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欧州探査計画「エクソマーズ」 着陸機19日に火星到達へ 国際ニュース:AFPBB News afpbb.com/articles/-/310… @afpbbcom 日本時間19日23時42分、着陸機「スキャパレリ」が火星大気圏に突入
2016-10-18 23:26:58Astronomer 天文学者 IAU会員, Photographer 日本星景写真協会理事,「長野県は宇宙県」連絡協議会代表。系外惑星探査・天文教育普及活動。最新の天文学から身近な天体現象(音楽も)、興味のあるテーマを紹介します。毎日小学生新聞「ガリレオ博士の天体観測図鑑」隔週土曜連載中。毎日1枚の星景写真をUP。
ESAのExoMarsの周回機TGOが火星周回軌道に入ったが、 着陸機EDMスキャパレッリは依然、通信不能。スキャパレッリは着陸後、Mars Express(ESAの火星周回衛星)を経由して地球と通信するということだが・・・ twitter.com/esa/status/788…
2016-10-20 08:04:04Press release: #ExoMars @ESA_TGO reaches #Mars orbit, @ESA_EDM situation under assessment esa.int/Our_Activities… pic.twitter.com/b2oCfawZ1i
2016-10-20 04:03:25火星への旅(1) 火星は、サイズが地球の半分、質量が約10分の1という小さな天体である。現在の火星表面は低温低圧で、液体としての水は存在できそうにない。しかし、火星の過去や現在の水の存在量は、生命の起源や有人探査を考える上で重要なテーマである。 pic.twitter.com/2K6AzORZtZ
2016-10-20 08:07:13火星への旅(2) 火星は、地球のように四季がある。望遠鏡で火星を覗くと、火星の極地域の極冠が小さくなると同時に表面の模様が変化したり、雲が生じたりする。1877年、イタリアの天文学者スキャパレリは、火星表面に季節で変化する網目模様を観察し、これに溝「カナリ」と名付けた。 pic.twitter.com/FLsbArnumX
2016-10-20 08:10:07火星への旅(3) スキャパレリが名付けた溝「canale」、これが、人工的な運河を意味する「キャナル(canal)」と英訳されたため、「火星に運河発見」と全世界に広まった。このような中で、火星には高等な生物が存在すると想像する人たちもいた。(ESAの着陸機は彼の名に由来する。) pic.twitter.com/4a3PMajQWm
2016-10-20 08:14:28火星への旅(4) 1960年代、人工衛星による火星探査が始まると、その想像は打ち破られた。なぜなら、火星の表面がクレーターだらけの姿だったからだ。1970年代に入り、マリナー9号やバイキング1,2号の活躍により、河川状地形や大洪水地形など、水流を示唆する地形が次々と見つかった。 pic.twitter.com/Q426ln4lH7
2016-10-20 12:15:14火星への旅(5) このことから、過去の火星は温暖湿潤な気候であったが、徐々に寒冷化して現在の状況になったと考えられた。しかし、理論的な研究が進むにつれて、二酸化炭素などによる温室効果を考慮しても、過去の火星で温暖湿潤な気候を維持することができないことが分かった。 pic.twitter.com/fgnMf0R7Tp
2016-10-20 12:17:49火星への旅(6) そのため、火星表面の流水地形は、初期に作られたものか、あるいは、隕石の落下などに伴う一時的な大洪水によるものではないかと考えられるようになった。 (夕暮れ時、南西の空に火星が輝いている。もうすぐ火星もオフシーズン。今年の5月31日が中接近だった。) pic.twitter.com/EeXofNxZC9
2016-10-20 12:27:08火星への旅(7) 20年近いブランクを経て、1990年代後半から新しい火星探査の時代が始まった。1996年に打ち上げられたマーズグローバルサーベイヤーは、これまでにない高解像度で火星表面を明らかにした。 pic.twitter.com/MjKBnLtwfD
2016-10-20 17:52:17火星への旅(8) 2004年1月に火星に着陸した2台のローバー(探査車)、オポチュニティとスピリットは、過去の火星表面に液体の水が存在していたという直接の証拠を発見した。 ( 2台のローバーの着陸地点は、海の底、あるいは、湖と推定された領域が選ばれた。) pic.twitter.com/D9uLbEaWuI
2016-10-20 17:55:57火星への旅(9) オポチュニティは、着陸点(メリディアニ平原)付近でミリメートルサイズの赤鉄鉱を含む球状物質や鉄みょうばん石などの硫酸塩の含水鉱物を発見。スピリットもコロンビア丘で硫酸塩鉱物を発見。これらの鉱物は、長期間、安定的に水が存在していた証拠と考えられる。 pic.twitter.com/16jSPhMsCG
2016-10-20 17:57:55火星への道(10) NASAのマーズオデッセイ (2001~) や欧州宇宙機構(ESA)のマーズエクスプレス(2003~)は、南極冠の氷の大部分がドライアイスでなく、水の氷であることを突きとめた。また、この貯蔵量が火星全表面を水深11mの水で覆うほど大量であることもわかった。 pic.twitter.com/pCtCNHXamk
2016-10-21 08:00:10火星への道(11) すなわち、過去の火星の水のほとんどが、現在も氷となって地下に眠っているというわけだ。 現在、火星には、表面の2台のローバーと周回軌道上の6台の探査機が活動している。 ( 2台の ローバーは、オポチュニティと愛称「キュリオシティ」である)。 pic.twitter.com/CUzXtkOQmD
2016-10-21 08:41:53火星への道(12) 表面の2台のローバー:オポチュニティは、現在でも探査を続けている。また、2012年に火星に到着したNASAの大型のローバー、マーズ・サイエンス・ラボラトリー(愛称「キュリオシティ」)も活動を続けている。 また、今回着陸したスキャパレリにもローバーが積んである。 pic.twitter.com/YEV3P8O5rM
2016-10-21 08:46:17火星への道(13) 火星周回軌道上の探査機: NASAのマーズオデッセイ、ESAのマーズエクスプレス、NASAのマーズ・リコネサンス・オービター、インド宇宙機構のマンガルヤーン、NASAのメイバン、そうして、今回ののESAのExo Mars TGOの6台が活躍中だ。 pic.twitter.com/J0vDAmn0ac
2016-10-21 08:50:46火星への道(14) そうしていま、水の惑星としての火星が注目されている。現在、2020年代の火星探査計画がいくつも提案されている。その中には、日本の火星探査計画(ミーロス計画)や火星衛星サンプルリターン計画も含まれている。 いま、生命の起源を探る挑戦が始まりつつあるのだ。 pic.twitter.com/UDpPRL2s8h
2016-10-21 08:54:03