月と一振りの手合せ

胡乱の三日月【低浮上】 @uta_dollune

@Touou1512 っ、ぐ…(浴びた返り血が己のそれと最早区別がつかないほどに衣を染め、よもすれば倒れかねぬのをなんとか踏みとどまり。すぐ傍にあるその表情に変わらぬ笑みを返しては、刀を相手の首筋に添え)そう、だ。…でなくば、怖くて寂しいのだろう…ひとの、子は。

一期一振@藤黄（不定期浮上） @Touou1512

@uta_dollune ……さみしい。さみしい、か……(首筋に当てられた刃に笑みを深めては刀を掲げようとするが、力が入らないようでからりと乾いた音を立て手から滑り落ちては瞑目して)……貴方は、やはり素晴らしい刀だ。私の浅慮では思いも、しません……完敗です、三日月殿……。

胡乱の三日月【低浮上】 @uta_dollune

@Touou1512 (己の隣にからりと音を立てて刃が落ちるとともに自らの手からも力が抜けて落ちると腹を押さえながらも何とか立ち上がり刀を納め、相手に手を差し伸べ)……疑い、嘆くことの出来るそなたの方が、いつかひとの子に深く添えるのだろう。いや、そなたこそ強い。

一期一振@藤黄（不定期浮上） @Touou1512

@uta_dollune (力込めた手の内で己が刀の音もなく霧散するのを眺めると、苦笑い浮かべて手を取りふらつくのを堪えて立ち)……だと、良いのですが。三日月殿のように理解し、呑み込むには……些か、時間が足りぬようで。 今宵は色々と学ばせて頂き、ありがとうございます。三日月殿。

胡乱の三日月【低浮上】 @uta_dollune

@Touou1512 (相手の手を確りと取って立ち上がるまで待つと、互いの姿の変わりぶりに可笑しげに小さく笑ってから深く一礼をし)いや、俺は理解するがゆえに深くは寄り添えてやれんのだろう。…ふふ、俺の方こそ、実に良き一時であった。どれ、手入れに行くか。

一期一振@藤黄（不定期浮上） @Touou1512

@uta_dollune 寄り添うにもまず理解せねば。私はそこから、ですな(ふと相手の笑みに気付いては互いの有様に堪らずこちらも笑みが零れ。しかしそれでも胸元へ手をやり一礼して)三日月殿にそう言って頂けて、嬉しいです。またお相手くださいませ。 はい。……肩を、お貸ししましょうか？

胡乱の三日月【低浮上】 @uta_dollune

@Touou1512 ふふ、理解した時にはきっと、そなたは深く寄り添える刀になるのだろうな。…うむ、手傷で言えば俺の方が深手だ。すまんが頼むぞ。(互いに礼をしあっては普段の穏やかなやり取りに戻るも、未だ深手のままの腹を押さえながら相手の肩を借りて演練場を後にし)

胡乱の三日月【低浮上】 @uta_dollune

さて、これにて藤黄との手合わせは一段落ついただろうか。見てくれた者が居るかは解らんが、もし居るならば礼を言おう。 さて、このまま藤黄から貰った手伝い札を使って手入れに行くか。

一期一振@藤黄（不定期浮上） @Touou1512

遅くなりましたが、三日月殿との手合わせは終了致しました。見て頂いた方はありがとうございます(一礼して柔らかく目を細め) ……矢張り、強かった。私も多くを学べる良き機会でした。

一期一振@藤黄（不定期浮上） @Touou1512

手入れは三日月殿にもお渡ししましたが、手伝い札を使いましたので大丈夫ですよ。……太刀も錬度高まると一日単位で時間がかかるのですな。驚きました……。