【ブーブス・トレジャー】後編

ダイハードテイルズ広報局 @dhtls

◇前回の「ブーブス・トレジャー」は！◇「オイル塗っちゃうぞー」「でもサメが……！アーッ！」「島が見えたぞ！」「見て、ドクロに剣のマークも出てきた！きっと宝の在り処！」「ホールドアップしろ！ビッチども！」『シュコーッ、あれはブーブス……なぜこの島に奴らが……！』「キャッキャッ！」◇

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◇「バカな真似はよせ」「今すぐこの文字を解読しないと殺す！」「待ちな！」「ウワーッ！」「お助け！」「ギターとか、アンプがたくさんあるぞ。ジミヘンのポスターも！」「伝説と同じだ！」洞窟の松明に次々に火が灯り、ロックンロール秘宝機材群を照らし出す！「一体何が！」◇アッ！？始まるぜ！◇

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「すごい楽器」「ボーナムのドラムセットもあるぞ」「おいやめろ！大変なことに！」ブシェーミが止めるが、ジェーン９が軽率にレリックに手を触れた。その時……DOOOOOM！凄い地震が島を襲う！「で、伝説の通りだ！怒り狂った怪物が蘇るぞ！島の守護神が！」ブシェーミが手帳をめくって叫ぶ！

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大変だ、生き埋めになってしまうぞ。急げ！ブーブス！急げ！「ファック！何てこった！」「楽器と機材を持って逃げるんだ！」「でも上から海賊が来るよ」「こっちだ！地震で壁に穴が空いたぞ！」ジェーン９がドラムセットを盗難しながら指差す。でもその先には……！「何あれ！？」ブロンディが叫ぶ！

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「ガオオーン！」「あれは！？」「あれは一体！？」凄まじい恐ろしい影が松明の明かりで揺らめいた。楽器を担いだブーブスたちは恐ろしい物を目の当たりにしているんだ。吠える、すごいものを。一体？「見ろ！」ブシェーミが壁の文字を指差した。「ロックするもの、魔を沈め道を開く、と書いてある！」

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「やるしかない！」ブーブスは全員覚悟を決めて、楽器のシールドをアンプにジャックイン！「準備オーケーだ！」ブシェーミが手帳をめくり、真空管レリック・バッテリーにアンプを繋ぐ。ギュオオオーーーン！ブンブンブブーン！轟音が鳴り響く！ドラムも鍾乳洞のおかげで反響するので、凄い！

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「「ガオオオオーン！」」壁の穴から出てきた怪物たちは、ロックンロールに満足して飛び跳ね始めた。松明に照らされたその姿は……逞しいコナンみたいな体に、頭だけサメ！槍とかを持ってる！「象形文字の通りだ！」ブシェーミが手帳をめくり感動の涙を流す。「サメ人間だ！サメ人間は実在したんだ！」

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「泣いてる場合じゃない！」フォクシーはカッティングしながらブシェーミを急かす。「この後どうすりゃいい？」「待ってくれ」ブシェーミは手帳をめくる。「こうしてロックンロールすれば……見ろ！」台座がせり上がってきた。ドールハウスが驚いた。「アッ！あれはニンジャスレイヤー物理書籍の帯！」

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ブシェーミは踊るサメ人間の間を走って台座に辿り着き、帯を手にした。「関連書籍の帯を4つ集める者、宝を手にする！凄い！研究通りだ」その時だ！「ブリッツクリーグ！」「イッヒハイセスーパーファンタスティーシュ！」ナチス海賊が入ってきた！すると……サメ人間が彼らに襲いかかったのだ！

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「ガオーン！」「ウバーッ！」ナチスが食われた。サメ人間は音楽を止めようとする者を許さない！「やったぜ！」ブシェーミがファックサイン！「サードライヒ！」怒ったナチ擲弾兵がグレネード投擲！DOOM！「しまった！アンプをやられた！」「演奏が止まるとどうなるの？」「だいたいわかるだろ！」

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「ウオ……」「ウオオオーッ！」サメ人間がブーブスに襲いかかった！「ウワーッ！」「奥へ逃げろ！」「畜生、こんな事になるのかよ！」ジェーン9はドラムセットを背負い、サメ人間を次々にキックした。吹っ飛んだサメ人間が他の奴らを巻き添えだ。だが多勢に無勢だぞ！「急げ急げ！」「次の部屋だ！」

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デンデンデンデデーン（モンタージュ冒険シーケンスのBGM）次の部屋はリドル部屋だったので、ブーブスがサメ人間を食い止めている間に、壁に埋め込まれたでかい土産物みたいな石板パズルをブシェーミが解いて２つ目の帯を手に入れた。間欠泉を使い地上に出た５人は密林を進み、サメ神殿を見つける。

