認知言語学の教科書の間違いから、読みにくい言語学者の名前まで #gengo

David Leeの認知言語学の教科書の生成文法(Tough構文の分析)に関する説明がいーかげんだった → Controlのmovement analysisの話 → Boeckxって読めないよね の順番に話題が展開。
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Mitchara @Mitchara

認知意味論を再勉強すべくLeeの訳書を読んでたらこんな説明を発見。えっ "The crossword is difficult to solve" は生成では基底の主語位置にIP補語を置く形で「通常扱われる」…!? http://twitpic.com/3iz65p

2010-12-24 15:00:48
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Mitchara @Mitchara

ちなみにこれ原書は2001年の本です。LeeさんGBもMinimalistも知らないのかな…。それとも私が不勉強なだけでこういう分析もあるのかな…。教えて生成の人。

2010-12-24 15:01:52
Mitchara @Mitchara

まあこのSってのがVPなのかIP/TPなのかわからないと何も言えないな。

2010-12-24 15:04:50
Mitchara @Mitchara

やーこれはひょっとしたら私の統語論に対する理解が間違ってるのかもしれないけど、もしこれがLeeさんの誤解なら、この教科書の原書が再版もされなくなった理由が分かるかもしれん…。ことによっては @LingBooks 除籍も検討。

2010-12-24 15:12:07
@koubemanzou

認知意味論の文献ではcomplement object deletionとそれを引き継ぐ分析は通常無視される。う〜んって感じ。

2010-12-24 15:13:32
ぼいす @voice0726

@Mitchara Leeの生成に関する記述は真に受けてはダメですw

2010-12-24 15:13:39
@koubemanzou

Leeの本は全体としては悪くない。

2010-12-24 15:15:29
Mitchara @Mitchara

たしかにLeeさんの言うとおり*The violin is nice to play quietlyとか言えないからraiseされる要素に意味的な制約があることは確かなんだ。でもこんなのラド赤レベルの教科書にも書いてあるじゃないの…

2010-12-24 15:17:08
Mitchara @Mitchara

@voice0726 原著が消えてった理由がわかりましたw 同僚指摘しなかったのか…

2010-12-24 15:17:57
koda_TO(造反有理) @koda_TO

@Mitchara なんだかタナカッチャンが入ってますね、これ。。。

2010-12-24 15:19:11
Mitchara @Mitchara

認知の人には役立つ教科書らしいので、LingBooksには注意書きだけ入れておこう。

2010-12-24 15:19:57
Mitchara @Mitchara

@koda_TO 原著2001年ですからね…。いやん。

2010-12-24 15:20:20
koda_TO(造反有理) @koda_TO

@Mitchara GBのチョム御大のTough構文の所ぐらいは抑えておけとですね…

2010-12-24 15:23:51
Mitchara @Mitchara

あっそうか…orz RT @koda_TO: つーか、Tough構文をRaisingって言う神経がわからんわ。

2010-12-24 15:26:02
@koubemanzou

人が書いた教科書をみるといろいろケチをつけたくなるけど、自分イチから書いたらもっとろくでもないものにしあがってしまうのは明らかなのだよなあ(某先生談)。

2010-12-24 15:26:43
Mitchara @Mitchara

@koda_TO これはいい藁人形。や、せっかくのお酒をまずくするようなものをお見せしてしまってすみませんw

2010-12-24 15:27:10
ぼいす @voice0726

@Mitchara なるほど…それもあるかもしれませんね…確かに誰か指摘してあげればいいのにw あそこ以外は割といいと思うんですが

2010-12-24 15:32:15
Mitchara @Mitchara

@voice0726 あ、認知の解説はとってもわかりやすいですー。学部時代に通読したはずなのに結構抜けてますorz

2010-12-24 15:33:43
koda_TO(造反有理) @koda_TO

@Mitchara というか、Tough構文って最近全く取り扱われていないんですよ。Minimalismでやろうとすると恐らくHornsteinの移動によるControlの分析を借りるのが一番手っ取り早いんでしょうけど。まあ、Tough構文自体、類型論的に珍品みたいですからねえ。

2010-12-24 15:35:00
Mitchara @Mitchara

@koda_TO え、ToughをControlでですか?勉強不足でお恥ずかしいです…。とりあえずHornsteinの赤本から読みます…

2010-12-24 15:41:43
ぼいす @voice0726

@Mitchara ですよね!なのでLingbooksから抜くには惜しいので注意書の方宜しくお願いしますw

2010-12-24 15:43:03
Mitchara @Mitchara

@voice0726 了解ですー入れときましたw しかし、これは今後一層の学派間対話が…じゃなかった、あの、イブはイベントに集中してくださいw

2010-12-24 15:45:09
Ryo Otoguro @otoguro

@Mitchara これ,LangackerのLanguageに載ってたraisingの分析を紹介しようとして,D. Leeの生成の知識のなさ故,変なことになってるってオチなのでは.

2010-12-24 15:48:52
Mitchara @Mitchara

@otoguro あ、そうです。ラネ95の分析を紹介するくだりです。

2010-12-24 15:50:46
koda_TO(造反有理) @koda_TO

@Mitchara 最近のHornsteinの主張はControlもRaisingと同じ取り扱いをするべきだというものです。したがって、一つの項が複数のθ-roleとCaseを持つことが出来て、Surface Realizationは形態論などでやっちゃおうと。

2010-12-24 15:51:48