がどうあれ、報告は大事である。7 #4215tk
2015-03-27 23:51:18