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【酔いどれ探偵】「ほろ酔い期」から「泥酔期」にかけて、一段と推理能力が向上する。ただし、事件関係者に無駄に絡んできたり、呂律が回らなくなって聞き取れなくなる。そして何より酒臭い。最後は酔いつぶれて事件解決。
2010-12-18 21:24:10これに近い本格ミステリが実在するw カート・キャノンじゃないよ。RT @hyakuishi 【酔いどれ探偵】「ほろ酔い期」から「泥酔期」にかけて、一段と推理能力が向上する。ただし、事件関係者に無駄に絡んできたり、呂律が回らなくなって聞き取れなくなる。そして何より酒臭い。//
2010-12-19 21:41:48ハーバート・レズニコウ『音のない部屋の死』(ミステリアス・プレス文庫)って、陽気な社長が酔っぱらって天啓のように物理トリックを看破するんじゃなかったっけ。RT @hyakuishi 【酔いどれ探偵】「ほろ酔い期」から「泥酔期」にかけて、一段と推理能力が向上する。
2010-12-19 21:42:55そしてクールな社長の息子がロジックで真犯人を指摘するという分業制(だったと思う)。物理トリック=直観、フーダニット=ロジック、という分業の、一見バカバカしいけど深い(ような気がする)ありように感心した憶えが。好きな作品です。トリックの即物的でバカな感じもかわいらしい。
2010-12-19 21:44:49まあでも酔っぱらい探偵ではローレンス・ブロックのマット・スカダー以上にテーマと設定が緊密に結びついていて素晴らしいものはないと断言できる。謎解きじゃないけれど、ミステリ史の上でもスカダー・シリーズは恐ろしく尖鋭的だし、それと酔いどれ性は不可分だ。
2010-12-19 21:49:57@Schunag リプライありがとうございます。カート・キャノン以外にもいるのですか。知りませんでした……。『音のない部屋の死』もスカダー・シリーズも面白そうなので読んでみます!
2010-12-19 22:03:51@hyakuishi 『音のない部屋の死』は単に愛すべき珍品という程度なので話半分でお試しください。ブロックのスカダー・シリーズは80-90年代の20年間の現代ミステリで最高のものの一つだと思います。
2010-12-19 22:12:25ローレンス・ブロックの至高の私立探偵小説マット・スカダー・シリーズ、勿論最初から順番に読むのがベストですが、まずは第4作『暗闇にひと突き』を読み。そこから順番に読むのでもいいと俺は思います。あるいは番外編『聖なる酒場の挽歌』からもアリ。
2010-12-19 22:14:08というかローレンス・ブロックなら短編集『おかしなことを聞くね』(ハヤカワ文庫)からの3冊を読む手もあるか。この三冊は『招かれざる客たちのビュッフェ』、ピーター・ラヴゼイ『煙草屋の密室』と並ぶ素晴らしい短編集だと思う。
2010-12-19 22:16:47酔いどれだと全ての酒好きミステリ・ファンが惚れたり萌えたりして大変なクレイグ・ライスの生んだマローン弁護士先生がいるではないですか!(忘れてた)
2010-12-19 22:18:46大はずれ&大当たり、大好きです。 RT @Schunag クレイグ・ライスは素晴らしいよなあ。ライスとA・A・フェアこそがアメリカのミステリの最良の部分の結晶という気がする。
2010-12-19 22:25:42フェイバリット短編のひとつ「夜明けの光の中に」をはじめて読んだのは多分PWAのアンソロジー『探偵は眠れない』(上下二巻/ハヤカワ文庫)ではなかったか。スティーヴン・グリーンリーフの信じられないくらい素晴らしい短編「アイリス」もこれに入っていたはず。
2010-12-19 22:42:022巻目『卑しい街を往く』がちょっとだけ落ちるけど3巻目『探偵たちの誇り』はやはり見事に粒揃いで、このアンソロジーは80-90年代のアメリカの私立探偵小説が本当に素晴らしく成熟していたことの証左だと思う。ほんとにいいんだ、この3冊(というか4冊か)。
2010-12-19 22:44:01