「彫刻の森美術館とピカソ館」
- kazuhiroobata16
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(1)先日、「彫刻の森美術館」に旅行で来ていた強羅温泉滞在中に足を運んでみた。この美術館には初めて来たわけだが、ここに感じたことを書き下ろそうと思います(以下、森美術館と記述する)強羅にある森美術館は、自然の中に存在していて、その建築様式と自然が絶妙な状態で調和している。
2015-04-24 09:36:54(2)外部には主に彫刻が点在しており、また子供達も気軽に来れるよう遊具類もあったりとなかなかいいところだ。特に僕の目を引いたのは、ピカソ館で、初めて美術館でピカソの絵画に触れることが出来たことは大変ラッキーであったと思う。今回のツイートでは、ピカソの絵を見て感じたことを中心に
2015-04-24 09:40:53(3)書いてみたいと思う。ピカソの絵というと、大抵の人々は奇抜で無作為な絵を想像するだろう。本来のタッチは繊細にも関わらず、敢えて崩した絵を描くといった印象は、基礎知識として僕にもあったわけだが、今回、実際に鑑賞してみて、その印象が少し異なったものになった。最も深く印象に残ったの
2015-04-24 09:44:51(4)が、絵画の中での対称性である。人物にしても目の位置、表情が一つの中で異なっており、対称性がある。またタッチにしても繊細な細線と陰影に対して崩した油絵が一つの絵画に纏まっている。僕が感じたことはピカソ自身が、人間の中にある多様性というか二面性、心理の裏表について繊細に感じてい
2015-04-24 09:48:39(5)たのではないかと想像する。これまで何度か美術館に行った時にも感じたことではあるが(ゴッホにしても、ダヴィンチにしても)書き手自身の思いいかに絵の中に封じ込めることが出来るかという点においては全てに共通するのかもしれない。今回のピカソについても同様に感じ取ることが出来た。
2015-04-24 09:51:45(6)一見、無作為に見える絵の中に、書き手の信念や創造性が内在する。そして、それが人間という性の本質が見えてくるところに芸術性が生まれると僕は強烈に感じた。そしてどこか僕自身の中でどこか、むずむずしたような感じ(これは感性を刺激されているのであろう)が生まれたことが大きな発見であ
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