【どうぶつしょうぎ】初めてのおとなどうぶつしょうぎ大会に全国からどうぶつしょうぎガチ勢が集まった
おとなどうぶつしょうぎ大会決戦記(十) C3き A2き C4ら A3き B4ら A2ら B2ひ A4き 同ら B2ぞ B3き打 三手目穴らいおんからのこの流れも、よくある定跡形。ここでこれを指したことが、後の決勝戦にも反映します。 pic.twitter.com/f0T4usI4n9
2015-12-26 22:02:24おとなどうぶつしょうぎ大会決戦記(十一) C3ぞ A3ひ B1ら C3き C2ひ A2ぞ このタイミングでのぞう打ちで、少し考えます。この戦型は似て非なる局面が多く、少し勘違いするとあっさり引き分けにされてしまう危険性もあります。 pic.twitter.com/fCFcu0rc8q
2015-12-26 22:06:17おとなどうぶつしょうぎ大会決戦記(十二) C1ら C4き B2ら B4き C3き B3き 同き 同ぞ B1ぞ C4き C3ひ らいおんを二段目に進出させ、きりんで押さえ込みにかかります。相手の手を殺すのが、どうぶつ界の必須技術です。 pic.twitter.com/whhQ40mmbi
2015-12-26 22:11:59おとなどうぶつしょうぎ大会決戦記(十三) 同き 同ら C4ひ B2ら B4ら C2ぞ A4ぞ A1き きりんを逃げてはじり貧なので、ひよこを取って勝負しますが、後手は慎重に対応します。最後のA1きりんで、ついに先手は万策尽きました。 pic.twitter.com/sCmjnUiAPD
2015-12-26 22:18:54おとなどうぶつしょうぎ大会決戦記(十四) C3ひ C4き 同ら A3ら B4き B3ひ まで42手にて後手勝ち(投了による) きりんの犠打かららいおんを入る形は、勝利の方程式です。何とか勝ちきった…息をつき、周囲の音が戻ってきます。 pic.twitter.com/ljpjxX1AnP
2015-12-26 22:24:48おとなどうぶつしょうぎ大会決戦記(十五) 以前のツイートにも書きましたが、参加者全員に注目されながら指す決勝戦は、また格別の緊張感があります。相手の方の情報もほとんどなく、某元五段の方がいたブロックを勝ち上がられた、ということがわかっているだけでした。後手番も全く気が抜けません。
2015-12-26 22:33:30おとなどうぶつしょうぎ大会決戦記(十六) 最初のじゃんけんには負けるも、第一局は相手の方の選択でこちらが後手となりました。準決勝以降のシステムでは、ここはどちらでも大差ありません。 しかしこの対局が、私にとって第一の試練。早くから意外な展開を迎えます。
2015-12-26 22:36:50おとなどうぶつしょうぎ大会決戦記(十七) C3き A2き C4き B3ひ 同ぞ B2ぞ A4ひ A3ひ 同ひ 同ぞ C3ら B2き A4ひ B3き 同ら B2ぞ B4ら C2ぞ B3き A2ら C3き寄! 一気に焦りだす私。 pic.twitter.com/StSy8K1gr9
2015-12-26 22:41:43おとなどうぶつしょうぎ大会決戦記(十八) どうぶつ界では、勝ち局面を機械的な正確さで勝ちきる技術が非常に重要です。 これは経験と記憶がものを言う世界で、私が「ガチ勢中のガチ勢」に及ばない所以でもあります。しかしこの大会は持ち時間6分。十分にその場で考える時間が与えられています。
2015-12-26 23:11:23おとなどうぶつしょうぎ大会決戦記(十九) 同ぞ 同ら B3ぞ B4ら A4ぞ C2ぞ じっくり腰を落として考え、確実に損をせず紛れにくい順を選んでいきます。 最後のぞう打ちもハッとさせられる手ですが、時間はまだまだ残っています。 pic.twitter.com/JeqCD2Lgmm
2015-12-26 23:15:18おとなどうぶつしょうぎ大会決戦記(二十) B2ら C3き A3き B1ぞ B3ひ C4ら B1ら B3き 同ぞ B4ら A4き打 まで38手にて後手勝ち(投了による) 誘いに乗らず、手厚く駒を打って勝利を確定させました。まずは一勝。 pic.twitter.com/FCwX1SLr0q
2015-12-26 23:20:41おとなどうぶつしょうぎ大会決戦記(二十一) 第二局は先手番。今度は巧みな罠を張る発想力と的確な粘りの技術が必要ですが、ここでもやや予想とは異なった展開が待っていました。対面での生の勝負に付き物の、「アヤ」というものの存在をこの一局では痛感することになります。
