映画「ブラック・スキャンダル」とドラマ「ブラックリスト」の関係ーージェームズ・"ホワイティ"・バルジャーとレイモンド・"レッド"・レディントン

みーや @miyayacco

さて、こないだ観た「ブラック・スキャンダル」のことを書きたいのだけど、この話の終着点は「ブラックリストクラスタはよかったら観てみるといいよ」ってことだったりする。ちょっと長くかかりそうなのでまあ気長にお付き合いをば

みーや @miyayacco

ちゃんと見て確かめるまでは変なこと言わない方がいいかなと触れていなかったんだけど、観てきて、+Netflixのドキュメンタリーも観て、やっぱり彼の話で間違いなかったから書くね

みーや @miyayacco

まず「ブラック・スキャンダル」自体は、『良くわかるホワイティ・バルジャーとFBIの蜜月のこれまで』って感じで、時間の長さを感じさせない詰まった展開でとても良かった。ジョニデ怖かった…。流石の10大指名手配犯なクズ野郎だった。（あと幼なじみ美味しかったね）

みーや @miyayacco

で、ブラック・スキャンダルとブラックリストの関係について。 もう観た人は、「FBIと関係してて、長く逃亡してた重要手配犯ってだけで、またこの人は何でも関連づけてゴリ押ししようとして…そんなのよくある設定でしょ？」と思っているかもしれないけど、実はこれ偶然ではない

みーや @miyayacco

ブラック・スキャンダルの主人公ジェームズ・"ホワイティ"・バルジャーは、ブラックリストの製作陣が初期に語ったところによれば、レッドの着想の原点（あえてモデルとは言わない）になった犯罪者なのね

みーや @miyayacco

レッドのアイデアは「ちょうどホワイティ・バルジャーが捕まった頃で、もしも彼がFBIに全てを話しはじめたら、彼は犯罪のロゼッタストーンになるだろうなと思って」と。コミコンでのお披露目での事で記事には沢山なってるので1つだけ貼っとく（deadline.com/2013/07/comic-…）

みーや @miyayacco

でもあくまでもそれはスタート地点で、そこから話を膨らませて、役者本人含む色んな人たちからのアイデアも入って、キャラクターは全く別の形にまとまり、ラグジュアリーでユーモアに富んだ「レッド」になったのは皆さんご存知のとおり。（これが私が『モデル』という言葉は使いたくない理由）

みーや @miyayacco

ちなみにこれに対してレッド役のスペイダーは、ツイッターでのAMAで参考にした犯罪者はいるかと聞かれたときに「いない」と答えているので、やっぱりレッドのアイデアの最初のきっかけでしかないということでいいんだと思う

みーや @miyayacco

とはいえ色々と痕跡も残っていて、これだけ名前を書いているとそろそろお気づきの方もいるんじゃないかと思うんだけど、バルジャーの愛称は「ホワイティ」、対してレディントンの愛称は「レッド」…まあ無関係じゃないですよねきっと。（名前の由来についての制作陣コメントはまだ見たことがないけど）

みーや @miyayacco

この話どこに行こうとしてたんだっけ

みーや @miyayacco

ああ、そうだ。ここで、どちらも似た状況の犯罪者なのに、何故ホワイティはこんなにひたすら怖くどうしようもない男で、レッドの方はチャーミングに視聴者に映るのか、と差分を考えていくと、このドラマの演出の上手さが見えてくるように思えるのね。

みーや @miyayacco

もちろん現実の犯罪者であるホワイティを美化して憧れさせてもマズいというのはあるにしてもね

みーや @miyayacco

そんなテクニカルな側面からもあらためて良さを発見することもできるかなということで、観てみるのもいいんじゃないかな、とブラックリストのファンの中の一人としてのご提案でした。