青空文庫の予備知識

Keisuke Katsuki @kskktk

【拡散希望】本の未来基金と青空文庫で新しいプロジェクトを立ち上げました。ぜひご参加ください！ / 「Code for 青空文庫」アイデアソン #1 : ATND atnd.org/events/66230

大久保ゆう @bsbakery

というわけで私も「Code for 青空文庫」でご挨拶します。たぶん「５分でわかる青空文庫」的なこともしゃべると思います。（設計思想的にここだけは外してはいけない、というところがありますもので） どうぞよろしくお願い申し上げます。

大久保ゆう @bsbakery

当初は、各種サーバの全容を知るのは富田さんだけ（まさしくブラックボックス）……という状況だったのが、多くの方の努力のおかげで何とかここまで辿り着けました。みなさま本当にありがとうございます……そしてこれよりのスタートをよろしくお願いいたします。

大久保ゆう @bsbakery

もう少し説明を加えると、本のデータ自体は共有できるんですが、電子化の作業自体を共有するにはハードルがあるということでもあるんですよね……青空文庫は「書架」であるとともに「活動」でもあるんです。そこをどう再構築するかが将来的問題。 twitter.com/kskktk/status/…

大久保ゆう @bsbakery

とりあえず予備知識としては ・青空文庫のgithubはもうあるよ（公開分のみ） ・データのマネタイズはできたとしても活動のビジネス化はきついよ（できても恐ろしいブラック企業になる） ・ＤＢはそもそも活動の省力化のためのものだったんだよ ・ＤＢには作業中のもの含めた資産があるよ……

大久保ゆう @bsbakery

青空文庫の予備知識２ ・「青空文庫早わかり」 ・「青空文庫のしくみ」 ・「青空文庫ＦＡＱ」 いずれも2014年の年始に、現状に合わせて更新されています。旧版でなく新しい方をトップページのリンクからご一読ください。 aozora.gr.jp

大久保ゆう @bsbakery

青空文庫予備知識３ ・青空文庫はおかげさまで現在お金には困ってない （会計上の年間費用130万位で推移、大きな問題があった時のためにも基金ができる前からお金は積立てている） ・費用の半分以上がサーバやＤＢにまつわるもの ・これまでサーバの無償提供はあったけど色々あって現状へ

大久保ゆう @bsbakery

青空文庫予備知識４ ・現在ＤＢを使っている青空文庫ボランティアの人々は必ずしもコンピュータに詳しい人ばかりではない ・実はあとツール（組版案内）用のレンタルサーバが１つあり、常用ツールは各個人のサイトにかなり散らばっている（ＦＡＱ参照） ・Wikiでの共同作業は既に翻デジでできる

大久保ゆう @bsbakery

青空文庫予備知識５ ・青空文庫は「あえて」作品から対価を得ていない ・そのため昔から作品以外のところでマネタイズできるよう努力してきた ・文庫内の作品htmlに広告を貼らないのもそれが理由 （その線引きを守らずに営利を行ってしまうとボランティアからの搾取になるため）

大久保ゆう @bsbakery

青空文庫予備知識６ ・現行ＤＢが生まれた背景については、富田倫生「永久機関の夢を見る青空文庫」に詳しい attic.neophilia.co.jp/document/perpe… ・「徹底的な他力本願主義」とその「拡大」 ・「組織なし、資金なしでも回り続ける仕組みをいかにして確立するか」

大久保ゆう @bsbakery

青空文庫予備知識７ ・「壁を壊すことで、分散化した作業の担い手を生む母集団を、極大化する。そのような試みを執拗に、自覚的に継続していけば、青空文庫を永久機関に近い形で継続できるのではないか」 ・その後もこうしたステップを、他のことでも意識的に行っている