『アヴェロンの野性児』からの引用

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コロサイ3章23節 @ckpr6nh

”彼女の記憶力は非常に発達していて、森のなかをさまよっていたときの極くこまごまとした事柄も想い起こせたし、彼女の仲間の非業の死については何よりもはっきり追想することができた。”『アヴェロンの野性児』p6

2015-10-05 00:08:48
コロサイ3章23節 @ckpr6nh

この少年は一口にして言えば、何物にも無関心で、注意を向けなかった。p14

2015-10-05 00:13:28
コロサイ3章23節 @ckpr6nh

"こうした自然児は、一時的な好奇心しかかきたてさせないものだということは容易に理解できる。なぜなら人々は少年を見るとわっと駆け集まり、少年を観察もせずわかったような気になり、本当に理解してやろうとせずに判断をくだし、それ以上はもう何も言わない。"p14-15

2015-10-05 00:16:16
コロサイ3章23節 @ckpr6nh

"彼の眼は落ち着きも表情もなく、何かを注視することもなく、あれこれとぼんやり移ってい行き、その他の点でも全く経験を積んでいず、触覚による訓練もされいてない。だから浮彫と絵の区別さえできない。聴覚器官もまた、非常に大きな騒音に対しても、無感覚であったりする。"p16

2015-10-05 00:19:29
コロサイ3章23節 @ckpr6nh

"しばらく経つと、この幼い野性児は寒さに対して感応を示し、風呂の温度を知るために手を使い、ほんのぬるま湯だと入るのを拒むようになった。そしてまもなく同じ原因からいままではやっと辛抱して着ていた着物が役に立つことを認め始めた。"p28

2015-10-05 00:27:18
コロサイ3章23節 @ckpr6nh

"彼の触覚は、物の熱さ、冷たさ、滑らかさ、粗さ、抵抗の有無を区別していることが現れた。そのころ、私はビロウドのズボンをはいていたので少年はその表面をさすることを楽しみにしていた。この物をさする力によって、自分のジャガイモのゆで加減をいつもほとんど正確に知った。"p30-31

2015-10-05 00:33:50
コロサイ3章23節 @ckpr6nh

"文明人には特有の鋭い感覚がある証拠として、どうにもはんこうできないやっかいな病気というものがついてくるが、これが彼の感覚の発達を証明するようになって来た。春もまだ浅いころ、この野性児はひどい風邪ひきの頭痛を経験し、数週間後には2つのカタル性の病気に次々とかかった。"p32

2015-10-05 00:35:49
コロサイ3章23節 @ckpr6nh

"Oを好む所から、私はこの音で終わる名前を彼に付けざるを得なかった、それでヴィクトールという名を選んだ。この名前は彼の頭に入り、この名を呼ぶと必ず振り向き、走って来た。"p42

2015-10-05 00:42:36
コロサイ3章23節 @ckpr6nh

”この、人間の言葉というものは、元来年月の進みによって、音声の組織が整合され、すで揺籃にいるときから、人間を思考させる、豊富ですぐれた進歩の手段が与えられる以前の幼い社会において用いられ始め、それが人間にとって、いかなるもであり、いま問題となっているように、もし偶然…

2015-10-05 00:50:17
コロサイ3章23節 @ckpr6nh

それからきり離されてしまったなら、どうなるであろうか、ということを知らずに、終生使っている物なのである。"p51

2015-10-05 00:51:23