オリンピック歴代エンブレムの考察、そして私が2020東京五輪のエンブレムに望むこと
- oxymoron_hy
- 25592
- 1
- 5
- 3
2000年代に入ってからは最初に挙げた通りです。いくつか端折ってるけどコメント思いつかなかっただけだから許してください、自分で調べてね
2015-08-29 02:38:32やはりWW2と東西冷戦の前後は国家間の緊張やナショナリズムの強まりを反映してか、開催国のカラーを明確に打ち出したエンブレムが多い印象。逆に冷戦後は明らかに国家色が薄まっており、「国際性」により意識が向けられているように感じます。
2015-08-29 02:41:19私見ですが、おそらく近年の五輪エンブレムにおいては「開催国の文化、特色を盛り込みつつも他国を排除しない、全世界に受け入れられる国際性とナショナリズムとの共存」が求められる風潮なのかなあと…
2015-08-29 02:45:22その背景にあるのは、長年政治利用されてきた(そして今もされている)オリンピックの歴史に対する反省ではないかと思います。
2015-08-29 02:47:05まあオリンピックやワールドカップ等の国際大会の類があまり好きではない私からすれば、「しょせんどう取り繕ったってこの手の大会は政治性と商業主義からは逃れられない」と思ってしまうのですが……(小声)
2015-08-29 02:48:17さて、ここまで紹介してきたエンブレムの中で、私はわざと日本で開催された五輪のものを省いてきました。 五輪エンブレムの歴史の中で、日本の五輪エンブレムはどうだったか?
2015-08-29 02:49:27i.huffpost.com/gadgets/slides… そして2020年、東京五輪 (かなり揉めてますが、今のところはこれ)
2015-08-29 02:53:45gk-graphics.jp/works/assets_c… ちなみに2020東京五輪、招致時のエンブレムはコレ
2015-08-29 02:54:561964年の東京五輪、これは戦後の日本復興の象徴でもありました。急速な経済成長を遂げた時期であり、日本人が誇りを取り戻した時代とも言えるかも。日の丸の赤に五輪マークとロゴの金、シンプルで堂々としたこのエンブレムにもその時代の空気が反映されているように思えます。
2015-08-29 03:04:431972年の札幌五輪、このころの日本もまだ高度経済成長の中にあった…のかな? いわゆるいざなぎ景気が1965~1970。70年には大阪万博もありましたね。三種の神器や3Cの流行、モータリゼーション進行の一方で公害などの問題が浮上してきたのもこの頃で、国際的にはベトナム戦争の最中。
2015-08-29 03:16:01この二回の五輪では連続してエンブレムに日の丸を大きく配置しているのですが、1998年の長野五輪では国際的な風潮に習うようにエンブレムから日の丸が消え、躍動的な人間の形がモチーフになっています。
2015-08-29 03:25:456人の人とその影が花の形を作っているのですが、人のモチーフやカラフルな配色はバルセロナ五輪やアトランタ五輪の流れを汲んでいるようにも見えます。 日の丸がエンブレムから消えた背景には冬季五輪の冬のイメージに合わないという理由もあるかもしれませんが、国際的な風潮も影響しているのでは?
2015-08-29 03:27:24ところが2020年のエンブレムには、再び日の丸が配置されているんですよね これで3回目、いい加減ちょっとくどいと思いません?
2015-08-29 03:30:51デザイナーである佐野氏のデザインのオリジナル性が疑われている中で、そもそもどこまでがオリジナルのデザインかはわかりませんが、氏によるとこの左上の赤い円は「ハートの鼓動」を表しており、また1964年東京オリンピックエンブレムの継承も意識しているようです。
2015-08-29 03:31:23このエンブレムがパクリかパクリじゃないかはこの際おいておいて、このデザイン自体に個人的な感想を言わせてもらうなら、やっぱりイマイチだと思います。なぜか?そもそもこの幾何学的デザインがダサい、色使いがなんか嫌、それももちろん同意しますが個人的に気になるのは国際性を感じられないこと。
2015-08-29 03:34:17