【GUNNER】- BlastDagger Grub the "FUTURE" -

AKITO @MASKEDGUNNER

さて…

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▄︻┻┳═一　＝＝＝＝【欲望が向かぬならミュートしとけ…】 　▄︻┻┳═一　＝＝＝＝【秘匿泊地での戦いが終わる…】 　　▄︻┻┳═一　＝＝＝＝【俺は仮面ガンナー…フフッ…怖いか…？】

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「-ブラストダガー・グラブ・ザ・フューチャー-」

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謎の島でアンノウンに遭遇し、秘書艦を失いながら一時撤退した仮面ガンナーに、突如としてコロージョン艦娘が襲いかかる。ギリギリの所で「天をつらぬく角」を使用しその個体を浄化、新たな力とした仮面ガンナーはその艦娘「天龍」と共にアンノウン＝泊地水鬼を倒すべく敵のもとへ向かうのだった。 1

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テンリュウブラストダガーを右手で逆手持ちで構え、アンノウンのいる建物に向かって森の中を突き進む仮面ガンナー。「すっげぇ…なんだか力が溢れて止まらない感じだ！」天龍は己の新たな姿に驚くと同時に、自らの体から溢れるエネルギーを全力で感じていた。 2

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「そのエネルギーがあれば…普通の武器じゃできないことも可能になるだろう……」仮面ガンナーは冷静に分析する。「ライザーでモニタリングしておけば…新たな力の解析もできるな…よし…」仮面ガンナーはビクトリーアナライザーを起動し、テンリュウブラストダガーの細かな状態を画面に表示した。 3

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「これでよし…あとはこまめにチェックしておけば……」「どんなことができるんだろうな？ちょっとだけ楽しみだ！」「まあそう焦るな…その力が必要になる時が…あとで来るはずだ……」仮面ガンナーはライザーをしまい、再び前に進む。「先を急ぐか……」ブラストダガーで道を切り開きながら進む。 4

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そして。「着いた…」「ここにくるのも何ヶ月ぶりだな。」仮面ガンナーと天龍はアンノウンのいる秘匿泊地の建物にたどり着いていた。「いよいよ決戦…ってとこか…？」「今の奴がどうなってるかしらねぇが、ぜってぇ倒す！」「行くぞ…」二人は建物の中へと進む。 5

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歪んだドアを蹴り飛ばし、階段を駆け上がり、二人はついに発見する。「いた…！」「あれが今の泊地水鬼…？」黒いオーラを身にまとう禍々しいワイバーンの姿を見て、仮面ガンナーは怒りに震え、天龍はその姿に驚いた。「なんであれ…お前にとっても…倒さねばならないのは事実だろう…？」 6

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「だったらやることは一つ……」仮面ガンナーはブラストダガーの銃口をアンノウンに向け、発砲した。バンッ！攻撃を受け、アンノウンが仮面ガンナーの方を見る！それを確認した仮面ガンナーが叫ぶ！「狩りの時間だ…！！！」その叫びと共に、仮面ガンナーは敵に向かって走り出した！ 7

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「グオァァァァァァァ！！！」並みの生き物では気絶するような凄まじい咆哮と共に、アンノウンも仮面ガンナーに向かって突進する！走りながら踏みしめた床がひび割れて、その足が地面に少しめり込む！この突進を受ければひとたまりもない！仮面ガンナーは敵に衝突する寸前で跳躍した！ 8

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仮面ガンナーはアンノウンの突進を、前方斜め上に跳躍して避けつつ、敵の頭上からブラストダガーで下にいる敵に向かって射撃した！バンッ！バンッ！しかし、敵の強固な甲殻に、単装砲の弾丸がすべて弾かれてしまった！着地した仮面ガンナーは舌打ちをした！「チッ…やはり通用しないか…！」 9

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「どうすんだ！？ほかに手段はあんのか？」天龍が仮面ガンナーに問う。「そうだな……ん…？」仮面ガンナーはライザーから振動を感じ、取り出す。すると画面に［USIR　リチャージ完了］の文字が。「よし…いけそうだな……」仮面ガンナーはライザーからUSIRカードを取り出す！ 10

