不死霰ソウル

主にフォロワーの不死霰(泥未遂)くんの特に意味のないツイートからインスピレーションを受け、つらつらと書いた香ばしい文章をまとめていきます。たまに他の人のツイートもあります。 「」のなかは基本的に原文ママの引用文です。
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R氏。🍣 @R_si_

「俺を怒らせるのも大概にしておけ」 不死霰は低く唸った。 ——刹那、我々はその言葉が『警告』ではないことに気付く。 地は裂け、海は枯れ、やがて光を置き去りにした。闇が世界を包み込み、我々は「これが死なのだ」と直感した。 不死霰は警告したのではない。 『宣告』だったのだ。

2016-06-12 14:09:50

↑すべてのはじまり
誰かのクソリプに対しての何気ない返信だったのか、何かに対してのちょっとした怒りだったのか、
その発言の意図や経緯は、不死霰が「泥未遂」となり「不死霰」のアカウントを捨ててしまった今となっては誰も知ることは出来ない。
だが彼の発言から一人のムーミンはインスピレーションを受け、香ばしい文章を書きあげるに至る。

R氏。🍣 @R_si_

「不死霰」 その名を口にする。 ──否、本来の名ではない。 "不死霰"とは、単純な悟りだった。彼は元々花戦であったし、汚物弾でもあった。幾度となく転生を繰り返し、その都度、器に名をつけた。 「自身の本質とは」──器を得る度自問し、遂に悟った。 その身はただ世を流るる霰に過ぎぬ事を

2016-07-18 16:49:43

 ↑これは最初の行の「」内が引用文。
不死霰が「不死霰」とだけツイートしたことを元にしている。

R氏。🍣 @R_si_

「ワテチは泥未遂ですよ〜❔」 ただ、愚者を演じてみせた。そうすることで、ひたすら泥に塗れてきた自身の歩みを翳らせるのだ。 ──それでも 自分は未だ泥の中で踠いているのか。あのでさえ、此処を抜け出し世に出たというのに。 もはや泥そのものだ。と自虐する。沈んでしまえば、傷つかない。

2016-07-18 16:59:38

↑「泥未遂」となってからも親しみやすさや呼びやすさから「不死霰」と呼ばれていたが、彼はそれを好ましく思っていないのかもしれない。

彼のもとへは、日常的に多くのクソリプが送られている。
いつだったか、既に「不死霰」が消え、「泥未遂」となった彼へ誰かが送った何気ないクソリプ。
それに対し、彼は「自分は不死霰ではなく泥未遂だ」と、当時流行っていたリーダー・クルーの文体を用いて文中「」内にあるように反論した。

R氏。🍣 @R_si_

「今起こったことを簡潔に話すとバスが俺を無視して通り過ぎた。バス停の横で立って待ってたのになんで?」 武井は嘆いた。 運悪く運転手に気づかれなかった──のではない。 見えなかったのだ。 何故なら彼は既にこの世にいない。 哀れな魂は、己が死んだことに未だ気づいていないのだった

2016-06-30 12:28:00

↑今は亡き「武井」の何気ない日常の不運の呟きから生まれた文章。

彼はこのツイートをする前から度重なる講義サボりツイートにより、周囲から留年を心配されていた。
このツイートのしばらく後、ついに彼は「春学期8単位しか取れてない」「マジで留年がやばい」「退学すらある」などといった遺言を残し、なんとか状況を乗りきるためにひっそりとTwitterアカウントを削除した。

しかしちょくちょくVineを投稿しているため生存は確認されている。
果たして彼が留年を免れることができたのか、いま彼は何をしているのか。
答えは彼のみぞ知り得るところであり、彼がまたこの掃き溜めに戻った時、知り得る事柄である。

R氏。🍣 @R_si_

「花戦だとか不死霰だとかいう枠組みで俺を定義するな」 渇く嘆きが木霊する。 波紋の如く意識を揺らし、溢れる意思を淀ませた。 "泥未遂"──。 響く定義は思想に過ぎず、彼の拒絶に論すら無い。 汲み得る解すら定義は無く、主観の一つを説くならば、 枠組むためには己の枷がただ重いのだ。

2016-08-11 23:24:32
R氏。🍣 @R_si_

不死霰がなんかよくわからんこと言うたびにインスピレーションが湧いてくる

2016-08-11 23:57:52
R氏。🍣 @R_si_

沈んだ時に自分を忘れ、己のことすらいつしか忘れた。 泥の中に身体を預け、澱みの内に甘え続ける。 汚濁に滲んだ弾は消え、流布した霰の不死も消え、淀んだ泥に身を投げた。 ──花の戦の泥未遂。 泥を呑み込み消えようか、思念の果てに未遂で終わる。 「ぶっ殺してやる」 至らぬ殺意は響くのみ

2016-08-20 11:58:12

↑「ぶっ殺してやる」とだけ書かれた泥未遂のツイートがもとになっている。

オタクにありがちな有言不実行な過激発言であるが、彼が何に対して殺意を抱いていたのか筆者は知り得ていない。

なお、こちらは汚物弾、花戦、不死霰、泥未遂、といった不死霰の形態変遷の網羅を(かなり無理があるものの)試みた文章である。

R氏。🍣 @R_si_

「空を見てたらムカついてきた」 傲慢に見えた。 汚濁に塗れ、荒み腐った路を歩む。この泥未遂にとって、"それ"はあまりに清澄であり、一貫して己より上位であった。 泥の中よりただ眺める。 そこから生じた渇望は、空降る霰を自身と結ぶ。 墜ちる霰は不死に見えた。泥の中では大地は見えない。

2016-08-23 19:42:18
つかさ(Szealot) @_Szealot

泥未遂さんのツイート一つ一つに重みを感じる

2016-08-25 03:45:26
R氏。🍣 @R_si_

「シコろうともしてないのに勃起したチンポコがパンツに擦れてあれが出ちゃって泣いてる」 溢れるのは魂の残滓。 人の世に器を設けた不死霰にとって、肉体との結合は困難を極めた。 幾度なく身を転じた彼でさえ、自身を受け止めきる器を生み出したことはない。 注ぐにはあまりに矮小過ぎる杯だった

2016-09-09 20:24:21
R氏。🍣 @R_si_

@mud_not_yet 泥未遂/学会名:中卒社会不適合発達障害ゲームクリエイター 霊長類・ヒト目・ヒト科 「おお〜」と度々鳴く。幼年期を汚物弾、青年期を不死霰と呼称され、成熟した不死霰が冬に蛹になり、一年を経て泥未遂となる。 電子の砂漠で泳ぐことを好む。 夜行性。

2016-09-16 14:52:37
R氏。🍣 @R_si_

独白は淡々としていた。 何もかも結果論に過ぎない。経た日々も、その浪費の仕方も。 絶望に暮れたからでも、だかしかし希望を見たわけでもない。ただひたすらな無我が、幸せな妄想が、心を優しく包み込む。 風に流れる花を見た。 「蝶になりたかったよ」 いつかそうして、蜘蛛の腹を満たすのだ。

2016-09-16 16:39:20