【更新】書籍化の打診→一度ならぬ全面改稿・分量半減を含む度々の直し→50日放置→企画立ち消え、という悲劇とその後
打ち砕くロッカを出版しないかと出版社から声をかけられ、そこから三回くらい全体を改稿しつつ2章までの内容を十三万文字くらいまで切り詰めたり色々やったけど、最後の原稿送ってから50日くらい連絡なくてこっちから「どうですか」と聞いてみたら「やっぱ無理みたいですごめんね」と帰ってきた。
2016-11-11 20:07:05▼「小説家になろう」のリッチマンさんマイページ
この書籍化作業によるいくつかの機会のロスと無視できない程度には長期の徒労は、さすがに酒くらいではどうしようもない。
2016-11-11 20:16:03金にならない相手だからといって自分の都合による「やっぱ無理ですごめんなさい」を自分からすぐに言えないのは社会人として失格です。
2016-11-11 20:23:35手元に残ったのは、二章分のエピソードを文量にして約半分にまで削減し尽くした原稿。言葉選びにはいくらか気を使ったので、ここからちまちまと使える部分だけをコピペして1,2章の文章に差し替えていこうかなと思っている。もちろん、後々。
2016-11-11 20:50:56そういえば、今回のご破算になった書籍化作業について、せっかくなので打ち合わせに合った案などをここで暴露してしまおうかな。それくらいの話の種にはなってもらおう。
2016-11-11 20:53:03まずひとつ。編集さんの方からあった要望で「マコ先生の性別を女性に変えていただきたいのですが」というのがあった。 これは、年齢層的に読者受けする妙齢の女性キャラを増やしたい思惑があったとのこと。 ただこれはライカンのエピソードに響くのと個人的な趣向もあって断固お断りした。
2016-11-11 20:57:22次に「ロッカが酒を飲み過ぎてそれは読者が引くんじゃないか」というのもあった。 言われてみれば確かに事ある毎に酒を飲んでいたかもしれない。結構納得できる提案だった。
2016-11-11 20:58:52あとは向こうから「ドラゴンと闘うエピソードまでにもうひとつ本筋になるようなものを一つ考えて下さい」という割りと無茶振りみたいなものがあった。第一巻を出版する前に頓挫した今からして思えば皮算用もいいところの、ちょっと滑稽すぎる話だった。
2016-11-11 21:01:37原稿も行数を整理するところまでやったし、イラストレーターに声を掛けるところまで進んでいた。あんまり絵師さんについて詳しくないものの合いそうな絵師さんを自分なりに調べてみたりもした。色々と慣れないことをした期間だった。
2016-11-11 21:06:09下請けに「材料費お前持ちでこれこれこういうの作って」と色々と指示を出して、途中で何度かリテイクも出して、最終的に納品された完成品を見て出来がイマイチだったからという理由で特に連絡もせず反故にし金も払わない。
2016-11-11 22:39:54結局のところ、最後に具体的な提案もなく、暗に「これはもう無理なんで諦めてください」しか言えない。企画を持ちかけた側が、製作者に提案する前に諦めきっている。連絡がなかったことへの深い詫びもない。無責任な大人だと思う。
2016-11-11 22:47:58こういう、出版社に対する愚痴、聞いてる書籍化作家としては反応しにくいだろうな。申し訳ないと思う。しかしこの徒労感は他に処理しようもない。構わず黙って流していて欲しい。
2016-11-11 22:52:56持ち込んだ企画が突っぱねられるのはわからなくもない。ただ声を掛けてきた方から突っぱねてくるのは本当に聞いたことが無い。何だったんだ……。
2016-11-11 23:37:37担当してくれたらしい人からは色々な相談を受けたからありがたいと思っている部分はあるけれど、最後の最後で本当に……何なんだ。かくれんぼの途中で帰る幼児か……。
2016-11-11 23:41:02こういう、愕然とするほど信じがたいものがあると、今まで受けたアドバイスも全て信用できなくなる。学園に制服を採用してみては、とか。ロッカをもっと女の子らしくしてみた方が、とか。本当に最後の最後で台無しになった気分。
2016-11-11 23:42:52