【GUNNER】- MASKEDGUNNER Fighting at KANOYA Base -

仮面ガンナー,鹿屋基地へ。そこで見たものは…。
1
AKITO @MASKEDGUNNER

・望まぬならミュート推奨… ・提督に続いて俺も書く…! ・ちょっとしたコラボな……

2015-07-03 23:21:43
AKITO @MASKEDGUNNER

「マスクドガンナー・ファイティング・アット・カノヤベース」

2015-07-03 23:22:21
AKITO @MASKEDGUNNER

とある海。「艦隊指揮の世界」で戦い続ける仮面ガンナーは、とあることに気がつく。それは、こっちに来てから何週間か経つが、未だに陸地らしい陸地を見ていないということだ。 1

2015-07-03 23:25:16
AKITO @MASKEDGUNNER

「どうしたの?ご主人様?」仮面ガンナーが手に持っているエスカドライザーEVOから、秘書艦である漣が問いかける。「なんか考え込んじゃって。心配事でもあるの?」 2

2015-07-03 23:27:19
AKITO @MASKEDGUNNER

「ん…ああ…戦い続けてはいるが…言ってしまえば…艦娘以外の有機生命体にほとんど遭遇してないな…と思ってな…」仮面ガンナーが呟く。確かに海には魚や海鳥なんかは生息している。だが心配になったのは、艦娘以外の人間を見ていない…という点だったのだ。 3

2015-07-03 23:29:48
AKITO @MASKEDGUNNER

「んー…まあ確かに、ご主人様と出会ってからずっと海しか見てないかな?」漣が答える。「いっそ出会った艦娘にインタビューでもしちゃう?」漣のこの提案に仮面ガンナーは「なんだ…痛めつけて尋問でもするのか…?」と返す。 4

2015-07-03 23:33:56
AKITO @MASKEDGUNNER

「いやいやそんな必要はないんじゃないかな?w」漣が苦笑しながら答えた。仮面ガンナーはデータ収集と称して、時々ではあるが付近にいる艦隊に攻撃を仕掛けていたりする。その際、仮面ガンナーは全力を出すため、その攻撃を受けた艦隊が撤退していくこともよくある。 5

2015-07-03 23:36:43
AKITO @MASKEDGUNNER

しかし仮面ガンナーは知る必要があった。この世界の事も、艦娘の事も、そして…深海棲艦の事も。調べれば調べるほど謎が深まるこの世界について、仮面ガンナーは調査の必要があると判断したのだ。 6

2015-07-03 23:40:47
AKITO @MASKEDGUNNER

「だが…漣……」仮面ガンナーは問う。「お前にも…元々は提督がいたのだろう…?」漣はいわば仮面ガンナーが勝手に拾った艦娘である。敵の攻撃から自分を庇い、目の前で死んでいった彼女を放ってはおけなかったが、それでも、漣がいわゆる鹵獲兵器みたいになっているのは事実だ。 7

2015-07-03 23:44:30
AKITO @MASKEDGUNNER

「まあ確かにいたけど…今更戻れないだろうしなぁ…。」仮面ガンナーがFGWとして蘇生させたとはいえ、漣は一度轟沈したことになっている。記録としては、もはや沈んだ艦娘など所属もクソもない、という感じに彼女は考えているのだろう。 8

2015-07-03 23:49:56
AKITO @MASKEDGUNNER

「まあでも…お前がいいのなら…俺はお前に協力して欲しいものだがな…?」「もっちろん!だって命の恩人だよ?」「ああ……お互いにな……」そんな会話をしていると、ライザー内のVR鎮守府から別の声が。 9

2015-07-03 23:51:58
AKITO @MASKEDGUNNER

「なあなあ、なんでもいいんだけどさ、あたしたちの事も忘れないでくれよな?」「私たちも…似たような境遇ですしね。」それぞれ重巡洋艦級FGW・摩耶改と戦艦級FGW・扶桑改の声だ。「あたしももうだめだと思ったけど、まさかこんな形で復活するとはね。びっくりだぜ!」 10

2015-07-03 23:56:38
AKITO @MASKEDGUNNER

「私も…まだやらなきゃいけないことがあるわ…。伊勢や日向には…負けたくないの!」扶桑が突然何かに取り憑かれたようにブツブツ呟き始めた。というのも、この扶桑は轟沈する前の記憶が中途半端に残っており、時々それに支配され周りが見えなくなることがあるのだ。 11