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デンデンデンデデーン。サメ神殿の入り口は青銅の門で閉ざされていた。「見て！壁に穴があって地下に続いてる」ブロンディが指差した。「こっちは蔓草が垂れて上に行けるよ」ドールハウスが別の入口を発見した。穴か？蔓草か？君は選ばねばならない。

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「どっちに行けばいんだ！」状況判断までの制限時間は、5分くらいしかないぞ！「急げ！あれを見ろ！」ブシェーミが山の上を指差す！崖に集まって儀式を始めたサメ人間たち！一体何を！？ドロドロドロドロ・・・野蛮な太鼓の音やほえ声が鳴り響く！DOOOOOOM・・・凄まじい地響き！

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山が崩れ、巨大な単眼サメ巨人が姿を現した。それはビルより大きい！巨人が目を開け、唸った。「SHARKLOPS」「シャークロプスって言ってるぞ！」「ファック！」「島の守護神だ！6の月が終わるまでに帯を４つ見つけねば、その怒りで世界は滅びるであろう」ブシェーミが恐るべき真実を告げる！

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「蔓草を！神殿の屋根だ！」フォクシーが決断した。「急げ！急げ！」ブロンディとドールハウスが蔓草をいっしょうけんめい登るぞ。「アーン！」ブロンディのヒップにドールハウスが頭を押し付けた。「ちょっと！早くしてよ！」「私だって頑張ってるんだよー」ナチを食い散らかしたサメ人間が迫る！

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「イッヒトリンケシャンプスミットラフスフィッシュ！」サメ人間に追加ナチ海賊が追いつき、ドンパチを始めた。「揉めてる間に急いで！」ブーブス四人とブシェーミは神殿の屋根に上り、上にあいた屋根の裂け目から中に飛び降りた。「やった！3つめの帯だ！」「地下を行っていたらパズルが大変だった」

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「最後の一個は？」「山岳地帯だ！」「ウバーッハハハハハハ！残念だったなブーブス！」前方の崖からプロフェッサーKの声！その手には、帯！「4個目は我々が頂いた！あとはお前たちを捕え、４つの帯の力でシャークロプスを操り、栄光あるナチス帝国カリブ方面軍団が世界を征服する！」「ファック！」

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「どうすれば……」「世界の危機だよ！？」ブロンディがブシェーミを揺さぶった。「情けないこと言わないで、なんとかしなよ！アタシたち、こんなに頑張ったのに！」「そうだ……そうだな」ブシェーミの目から消えかけた光が戻った！「俺だって30年間……何もかも犠牲に頑張った……やり遂げるぞ！」

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「見て！こっちに、ハーレーデビッドソンがたくさんある！」ドールハウスが神殿の離れの石の倉を指差した。「これってステージ上にバイクが沢山来る演出をやるメタルバンドのやつじゃないの？」「多分そうだ。この島にはロックンロールが集まっている……全て伝説通りだ！」「皆急げ！乗って走るんだ」

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ドルルルオーン！ブーブスはバイクで逃走！ブシェーミはフォクシーのサイドカーに！「……SHARKLOPS！」怒ったシャークロプスがハリーハウゼンじみた動きで山を歩き回り、ふと思いついたように、あちこちに大岩を投げてくる！SMAAAASH！「あぶない！」「タイミングよくかわすんだ！」

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間一髪！ブーブスは上手にバイクを動かして、投石や、前方に突然現れるサメ人間やナチスをかわし、逃げる！「もう夕焼けだぞ！」「まだ間に合う！急ぐんだ！」ドルルルルオオーン！「ウバーハハハ！無駄だ！どこへ逃げても…」ジープで追うプロフェッサーKが何かに気づく！「しまった、あの方向は！」

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「見ろ！」あれは！ナチスマークの旗と巨大バッテリー群。このトレジャーハントのために奴らが準備した前線基地だ。ここから地元の海賊たちに指示を送って、宝をゲットしようとしていたんだ。許せない奴らだね！「つっこめー！」「ファーック！」ジェーン9が先頭だ。銃弾を跳ね返しながら体当たりだ！

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ロックンロールのチャンスだ！ブーブスはハーレーから飛び降り、楽器とアンプを繋ぐ！ブシェーミはサイレン塔に登ってオーディオケーブルを繋ごうとする！「ウオーッ！」サメ人間の投げ槍がブシェーミの腹に刺さる！「ウギャーッ！」「ブシェーミ！」「お、俺に構うな、つないだぞ！やれ、ブーブス！」

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「「「「ヘル・イェー！」」」」ジェーン９がリズムを刻み、フォクシーが殴りつけるようなストロークを決める。ギュオオオオーン！凄い！地鳴りのような音が島じゅうに鳴り響いた！「ウバー！このままではロックンロールに真正面から突っ込んでしまう！デジー！」Kは運転手のデジーにUターンを促す！