1型糖尿病男児死亡事件を受けて

事件を受けた意見を「医学の進歩とその恩恵」という観点で集めてみました。 〇青木志帆さん「一生注射打つ系の病気の子を持つ親御さんへ。子が嫌がるのは一過性です。普通の大人がイメージするほど痛くないのです。苦手なピーマンを克服するのと変わらないのです。どうか心を傷めず、安心して成長を見守ってください。」 〇レ点山荘さん「(1型糖尿病は)医学の進歩の恩恵がもっともはっきりと見える病気の一つ」 続きを読む
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リンク www3.nhk.or.jp 糖尿病男児死亡 両親「わらにもすがる思いで」 NHKニュース 体をさする行為などを「治療」と称して、重い糖尿病を患っている宇都宮市の7歳の男の子にインスリンの注射をやめさせて死亡させたとして、自称祈とう…

糖尿病男児死亡事件を受けて

むにょ @blaustern823

一生注射打つ系の病気の子を持つ親御さんへ。 子が嫌がるのは一過性です。普通の大人がイメージするほど痛くないのです。苦手なピーマンを克服するのと変わらないのです。 どうか心を傷めず、安心して成長を見守ってください。 twitter.com/nhk_news/statu…

2015-11-27 07:49:28
NHKニュース @nhk_news

糖尿病男児死亡 両親「わらにもすがる思いで」 nhk.jp/N4MQ4KUd #nhk_news

2015-11-27 05:46:02
むにょ @blaustern823

個人的に、茨城の教育委員の話よりもはるかにショックです。このニュース。

2015-11-27 07:53:02
むにょ @blaustern823

修習中、和光の研修所にいたころ、私の部屋の冷蔵庫が注射でいっぱいになってて、友人に「思ってたより重いねんなぁ」と言われたことが印象的やったな。注射ってやっぱりそういうイメージやねんな。

2015-11-27 08:01:16
むにょ @blaustern823

現状、いやだ、っていうよりめんどくさい、の方が先に立つ程度なんですよ。 コンタクトのケア、めんどくさいなー、と大して変わらんのですよ。 かわいそう、とはだいぶ違う。

2015-11-27 08:03:18
むにょ @blaustern823

この子、7歳なのに自分で打ててたんやね。親は、昼食前に子どもが自分で打つことを学校に了承してもらってたんやね。 それ自体、めちゃくちゃ嫌がられて、ひどいときには特別支援学校行きを迫られることもあるハードルらしいよ。がんばってたんじゃないか、この親御さん。

2015-11-27 08:20:53
レ点🧬💉💊 @m0370

昔ならほぼ100%死んでしまう病気が医学の進歩で普通に社会生活を送れるようになるって、1型糖尿病の他には何があるだろう?感染症の場合は致死率100%ってことはあまりないしな…。先天性食道閉鎖症とかかな。

2015-11-27 08:37:03
レ点🧬💉💊 @m0370

1型糖尿病って、治療の進歩によりインスリンがなければ絶対に生きられなかった人が普通に成長して仕事して結婚して…ということができるようになったので、医学の進歩の恩恵がもっともはっきりと見える病気の一つかもなぁ。

2015-11-27 08:23:14
ryoko @Ryoko_is

インスリン製剤がここまで使いやすくなったのだってそんなに昔のことじゃないんだよ…

2015-11-27 20:32:46
ryoko @Ryoko_is

インスリンだけでなく、医学生〜研修医だった頃と比べて隔世の感があるものはいくつもあるんだ。当時は生き延びられなかった子が生きられる、重い障害を残すことが少なくなる、闘病の困難がずっと軽減される…それを無に帰するようなことが起きてるのがほんとに切ないんだよ

2015-11-27 20:40:26
ryoko @Ryoko_is

医学医療の進歩がもたらしたものは無論プラスのものだけではなく、同時に新たな問題や課題が明らかになってきた過程でもある。しかしそれらへの対処は、「昔に帰る」ことではないはず。

2015-11-27 21:51:22

医学の進歩を目の当たりにしている

aya_furuta @qutrit_a

何度も書いているが、エイズもそうだ。30年前、エイズは発症したら決して助からない病気だった。世界中で若い人がどんどん倒れていき、なすすべもなかった。今ではもし感染しても発症を抑えることができ、普通の生活を送れて、子供も持てる。医学の劇的な進歩を目の当たりにした。

