幼女審神者と刀剣男士まとめ
西「幼女審神者のへしさにください」
鶏「ウィッス」
全ての元凶・幼女審神者(6)とへし切長谷部
@tkhime_TL ふくふくと白くまろい頬の真ん中についた汚れを指先だけで教えると、長時間の正座に疲れたらしく膝を抱えていた小さな手が不思議そうにぺたぺたとこちらの頬へ伸びた。 「ふふ、残念ですが俺じゃありません。主の……そう、もう少し右です。ああ、手でこすらないで」
2015-08-04 22:48:25@tkhime_TL 水差しから取った水で手巾を濡らし差し出す。おぼつかなげな手つきながら幾度か布が往復する。きれいに汚れの落ちた頬を得意そうにゆるめ、彼女は「どう? すごいでしょう?」といとけない笑い声を上げた。 「俺の真似をしてくれたのですね。とてもお上手ですよ、主」
2015-08-04 22:51:53@tkhime_TL 「早くおとなになりたいの。おとなになって、長谷部のお嫁さんになるの」 絹糸のような髪が前髪にかかるのをうるさそうにする瞳は、すぐに眠たげにとろんとしたものに変わる。 「ほら、あまり起きていると夜ふかしになってしまいます。大人ももう寝る時間ですよ」
2015-08-04 22:55:31@tkhime_TL 手のひらに収まりそうな大きさの頭を二度撫でると、こくんとうなずいた。 「おやすみなさい、長谷部」 「はい。おやすみなさい、主。歯磨きを忘れないでくださいね」 まぶたをこすりこすり自室に引き上げる姿を見送りながら、どうしようもない胸の痛みに顔をしかめる。
2015-08-04 22:57:34@tkhime_TL ほんの乳飲み子の頃にここに来た主は今年で六つになった。歯が生えた。はいはいが出来るようになった。つかまり立ちをするようになった。手を引かずとも歩けるようになった。髪が肩を越えて伸びた。俺は少しも変わらないのに、彼女はどんどん変わっていってしまう。
2015-08-04 22:59:36@tkhime_TL きっと、きっと瞬く間に彼女はうつくしくなる。柔らかな頬はばら色に染まり、もみじの手のひらはすんなりとした白魚の指に、鈴を転がしたような愛くるしい笑い声は優しく落ち着いた囁きに。手折ることのできぬ麗しい花を咲かせ、そしていつかは散ってしまう。
2015-08-04 23:02:40@tkhime_TL ねえ、主。俺は最低な臣下です。あなたが大きくなりたいと望むのに、俺はそれを望めないでいる。 流れる時の違いに怯え苦しみ、あなたの成長が少しでも遅ければと望んでしまう。 ねえ、主。お願いです。 「どうか、俺を置いていかないで」 か細い祈りはきっと、届かない。
2015-08-04 23:04:49西「幼女審神者のへしさに良かった」 鶏「あじゃます」 西「次は燭台切と幼女かな!」 鶏「思いついた自分がつらい」 西「続けて」 鶏「(話す)」 西「オーケイじゃあそれどっかメモっといて次は大倶利伽羅と幼女いこう」 鶏「お前さあwww」 誰かいりにゃん止めて。
2015-08-05 00:23:57「石切丸さんもたそうぜ」
鶏「アッハイ」
止めてくれるどころか増えました。
「石切丸さんは7歳前後?」
「宗三と八歳でもいいんですよ」
「あ、歌仙さんで11歳!」
「大倶利伽羅は少女らしさののびやかな12歳前後で」
「小夜ちゃん。14歳」
「江雪兄様と三歳!!!」
_人人人人人人人_
> 三歳 <
 ̄^Y^Y^Y^Y^ ̄
最終的に長谷部含めて10人ぶん。
さすがに一気に小話書くのは無理なのでネタ吐きしました。
メンバーと審神者の年齢は下記参照。
@tkhime_TL 【1:55版】 幼女審神者と刀剣男士 ①へし切長谷部(6)済 ②燭台切光忠(12)済 ③大倶利伽羅(12)済 ④石切丸(7)済 ⑤一期一振(9)済 ⑥宗三(8)済 ⑦歌仙(11)済 ⑧小夜(14)済 ⑨薬研(15)済 ⑩江雪(3)済 できたよ!!(しろめ)
2015-08-05 01:56:06燭台切光忠と12歳の審神者
@tkhime_TL 光忠と幼女審神者(生理ネタ注意) 光忠が子どもだからと世話を焼いて来た審神者がある日突然「近寄らないで」と言い出した。刀として数多くの血を吸ってきた光忠は言われてすぐに初経がきたからだとわかってしまう。審神者も気付く。 「だから、近寄らないでっていったのに」
2015-08-05 00:28:42@tkhime_TL 「大丈夫、近寄らないよ。その代わり今夜はお祝いさせて欲しいな」 光忠は審神者から距離を取る。ひとりになった後で指先が真っ白になるほど拳を握りしめる。 これまでは「子どもだから」の大義名分があったから世話を焼いてあげられた。でも、もう彼女は女性になった。
2015-08-05 00:29:45@tkhime_TL きっとこれから彼女と自分の関係は変わってしまう。あたたかな時間は終わってしまった。 「本当は、お赤飯なんて炊きたくないなあ」 僕からあの子を奪う赤なんて、大嫌いだ。 っていう話ですね。
2015-08-05 00:31:11