榛名と葛城で「ハルカツ」

三月　秀嵐 @marchwind17

TLに流れてくる葛城の話を見ていると、瑞鶴に失礼な態度（葛城目線）をとる人をことごとく注意していった結果、逆に居心地の悪くなる瑞鶴が見えるのですが。そして、同じ呉にいた榛名の言葉なら葛城も言う事を聞くんじゃないかと思って、榛名に相談する瑞鶴。

三月　秀嵐 @marchwind17

瑞鶴「榛名、相談があるんだけど」 榛名「何です、瑞鶴」 瑞鶴「葛城の事なんだけど」 榛名「葛城さん？ 可愛いですよね、彼女。瑞鶴も妹が出来たみたいで嬉しいんじゃありません？」 瑞鶴「そうなんだけどさぁ」

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榛名「ああいう妹、榛名、憧れます。霧島は双子みたいなものですから、あまり妹という感じはしなくて。榛名も末っ子みたいなものですから」 瑞鶴「いや、でも、あれはやり過ぎというか」 榛名「葛城さん、いつも瑞鶴の事を気にかけているみたいですし。いい妹が出来て良かったですね、瑞鶴」

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瑞鶴「……」 榛名「で、相談事ってなんですか？」 瑞鶴「あ、いや、やっぱりいいや」

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って、感じで榛名の笑顔の前に葛城のことを相談できなくなる瑞ください。漫画で（） ちなみに、流れとしてはこれが元。 twitter.com/marchwind17/st…

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葛城「あ、榛名」 榛名「葛城さん、ここの生活には慣れましたか？」 葛城「はい。ただ、問題が」 榛名「何かしら？」 葛城「榛名に相談していいのかどうか」

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榛名「榛名はここの秘書艦です。それくらい、お安いご用です」 葛城「じゃあ、相談しようかな」 榛名「はい」 葛城「ここの人たちは瑞鶴先輩への態度が悪いんです！ そう思いませんか！」 榛名（え？）

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榛名と葛城で「ハルカツ」

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葛城「大体、みんな瑞鶴先輩に馴れ馴れしいんですよ！ そりゃ、瑞鶴先輩が親しみやすいのはわかるけど」 榛名（瑞鶴の相談って、もしかして） 葛城「でもね、瑞鶴先輩は激戦を繰り広げた一航戦なのよ。少しは敬意を払うべきなのよ！」

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榛名「それで、葛城はどうしたのかしら」 葛城「だから、瑞鶴先輩の素晴らしさをみんなに伝えて、敬意を払うように伝えたわ」 榛名（なんてことを……） 榛名「えーと、それでどうなったのかしら」

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葛城「そこまでは良かったんですけど。瑞鶴先輩も笑って、お礼もいただいたんですけど。それからというもの、瑞鶴先輩が日に日に元気がなくなっていて。それで、私、瑞鶴先輩を元気づけたいんです！」 榛名（瑞鶴、ごめんなさい！ 榛名が間違ってました！）

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榛名「そうね、まず、瑞鶴だけど」 葛城「榛名」 榛名「はい？」 葛城「瑞鶴『さん』」 榛名「え？」 葛城「だから、瑞鶴『さん』」 榛名（……これは少し厳しくいかないといけませんね）

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榛名「葛城、いい加減にしなさい」 葛城「え？」 榛名「あなたのやっている事は、瑞鶴にとっても、この鎮守府にとっても迷惑です」 葛城「そんな！ だって、水郭先輩は喜んでくれたし」 榛名「瑞鶴は優しいですから。あなたを傷つけたくなかったんでしょう」 葛城「……」

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榛名「あなたが瑞鶴の事を好きなのはよくわかります。尊敬しているのもわかります。榛名も友人として嬉しいです。でもね、葛城。あなたがわざわざ瑞鶴の活躍を伝えなくても、みんな知ってますよ」

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榛名「瑞鶴がどれだけ辛い戦いを続けてきたか。だからこそ、幸運の空母の名に恥じないように、今度はみんなを守れるだけの力を手に入れるために努力している事も。この鎮守府にいる人は、みんな知ってるんです。仲間ですから」

三月　秀嵐 @marchwind17

葛城「仲間……」 榛名「はい、仲間です。みんな、そんな瑞鶴が大好きなんです。葛城さんに負けず劣らず。だから、葛城さんが瑞鶴の武勇伝を広めなくても大丈夫なんです」

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葛城「仲間だから、みんな瑞鶴先輩に馴れ馴れしかったの？」 榛名「みんな、瑞鶴に気を許していたんです。瑞鶴も、みんなに気を許していたんです。みんなに囲まれている瑞鶴、楽しそうじゃなかったですか？」 葛城「あ……」

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榛名「気づいたみたいですね。では、瑞鶴が元気になる方法もわかりますよね？」 葛城「はい。まずは瑞鶴先輩に謝らないと」 榛名「でも、瑞鶴が羨ましいな。こんな可愛い後輩に愛されて」 葛城「でも、私、一人で空回りして、迷惑かけて」

三月　秀嵐 @marchwind17

榛名「そんなこと気にしなくていいですよ。榛名も、みんなも、怒ってるわけじゃないですから。瑞鶴を大好きな人が、瑞鶴は凄い人だって、言うから、ちょっと悪乗りしているだけです」 葛城「ぷっ……何よそれ。というか、それって、瑞鶴先輩をからかってるんじゃ」

三月　秀嵐 @marchwind17

榛名「はい、その通りです。言ったでしょう、みんな瑞鶴が好きだから、ついからかっちゃうんですよ」 葛城「あははは……瑞鶴先輩、良い人に囲まれていて良かった」 榛名「何を言ってるんですか。あなたも、そのいい人ですよ」 葛城「私が？」

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榛名「はい。さ、瑞鶴の所に行くんでしょう。善は急げと言いますよ」 葛城「うん、わかった。今日はありがとう、榛名！」 榛名「はい。榛名でよければ、いつでも相談の相手になりますよ」

三月　秀嵐 @marchwind17

瑞鶴「榛名」 榛名「あら、瑞鶴。盗み聞きとが感心しませんね」 瑞鶴「その、ありがとう。葛城の事」 榛名「いえ、榛名は当然の事をしたまでです。瑞鶴には笑っていてほしいですし、葛城さんもみんなと仲良くして欲しいですから」

三月　秀嵐 @marchwind17

瑞鶴「榛名……あんた、本当にいい子ね。……ところで、みんなで私をからかっていたって何！？」 榛名「当然じゃないですか。提督含めて、悪乗りする人ばかりじゃないですか」 瑞鶴「あ……」

三月　秀嵐 @marchwind17

榛名「まあ、後でみんなを集めてからかうのはやめるように言いますね」 瑞鶴「お願い」 榛名「で、瑞鶴。あなたこそ、早く葛城さんの所に行ってあげないと。慣れない鎮守府を必死に探し回ってますよ」 瑞鶴「あ、そうだね。探してくるよ。いろいろとありがとう、榛名」

三月　秀嵐 @marchwind17

榛名「この程度なら、いつでもお安い御用です」