2015-11-28 06:57:25
aya_furuta @qutrit_a

今から30年前、エイズの治療薬開発は極めて困難だと思われていた。理由のひとつは、エイズの原因ウイルスが、自分の遺伝子を患者のDNAの中に組み込んでしまうレトロウイルスだからだ。患者のDNAに潜んだウイルスを排除するのは、極めて困難と思われた。 (1)

2015-11-28 11:48:10
aya_furuta @qutrit_a

だが1985年、米国立衛生研究所にいた熊本大出身の満屋裕明が、製薬会社が抗がん剤として開発したがモノにならなかったある化合物に、エイズウイルスの増殖を抑える作用があることを見いだした。(2)

2015-11-28 11:49:55
aya_furuta @qutrit_a

エイズウイルスは、自分のRNAからDNAを作って患者のDNAにはめ込む。DNAからRNAを作る普通の手順とは逆なので、「逆転写」と呼ぶ。満屋が見いだした化合物はこの逆転写に必要な酵素を抑え、ウイルスの増殖を妨げていた。この化合物が最初のエイズ治療薬AZTとなった。(3)

2015-11-28 11:54:15
aya_furuta @qutrit_a

最初のエイズ治療薬が、九州出身の満屋によって発見されたのは偶然ではない。満屋はそれまで、九州に多い成人T細胞白血病(ATL)を研究していた。ATLもレトロウイルスによって起きる病気で、エイズウイルスと同じく、T細胞に感染する。(4)

2015-11-28 11:55:29
aya_furuta @qutrit_a

満屋は友人の血液から採ったT細胞を培養し、薬の効果を簡単に判定できる実験系を作っていた。T細胞にエイズウイルスを加えると感染して死んでしまうが、この実験系だと細胞の生死が一目でわかる。これに候補物質を片っ端から加え、T細胞の死を防ぐものを探した。そしてAZTに行きついた。(5)

2015-11-28 12:01:07
aya_furuta @qutrit_a

AZTはそれだけでエイズを抑え込むことはできなかったが、何より「エイズウイルスの増殖は薬で抑えられる」ということ、そして「増殖を抑えれば患者の状態は良くなる」ことを知らしめた。暗中模索だった治療法探索に指針を与え、より良い抗HIV薬を目指す開発競争が始まった。(6)

2015-11-28 12:09:05
aya_furuta @qutrit_a

今では数十種類のエイズ治療薬がある。それらを組み合わせて飲み続けることで、ウイルスが血液から検出できないレベルに抑え込むことが可能になった。感染した人も、ごく普通の生活を送っている。(7)

2015-11-28 12:12:53
aya_furuta @qutrit_a

40代以上の人なら、若く、はつらつとしていたタレントやスポーツマンが次々とエイズに倒れ、亡くなっていった時代を覚えているだろう。今日、少なくとも先進国では、あのような光景は過去のものとなった。(8)

2015-11-28 12:14:34
aya_furuta @qutrit_a

後にエイズと呼ばれる免疫不全症の多発が米CDCの疾病週報に最初に報告されたのは1981年7月だ。原因も予後も何もわからないまま死者が激増していった。複数の治療薬が登場し、劇的に予後が改善したのは90年代半ばごろだ。その間、わずか15年。予想をはるかに上回る速さだった。(9)

2015-11-28 12:37:23
aya_furuta @qutrit_a

日ごろ、今の医学ではどうしようもない病気の方が目についてしまうものだが、医学の進歩のために、10年、20年前に比べて状況がはっきり改善した病気は少なくない。そのことは忘れないでいたいと思う。(終)

2015-11-28 12:43:38
仲野徹 『笑う門には病なし!』 @handainakano

少なくない、どころか、医学部を卒業して35年、その間の治療の進歩には信じられないものがあります。RT @qutrit_a 日ごろ、今の医学ではどうしようもない病気の方が目についてしまうものだが、医学の進歩のために、10年、20年前に比べて状況がはっきり改善した病気は少なくない。

2015-11-29 10:39:53