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取り出したカードを構え、叫ぶ！「インストール…！カラテ・エンハンスメント・アーツ…！」仮面ガンナーの両腕が緑色の炎に包まれる！そして仮面ガンナーは両拳を胸の前で突き合わせてオジギし、アイサツをした！「ドーモ…仮面ガンナーです……」アンノウンが仮面ガンナーの方を向く！ 11

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「なっ、なんだそれ！？」初めて見る光景に戸惑う天龍。「俺の知り合いの提督がいてな…そいつんとこのお気に入りの駆逐艦の戦闘技術を…擬似的に再現する能力だ…」「へ…へぇ～…。」説明されてもよくわからなかったが、とりあえず返事をする天龍。 12

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「一気に突っ込む…下手な手は通用しないだろうしな…」「よっしゃぁ！行くぜ！！」「イヤーッ…！」仮面ガンナーは敵の上空へと跳躍！そして身体をひねり、空中で逆さまになった！「イヤーッ…！」そして空中を蹴ったかのような軌道で敵の左の翼めがけて突進した！ 13

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「イヤーッ…！」そしてその勢いを利用し、右腕でブラストダガーを突き出し、敵の翼を切り裂き、貫く！ザシュッ！「グオォォォォッ！」よろめくアンノウン！もはや翼は使い物にならない！地面に着地した仮面ガンナーは、さらに追撃を仕掛ける！「イヤーッ…！」敵の左脚へのチョップだ！ 14

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ドガッ！切り裂く…とまではいかなかったが、敵の左脚の骨が砕け、アンノウンがよろめいた後、地面に倒れ込んだ！「よし…あとは頭部を…！」倒れたアンノウンの体をよじ登り、敵の頭部の目の前に降りる仮面ガンナー！ 15

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そして！「イヤーッ…！」仮面ガンナーは全身に力を込めた！緑色の炎が強くなる！その直後、仮面ガンナーは身体をひねり、独楽のように高速回転を始めた！その姿はまさしく、かつて仮面ガンナーと正面から対峙し互角以上の勝負を繰り広げた、リカルド提督の艦隊所属の特型駆逐艦、吹雪！ 16

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「イイイヤァアーッ…！」高速回転の勢いを乗せ、目にも止まらぬ速さでアンノウンの頭部にチョップを叩き込み続ける！「グオッ、グオォォォッ！！」反撃する余力もなく、攻撃を受け続けるアンノウン！「イヤーッ…！」チョップを叩き込み続けた後、最後に一撃キックを浴びせ、敵を吹き飛ばした！ 17

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ドゴォォォン！！！壁に叩きつけられるアンノウン！「とどめと行くか…！」ブラストダガーを握り締め、倒れたアンノウンに突っ込む仮面ガンナー！しかし！「ギャオォォォァァァ！！！」突然アンノウンの身体に黒いオーラが現れ、ゆらり…と立ち上がったかと思うと、そのまま空中へ飛び上がった！ 18

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「おいおい！翼を封じたはずだろ！？」焦る天龍！「よくわからんが…まだ死んじゃいないのは確かだ……」仮面ガンナーが敵を見上げ呟く！「だめだ…フソウフォートレスはダウンしてやがる…なにか周りに使えるものは………」仮面ガンナーは付近を見渡す！「おい！あれ！」天龍が何かに気がつく！ 19

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「ん…あれは…！」天龍が見つけたのは、予備機と思わしき深海棲艦タイプの艦載機！「俺が乗れるようなもんじゃないぞ…？」「いや、なんか俺の力を使えばいけそうな気がするぜ！」「なんだその自信………ん…？」仮面ガンナーはライザーが光っているのに気がつく。「……まさか…？」 20

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ライザーの画面には、ブラストダガーの絵から艦載機に向かって矢印が伸びている図が！「……またこのパターンか……やるぞ…天龍…！」「おう！」仮面ガンナーは艦載機に飛び乗り、操縦席部分にブラストダガーを突き刺す！ブラストダガーから瑠璃色の光があふれ、艦載機を包み込む！ 21

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「まさか…鹵獲できるというのか…？」艦載機のエンジンが点火する！「行けるぞ！」「よし…！」突き刺さっているブラストダガーを操縦桿のように手前に倒す！すると仮面ガンナーが飛び乗った艦載機が少しずつ浮き上がりながら前進し、建物の割れた大きい窓から空に飛び出した！ 22