編集部イチオシ

『震災とたばこ』

Girls New Tobacco Lifestyle Evangelist 植草羊さんのツイートをまとめました。 ーーーこの世にたばこなんか無くなればいい、と思っている人もいるでしょう。でもね、それと同じくらい、この細い一筋の煙で救われる人がいるってことを忘れないでほしい。一服は昔「一福」と書きました。どうぞ皆さんに福が舞い戻りますように。
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植草 羊 @hitsujidayo

【震災とたばこ1】2011年東日本大震災発生。これによりJT郡山工場は大打撃を受けた。郡山工場はたばこの最終工程を担っていたため、たばこの製造は全面的にストップ。当然、国内のたばこは不足し、被災地でなくても、1人2個まで、という制限があったことを覚えている人は多いと思う。#たばこ

2016-04-20 00:00:27
植草 羊 @hitsujidayo

【震災とたばこ2】この時、JTは輸出用のたばこを買い戻すことも考えたようだが、一度輸出してしまったたばこは「外国たばこ」扱いになるため、自社商品であっても「輸入たばこ」となる。つまり、新銘柄として財務省の認可をうけなければならない。#たばこ

2016-04-20 00:01:15
植草 羊 @hitsujidayo

【震災とたばこ3】財務省の認可は、税金、価格等を決めるため、膨大な手間と時間を要する。郡山工場の復旧に注力しようとも、精密機械を調整できるエンジニアから「今、福島には行けない」と断られてしまう。 #たばこ

2016-04-20 00:01:58
植草 羊 @hitsujidayo

【震災とたばこ4】そこでJTがくだした決断は「優先的に被災地にたばこを送れ」。細々と他工場で作られたたばこは、まず被災地に送られた。時を同じくして動いたのはTLC(全国たばこショップ・リーダーズクラブ 全国のタバコ屋さんで組織された任意団体)。#たばこ

2016-04-20 00:02:45
植草 羊 @hitsujidayo

【震災とたばこ5】「着のみ着たまま、震災から逃れてきた人が“たばこ、売ってくれないか”とやって来るが、店にはもう1個も在庫がない。たばこ屋なのに、何もしてあげられない」会員のそんな叫びが仲間に届く。#たばこ

2016-04-20 00:03:27
植草 羊 @hitsujidayo

【震災とたばこ6】全国のTLC会員は、自分達の在庫を被災地のたばこ屋仲間に放出することを決定。そうでなくても品不足の中、どこのたばこ屋さんも1つでも多く商品が欲しい中での決断であった。#たばこ

2016-04-20 00:04:05
植草 羊 @hitsujidayo

【震災とたばこ7】そんな時、TLCの中心である京都のたばこ屋さんから手紙をもらった。「植草さん、結局ね、私達たばこ屋は、たばこと、そして、たばこに関わる人達に生かされているんです」便せんに鉛筆で書かれた文字は、悲しげだが、彼女の人柄を表すように凛としていた。#たばこ

2016-04-20 00:05:18
植草 羊 @hitsujidayo

【震災とたばこ8】被災地。海沿いの町、4人の郵便配達員がいつものように配達に出発。そして地震と津波が発生。山沿いを担当した3人は津波の発生を知り、さらに高台に昇る。しかし、海沿いに配達に行った1人が戻らない。安否を気遣いながら待つ事、小一時間。#たばこ

2016-04-20 00:07:57
植草 羊 @hitsujidayo

【震災とたばこ9】坂道を赤いバイクにまたがり、登ってくる姿が。仲間の無事を知り、4人が取った行動は、抱き合いながら無事を喜ぶことでもなく、言葉をかけることでもなく、たばこに火を着けることだった。ほっとした顔でたばこをふかす4人の姿がテレビに映し出された。#たばこ

2016-04-20 00:08:54
植草 羊 @hitsujidayo

【震災とたばこ10】この世にたばこなんか無くなればいい、と思っている人もいるでしょう。でもね、それと同じくらい、この細い一筋の煙で救われる人がいるってことを忘れないでほしい。一服は昔「一福」と書きました。どうぞ皆さんに福が舞い戻りますように。#たばこ

2016-04-20 00:09:39