20150727石内郁 作品解説 広島市立現代美術館

つぶやきをまとめさせて頂きました、問題ございましたら、対応させて頂きますので、お手数ですがご連絡頂けますようお願い申し上げます。
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Koji Tsujimura @crossroads99

広島市現代美術館企画展は「ライフ=ワーク」。メインビジュアルは大道あやさんの「しかけ花火」水上で空で開く花火に水中いっぱいの魚たち。導入部に被爆者による「原爆の絵」、つづいてシベリア抑留を描いた香月泰男氏と宮崎進氏。香月さんが飯盒の黒い胴に刻んだ花が美しい、みんな気づいてるかな。

2015-07-25 19:41:24
Koji Tsujimura @crossroads99

広島市現代美術館企画展は「ライフ=ワーク」。石内都さんの原爆資料館に残る洋服を写したシリーズ、それと対比するように並べられた殿敷侃氏の細密な原爆病で無くなった母の着物。とても濃密な展示でした。 hiroshima-moca.jp/exhibition/lif…

2015-07-25 19:42:40
ShareArt 展覧会情報 @cj3_event

【広島】ライフ=ワーク <広島市現代美術館:7月18日~9月27日>広島の被爆者たちがその体験をもとに描いた「原爆の絵」【広島平和記念資料館蔵】を出発点に、自身の体験、生活、人生が色濃く反映する13作家の表現をあわせて紹介します。 cj3.jp/event/views/22…

2015-07-27 15:01:04
sosannan @sosannan

広島市現代美術館[被爆70周年:ヒロシマを見つめる三部作] 第1部「ライフ=ワーク」展は、ちょうど帰省中だったこともあり、初日の18日に足を運んで写真家の石内都さんご本人による作品解説も聞くことができた。

2015-07-27 20:03:54
sosannan @sosannan

資料館に寄贈されている実物は、染みや焼けなどのダメージがもっと目立つ状態らしいのだが、できるだけきれいに映るように撮影しているとのこと。「これらの写真は亡くなった人の舞台衣装のようなものだと思っていて、いつ帰ってきて着てもらってもいいように、きれいにして待っている」のだそうだ。

2015-07-27 20:04:45
sosannan @sosannan

次のアーティストによる作品解説が始まって、ギャラリーや報道陣がみんな一斉に別の場所へ移動してしまった後も、母とふたりだけでその場に留まって写真を眺めていた。

2015-07-27 20:07:49
sosannan @sosannan

そうしたら、今回初めて発表されたピンク色のブラウスの写真の前で老婦人がひとり涙を流していて、「これは私が縫うたんです」と言うので、驚いて言葉を失ってしまった。

2015-07-27 20:08:02
sosannan @sosannan

彼女は当時洋裁を習っていて、白い絹のブラウスを縫ってあげた。それを着て原爆に遭った妹さんは肩を負傷して、自宅に戻った10日後に亡くなったらしい。写真のブラウスは左肩の部分が大きく破れている。きれいに見える薄桃色は血の色で、何度洗っても取れなかったのだという。

2015-07-27 20:09:23
sosannan @sosannan

亡くなった方の姪にあたる彼女の娘さんも一緒に来ていて、その場で古びた家族のアルバムをみせてくれた。ブラウスの持ち主は、婚礼衣裳を着た美しい人だった。

2015-07-27 20:11:26
sosannan @sosannan

「妹の隣にいるのは私です。新郎は出征してしまって婚礼に間に合わんかったので、私が一緒に写っとるんです」。隣には軍服を着た新郎のポートレイトが並べられていた。

2015-07-27 20:11:47
sosannan @sosannan

「写真は過去を撮影することはできない。今の状態を見せることしかできない。だから、背景にある物語のことは置いておいて、まずは今のこのままの状態を見てほしい」「遺品は寄贈された時点で持ち主の手を離れて、公的なアーカイブとなり歴史の証人となる」

2015-07-27 20:12:45
sosannan @sosannan

そういう石内さんの解説を聞いた直後にこんな出来事があったので、途轍もなく揺さぶられてしまって、しばらく書くことができなかった。

2015-07-27 20:13:42
sosannan @sosannan

老婦人は「実際に見るともっと傷みが激しくてぜんぜん違うんです。でもこんなにきれいに撮って残してくれて・・・」と言って泣かれていた。

2015-07-27 20:14:39
sosannan @sosannan

だから、石内さんが「いつ帰ってきてもいいようにきれいにして待っている」と言っていたように、その衣服を身に着けていたひとたちを写真のなかで救済する試みでもあるのかもしれないと思った。

2015-07-27 20:14:59