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[ハンドアウト]「ぐ」「り」「こ」 最後の3つを上って、君は振り返った。黄昏色に照らされた土手の階段には、誰もいない。《開始地点[町]shindanmaker.com/541547》 #黄昏町の怪物 shindanmaker.com/541552
2016-02-09 21:19:50[町]「魂が残りあと1つなんだ、頼む、頼むよ…」細い手足の怪物が、若い男の声で君へ縋る。《願いを聞き男に戮されるなら死亡【魂-1/異形『獣足(探索+1、力+1)』を入手】、男を戮すなら【魂+1】》 #黄昏町の怪物 shindanmaker.com/541547
2016-02-09 21:21:01ぐ、り、こ。階段ラストの三段をリズミカルに駆け上り、僕は振り返る。視界に飛び込んできたのは黄昏色に照らされた土手の階段だ。それ以外には何もない。人影一つ、ありはしない。夕日に照らされ伸びる影。影の頭から自分の足へと視線を移し、ふと気づく。ああ、これは夢なんだと。 #4215tk
2016-02-09 21:35:09だって最近、自分の足で外に出た記憶なんてない。周囲の風景にも見覚えがない。だから怖くなんてない。哀れっぽい声を上げて近づいてくる怪物も、恐ろしくともなんともない。魂をくれと、怪物は若い男の声で言う。僕は笑っていいよと答えた。自分でも誰かの役に立てる。いいことだ。 #4215tk
2016-02-09 21:40:04(さっきのつぶやきを見てくれた方はふと気づくかもしれませんが、『僕』は女です。まあ、モノローグ中心にいきたいので『私』みたいなお色気シーンはないかもしれないのでご了承ください) #4215tk
2016-02-09 21:47:01私(前回)「私は実に運が良い」 僕(今回)「誰かの役に立てる。いいことだ」 #どっちにせよスゴイ前向き #それゆえ感情失わないか不安 #4215tk
2016-02-09 22:29:37◇感謝◇無理を言ってもよさんにイメージキャラを書いていただきました◇感激◇
[ハンドアウト]気が付くと、君は明滅を繰り返す電灯を見上げ、口笛を吹いている。好きだったはずなのに、曲名が思い出せない。《開始地点[町]shindanmaker.com/541547》 #黄昏町の怪物 shindanmaker.com/541552
2016-02-10 00:01:28[町]喉が渇いた…。公園の水飲み場へ近付くと、怯えた顔の住人達が得物を手に君を取り囲む。《所持異形1つ以下なら保護される【魂+1】、異形2つ以上で死亡【魂-2/異形『棘(力+2)』を入手】》 #黄昏町の怪物 shindanmaker.com/541547
2016-02-10 00:02:10今日は自分の口笛で目が覚めた。夢の中なのに目が覚めたというのもおかしな話だ。どこかの公衆トイレの中で、明滅を繰り返す電球を見上げている。……この曲はなんという名前だったか。思い出せず、足元を見る。ごわごわとした獣毛に覆われた足がそこにあって、驚いてしまった。 #4215tk
2016-02-10 20:50:05夢にしても妙なことになった。自分の足で外を駆け回りたいという願望のなせる技だろうか?とりあえず外に出ると、即席の武器を持った大人たちに取り囲まれる。脚に視線を感じながらも、僕は彼らを掻き分け、近くの水飲み場で喉を潤した。よし、今日は少し走ってみよう。 #4215tk
2016-02-10 20:55:35