2015-12-26 23:26:33おとなどうぶつしょうぎ大会決戦記(二十二) C3き A2き C4き B3ひ 同ぞ B2ぞ A4ひ A3ひ C3き A4ひ成 同ぞ C3ぞ 同ら B2き B4ら C2ら B3ぞ打 準決勝第一局と同じ立ち上がりから、通常形へと進みます。 pic.twitter.com/fjZJ3Xg4QI
2015-12-26 23:31:01おとなどうぶつしょうぎ大会決戦記(二十三) B1ら C4ぞ A2き B3ぞ左 A1き C3ら C1ら A4ぞ A2き B3ぞ左 A3き A4ひ B3き 同ら B2き B4ら A2ぞ C3き C2ひ B3き 同ぞ 同ぞ B1ら C4ぞ A2ら A3ひ B1ら A4ら C1ら
2015-12-26 23:37:17おとなどうぶつしょうぎ大会決戦記(二十四) この図は、私が一局目として紹介したものと似た形です。まだ後手勝ちですが、最短定跡は既に外れており、先手としては悪くない展開ではあります。 しかしこの後、さらに問題の局面を迎えます。 pic.twitter.com/DrnJOVU1e0
2015-12-26 23:41:56おとなどうぶつしょうぎ大会決戦記(二十五) B3ぞ B1き A2ぞ A1き B3ぞ B2ら B4ら B1き C4ぞ C3き B3ぞ打 ここで、先手は引き分け以上の機会を逃しています!二回のB1きりんには、いずれもA2ひよこが好手。 pic.twitter.com/6T74nY3WfH
2015-12-26 23:48:47おとなどうぶつしょうぎ大会決戦記(二十六) 後になって確認すれば分かることも、その場では気づきさえせずに逃してしまう…。よくあることですが、こうした一瞬を捉える感覚を研ぎ澄まさなければ、なかなかチャンスはめぐってきません。この後私は、逆にミスによって敗けを早めてしまいます。
2015-12-26 23:52:38おとなどうぶつしょうぎ大会決戦記(二十七) A1き A4ら C4き 同ぞ C3ら B3ぞ B1き C4き B2ら B4ら A1き A4ぞ C3ぞ 同き 同ひ B3ぞ B1き C2ぞ打 ここに来て時間減少に焦り、立て続けにミス。 pic.twitter.com/baWGZGVjCz
2015-12-27 00:00:48おとなどうぶつしょうぎ大会決戦記(二十八) C1き A2ひ C2き A1ひ成 A3ぞ A4ら B4き まで82手にて後手勝ち(投了による) 直接の敗因は、これまで味方につけていた時間の切迫に焦って、粘りを欠いたことです。しかし元はといえば前半の逸機が祟った形と言えるでしょう。
2015-12-27 00:11:18おとなどうぶつしょうぎ大会決戦記(二十九) 最終局面を掲げます。 先ほどご紹介した決定的な逸機に私は気づいておらず、最後に粘りを欠いた程度の認識でした。面白いことにこれが、精神的にはプラスに作用しました。まさに勝負のアヤですね。 pic.twitter.com/RWghVTcg9T
2015-12-27 00:17:39おとなどうぶつしょうぎ大会決戦記(三十) 第二局はそこそこ粘ったな、という程度に認識していた私は、最終じゃんけんの負けという痛打にもかかわらず、それなりに前向きに戦うつもりになっていました。 今度は趣向を変えて、準決勝で経験した形を少しずらして使うことにしました。
2015-12-27 00:22:32おとなどうぶつしょうぎ大会決戦記(三十一) C3き A2き C4ら A3き B4ら A2ら B2ひ A4き 同ら B2ぞ B3き打 C3ぞ A3ひ B1ら C3き C2ひ B3き これが罠。B2ぞと対応されれば負けを早める賭けです。 pic.twitter.com/3fZ9BrUsdK
2015-12-27 00:27:33おとなどうぶつしょうぎ大会決戦記(三十二) C4き B2ぞ まさに万感の、B2ぞうでした。 この戦型はC4きりんが好手になりやすいのに、それを打った瞬間に先手引き分け以上が確定するこの局面は、まさに誂えたような罠になっています。 pic.twitter.com/uH74i1TMPJ
2015-12-27 00:36:28おとなどうぶつしょうぎ大会決戦記(三十三) C3ぞ 同ぞ 同き A2ぞ C1ら C3き 同ひ B3ら 引き分けから勝ちになったことを確信した瞬間です。詰みとひよこ取りが見合いになっており、先手の優勢が確実になりました。 pic.twitter.com/3YlkNqNUw1
2015-12-27 00:39:55おとなどうぶつしょうぎ大会決戦記(三十四) B2き C3ら C2き B4ら B2き B3ひ C2ら C3き C1ら B2ひ まで37手にて先手勝ち(投了による) どうぶつ界での駒得は絶大な意味を持ちます。最後は物量で押しきりました。 pic.twitter.com/tw7AHGFA21
2015-12-27 00:46:08