2015-07-04 00:01:38
AKITO @MASKEDGUNNER

「また始まったか…扶桑……」仮面ガンナーはまたかという感じでため息をついた。「まあでも摩耶…VR鎮守府の住み心地…悪くないだろう…?」仮面ガンナーは話題を変える。「おう!その点に関しては快適だな!」力強く答える摩耶。 12

2015-07-04 00:05:03
AKITO @MASKEDGUNNER

仮面ガンナーがFGWとして再構築した艦娘は、このVR鎮守府内に格納される。仮想空間のためスペースは実質無限大であり、VR鎮守府内にはそれぞれの艦娘のために個別で部屋が用意されているのだ。 13

2015-07-04 00:07:20
AKITO @MASKEDGUNNER

そしてそのVR鎮守府に格納された艦娘の中から、第1艦隊に相当するメインのデッキを構築、戦闘時にそれをカードとしてライザーから取り出し、仮面ガンナーが使用することで仮面ガンナーにFGWとして装備される、というプロセスだ。 14

2015-07-04 00:10:32
AKITO @MASKEDGUNNER

FGWの基礎となる艦娘は、海域で轟沈し死亡している艦娘をサルベージするか、VR鎮守府内で仮想建造して構成して確保する。そして仮想建造のためのデータ収集として、仮面ガンナーは付近の艦隊を襲撃していた。 15

2015-07-04 00:13:43
AKITO @MASKEDGUNNER

そしてその力の源の大半を占めるのが、漣の体の中に埋め込まれたラブカストーンである。「愛と生命の魔石」であるこの石は、世界の壁を壊しかねないほどのエネルギーを持っているため、それを転用する事で死んだ艦娘も仮面ガンナーの武装として蘇らせることが出来た。 16

2015-07-04 00:16:52
AKITO @MASKEDGUNNER

そんな感じで海の上を進んでいると、何やら異変が。「あたしの電探に反応があるぞ!9時の方向、およそ20km先だ!」摩耶が突然叫ぶ。「この慌て方…さては深海棲艦だな……?」「ああ!しかもでかい奴もいる!」「厄介だな…仕方ねぇ…先制攻撃を仕掛ける…!出撃するぞ…!」 17

2015-07-04 00:25:02
AKITO @MASKEDGUNNER

仮面ガンナーは速度を上げ、敵艦隊に向けて移動する!そしてまっすぐ進みながら、FGWを二つ展開した!「ソウリュウキャリアー…!チトセカタパルト…!」それぞれ航空母艦級FGWと軽空母級FGWだ!蒼龍の甲板部分と千歳の甲板部分の艤装を現出させたその武装から、艦載機が発艦した! 18

2015-07-04 00:31:55
AKITO @MASKEDGUNNER

「まずは空から攻める…!」放たれた艦載機が、敵の方向へまっすぐ飛んでいく!そしてしばらく進むと、遠くに敵の影が!仮面ガンナーは残りのメインのFGWを展開するべく、艦娘が描かれたカードをライザーから取り出す! 19

2015-07-04 00:36:41
AKITO @MASKEDGUNNER

「サザナミブラスター…マヤエアクラフトランチャー…ハグロエアクラフトランチャー…フソウフォートレス…!」目の前に突き出された4枚のカード。仮面ガンナーの叫びと共に、そのカードが光り、仮面ガンナーの身体を包む! 20

2015-07-04 00:41:09
AKITO @MASKEDGUNNER

光が消えるとそこには、漣の手持ちの連装砲、摩耶改の左腕の連装砲、羽黒の両肩の連装砲をそれぞれ腕の対応する部分に装備し、扶桑改の背中の大型の艤装に蒼龍と千歳航の甲板をマウントした武装を背中に装備した仮面ガンナーが立っていた!! 21

2015-07-04 00:48:02
AKITO @MASKEDGUNNER

「敵艦隊を捕捉…戦艦2…軽空母1…軽巡1…駆逐2か……よし……」仮面ガンナーは背中にマウントされたチトセカタパルトからグレネードを取り出した!「まずは雑魚を沈める……」そう言うと仮面ガンナーはグレネードを投擲!狙うはもちろん駆逐艦! 22

2015-07-04 00:51:49