２月２２日　柘榴の掌

スッフィー@今は休憩中 @dindesfidante

【戦闘／戦功２】敵軍から突出してきた巨漢の邪紋使いが暴れ回り、スフィダンテ＠連合の味方に甚大な被害が出ている！　あなたがアーティストか、アーティストの支援を得られれば見事討ち取り、ＨＰ－４、ＳＰ＋４。でなければＨＰ－８ #グランクレスト大戦　#挑む七面鳥

ストラベリー／５１ @_strberry

@dindesfidante 当方アーティスト！　支援しません！！！

スッフィー@今は休憩中 @dindesfidante

@_strberry ちくしょう！！！！！！！しってた！！！！！！！！！

ストラベリー／５１ @_strberry

@dindesfidante むしろそれベリやんでもいい

スッフィー@今は休憩中 @dindesfidante

@_strberry ベリやんいつのまに巨漢になったんだ　膨張したのか？　かっこいいな

ストラベリー／５１ @_strberry

@dindesfidante 噂に尾びれ背びれってやつよ

スッフィー@今は休憩中 @dindesfidante

@_strberry なるほどな。やる？いいよ　いいよ(わきわき)

スッフィー@今は休憩中 @dindesfidante

それは、突如敵部隊から現れた。　宙から、陣営のど真ん中へ。空を向く槍も無いかのように、現れた。「……えっ　！？」味方の兵がうろたえた声を出すよりも早く、その身体が吹き飛ばされていく。一人二人三人次々と、金属の歪む打撃音、崩れ倒れる仲間の身体と、視界に映る　赤　#挑む七面鳥　乱闘中

ストラベリー／５１ @_strberry

@dindesfidante それはあまりに粗末な愚策。単身奇襲。だがその出鱈目も、「元々出鱈目な怪物を内に飼う邪紋使い」が行えば、理解よりも早い速度で薙ぎ倒すことを可能にする事もある。敵の壁を一貫した向こうに見えた――一際目に付く大槍の金髪を、大将と判断。仕留めに行く。疾駆。

スッフィー@今は休憩中 @dindesfidante

@_strberry 一瞬、その動きが捉えきれず見失う。気が付けば、何時の間にかその赤色が目の前に迫る。次の瞬間来るであろう打撃を、槍を盾にすることで受けよう試みる。突如現れた明らかな脅威は、速く、重い攻撃を仕掛けて来るだろう。疑問と共にに”っ”と笑みが浮かぶ。勝てるのだろうか？

ストラベリー／５１ @_strberry

@dindesfidante 受けられる。拳と金属の塊とが打つかったとは思えぬ轟音が、戦場に、耳に、内臓に、骨の髄へと響くのを感じるだろう。――通常此処まで来れば敵は怯むものだが。その男は笑った気がした。嗚。強いんだな、お前。同類を前にした時の、一瞬の浮遊感のような高揚。

スッフィー@今は休憩中 @dindesfidante

@_strberry 自身のクレストで受けた筈の衝撃が、骨を痺れさせる。受けていなければ、などと考える間も無く頭の奥が熱くなる。一瞬だけ、色の違う目を見た気がした。笑う。脳内麻薬が歌う。倒せと薙げと、凌駕しろ　と。槍の先端を前方へ投げるように力で押し出し、そのまま右へと薙ぎ払う！

ストラベリー／５１ @_strberry

@dindesfidante 来る。判断。そこに人間の思考はない。或るのは勘、だ。斜め後に跳び下がる。ランスの痩身側へ跳び、掴む。薙ぎの力に逆らわずさらにもう一歩右へ跳躍。それでも風圧や単純なランスの重量を前に身体からは明確に軋む音がした。→

ストラベリー／５１ @_strberry

@dindesfidante 右薙ぎの終着点で足が僅かに沈むかという程に踏ん張り、そのランスを抱え強奪せんと逆にこちらが大将を振り解かんと力を籠める事だろう。力比べをしよう　どこまでも単純な力比べと行こう。

スッフィー@今は休憩中 @dindesfidante

@_strberry ギチッ　と両の腕から音がした　気がした。筋肉が収縮する。この聖印を奪おうと言うのか、面白い！　お互いにギチギチと力が拮抗する。さすがは邪紋使い、常人ではここまで力を入れ続けることは出来ないだろうに、揺るがない。　心臓が鐘を打つ。こちらの力も、限界は近い。→

スッフィー@今は休憩中 @dindesfidante

@_strberry 一瞬、最大限の力でもって己のクレストを引きよせ、手を離す。数瞬何が起きただろうか解らず耐性を崩すだろう相手の、自分より下にある頭目がけて、手をかざす。タックルの様に前のめりで、上手く掴めたのならばそのまま地面へとその頭を打ち付けるだろう。

ストラベリー／５１ @_strberry

@dindesfidante 頭部を掴まれる。ああ来る。頭に気持いいのが来る。ランスを離す。倒れ様。地面が近い。腕を上げ祈りのように両手を握る。→

ストラベリー／５１ @_strberry

@dindesfidante 硬い大地と頭部が出逢うかというその直前、頭部を掴む腕目掛け自分の両手拳を振り下ろす。近距離だろうが怪物の一撃は鉄球が如き重量でその腕を装甲ごと――ともすれば、自分の拳ごと――圧し折るか！

スッフィー@今は休憩中 @dindesfidante

@_strberry 迫る拳と地面の数瞬、何がぶつかったのか解らない、鈍い轟音が響く。自身の利き腕が、歪むのを感じる。痛みは在るが、感じない。その分だけ脳内に熱がこみ上げて来る。潰す勢いで押すつもりが、拳の力を逸らすため、手が勢いのままずれてしまったのだろう。致命傷には届くまい→

スッフィー@今は休憩中 @dindesfidante

@_strberry しかしこちらも、利き腕の籠手が歪んでいる。これでは戦えない。いっそ脱ぎ棄てようかと手をかけた時、敵陣から声が聞こえた。「敵襲だーーー！！連合の邪紋使いだーーー！！」　どうやら味方が来たようだ。未だ静かにならない心臓に、深く呼吸を入れ、言う。「まだ、やるか？」

ストラベリー／５１ @_strberry

@dindesfidante 頭部をモロに大地にぶつけ、目の前が一瞬白く「あ」白く「ぁ」眩い。自分を掴む腕の力がずれているのを見て、獣のようなしなやかさで脱出し起き上がる。頭から血が滴っているのを感じて、とても、とても気持がいいんだ。→

ストラベリー／５１ @_strberry

@dindesfidante 自分の拳も皮はずるりとむけ、骨も恐らくタダでは済んでいない。それでも。 「まだ、やるか？」 にたりと、吸い込むような殺意を孕んで、血の流れる手で挑発的に手招く仕草を、するが。……ふと、自分が腰につけたお守りの、本当に僅かな重量を思い出した。

ストラベリー／５１ @_strberry

@dindesfidante 「…………、」

スッフィー@今は休憩中 @dindesfidante

@_strberry 「お前を、愛する人が居るなら、退いてくれないか……？」相手の止まった動きに、何かを察したように声をかける。　心臓は未だ早く頭からは熱が流れている。　それでも、ミューズを泣かせる訳にはいかない。ぼんやりとする頭をロードとしての働きのために動かしながら、尋ねた。