刀剣短歌歌合・感想まとめ
- tolovetanka
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投稿番号・一番
俺たちはここで生まれた白熱と光あふれる花火の中で
一番 #刀剣短歌歌合感想 刀剣男士たちのルーツを読んだこの歌が一番となったことに運命を感じます。すばらしき偶然。生まれたての目に映る眩しさが印象的です
2015-08-04 12:28:59一番。小さな火花が次々弾ける様にじっと目を凝らすうち、まっさらな「自分」のはじまりの記憶と繋がったゆえの追想の情景でしょうか。火が落ちた後にこそ輝きを放ちはじめる刀と、火が落ちれば黒ずんだ燃え滓に変わる花火の存在が混じりあう数秒の邂逅が力強くも切ない。 #刀剣短歌歌合感想
2015-08-04 22:11:42一番 火に対するプラスのイメージが、白熱と伝わってくるような印象です。火の中から生まれるという刀剣としての命の始まり、どんなに人の姿を模していても彼らは刀剣なんだなと感じました。 #刀剣短歌歌合感想
2015-08-07 20:44:54投稿番号・二番
まなうらにあの日の火花閃いてぼくらの生はいつだって夏
二番 私はこの歌を刀剣男士が主体の歌だと思いました。「夏」というのは生命力のある季節ですし、そこにある熱気は鍛刀の熱気や戦場の熱気と通じます。「刀」として生きることが夏を孕んでいると考えると好きです。 #刀剣短歌歌合感想
2015-08-02 21:40:07二番目。花火って産まれた時の火花みたいで、刀剣男士にとっては懐かしいものなんだろうなぁ。夏という季節の刹那のキラキラしたイメージと重なって、戦いの中で燃え尽きても後を振り返らない切なさと爽やかな印象を受けました。 twitter.com/tolovetanka/st… #刀剣短歌歌合感想
2015-08-03 00:24:17二番 火に捕らわれてどこにも行けないでいるのかな、この明るいどん詰まり感が青春映画のようだった。「ぼくらの生はいつだって夏」に生命力が漲ってるのに、この歌の主は生身の人間じゃないと思い当たるとどっと虚しさが押し寄せてきます。 #刀剣短歌歌合感想
2015-08-03 11:54:24二番 夏は底抜けに明るい季節でもある一方、生臭く不快な季節でもあります。 前半の「あの日」はもう戻ることができないキラキラした夏、今も彼が生きている後半の夏は閉塞的で対比になっているイメージで読みました。この本丸では、短いスパンで刀剣が入れ替わっているのかも。 #刀剣短歌歌合感想
2015-08-03 22:21:37【感想代行(匿名)】 2番 うまれた時の火が瞼のうらにいつでも張り付いている様に感じて、彼らの生は熱さ(暑さ)に捕らわれているんだなと感じられました。 #刀剣短歌歌合感想
2015-08-04 00:02:05#刀剣短歌歌合感想 二番①・あの日の火花は鍛刀時の火花だろうか、と思いました。下の句からは、いつの季節も戦場で敵と切り結んでいる刀剣男士たちの力強い姿が浮かんできます。夏は激しい季節であるイメージもあるので、彼らの刀としての性質、 twitter.com/tolovetanka/st…
2015-08-05 00:04:04#刀剣短歌歌合感想 二番②・戦闘欲求のようなものも表しているのかなとも思います。あの日の火花は強く鋭くあれという刀鍛冶の思いも共に記憶して、彼らはいつもそれを抱えて戦場に立っているのかもと想像してしまいました。
2015-08-05 00:04:34二番。「いつだって夏」という表現に、刀剣の過ごした長い年月と一瞬の煌きが感じられて好きです。他の季節は彼らにとって「生」じゃなくて、だから「まなうら」に「あの日」を見るのかな、とも。 twitter.com/tolovetanka/st… #刀剣短歌歌合感想
2015-08-05 23:10:15二番 生がいつだって夏、と恐ろしく儚く切ない文言なのに、文字通り瞼の裏にカチンと火花が見えるほど鮮烈な印象を受けます。永いのに短い、刀剣男士の命を感じました。 #刀剣短歌歌合感想
2015-08-07 20:50:37二番 まなうらに閃くという組合せが、長い時をすごした彼らが「いつだって」と感じるほど火花が鮮やかだったと示しているよう。「あの日」というのはいつなのか。もし戦の日のことならば、その火花を、武器としての自覚を、忘れるなと言い聞かせる自戒のようにも思えます。 #刀剣短歌歌合詠草
2015-08-08 21:35:13投稿番号・三番
咲きて散り咲きては散り行くその様は人の子の様人の世の様
@tolovetanka 三番 下の句の【人の子の~】にやられました。何百年と生きる刀達には人の一生のみならずこの世の浮き沈みも瞬きの合間の出来事なんだなと改めて。それこそ人の子である私達には彼らの生の時間は想像も難しい。 #刀剣短歌歌合感想
2015-08-03 22:14:51三番 〜様、と例える言葉が続いているので、人の子と人の世、という終着点が強調されているなぁと感じました。神様の詠んだ歌ならでは、という印象です。 #刀剣短歌歌合感想
2015-08-07 20:46:20投稿番号・四番
はがねにももし炎色が持てたならさよならさんかく何色に咲く
投稿番号・四番 下の句”さよならさんかく何色に咲く”のリズム感がとても軽やかなのに、言っている内容は永遠の別れについてで、そのギャップが一層切ないです。”もし炎色が持てたなら”と、自分の好きな色で咲きたいと思えることは、人の身の喜びなのか悲しみなのか……。 #刀剣短歌歌合感想
2015-08-03 16:18:28四番 #刀剣短歌歌合感想 えんしょく・さんかく・さく、の「く」の繰り返しや、もてたなら・さよなら、の「なら」と反復する音が、口にしたとき心地よくて好きです。誰かに問いかけている寂しさが素敵
2015-08-04 13:05:49四番 炎色反応は炎の中に金属物質入れた時に表れる色…刀剣が火に包まれる時は…言葉遊びの始まり、さよなら三角とは…なんてつい深読みの邪推をしてしまいます #刀剣短歌歌合感想
2015-08-07 20:50:18