大量のキャラクターが登場する物語について

大変興味深かったのでまとめ カテゴリは迷いましたがとりあえずアニメで。
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よしのさん/ひろのP @hironoirun

バンマスのいうところの「で、おまえら結局全員でなにをしてんの? なにと戦ってて、敵の目的はなんで、おまえらの最終目的はなんなの?」的な疑問に近いのはTVのエヴァとかストライクウイッチーズも抱えていて、結局人類補完計画が何なのかネウロイが何なのか見てるだけじゃ分からないけど(続く

2016-11-28 03:16:05
よしのさん/ひろのP @hironoirun

続いた)物語的に見せたいものは別のものだよ、って点に納得が行く(当時のエヴァは微妙だが)ので、使徒とかネウロイとか「舞台装置」としてスルーできるんだな。

2016-11-28 03:17:20
坂東真紅郎 @sinkurou

@hironoirun 「正体不明な敵が攻めてくる。とりあえず戦わなくてはならない。敵の正体と目的は回を追って明らかになる。そこには衝撃の真実が」は、別にそれ自体は問題じゃないと思うんよ。ただ、エヴァは最終回まで見ても、種明かしをしたとは言い難い内容なのが問題で。

2016-11-28 03:18:34
坂東真紅郎 @sinkurou

@hironoirun まあ、ファン的視点で、それで納得いくのなら、それ以上はなにもいうまいといった感じw

2016-11-28 03:19:39
よしのさん/ひろのP @hironoirun

・・・シンデレラガールズがアイドルになる話じゃなくて、謎の存在「ホゲモロン」を目指してがんばるって話で、散々女の子達が「こんな事じゃホゲモロンになれない!」とか「一緒にホゲモロンになろうって誓ったじゃない!」とか盛り上がった挙句、ホゲモロンが何なのか語られなかったら、まぁ怒るな。

2016-11-28 03:19:41
坂東真紅郎 @sinkurou

@hironoirun まあ、それであっても「結局ホゲモロンとはなんであったのか? だがもはやそんなことはどうでもよくなっていた」にもっていく手もあるとは思うのです。諸星大二郎作品とかそういうの多いよね。ただ、よほどうまくやらないと見てる側に不満ばかりたまるのは確か。

2016-11-28 03:21:21
坂東真紅郎 @sinkurou

物語的王道がなぜ王道なのかを考えることはすごく大事だし、よほど自信があるのでなければあえて奇をてらわず、王道をもってきた方が物語の骨子を失わずにすむ。とくに舞台装置で奇矯なことをやるときはなおさら。

2016-11-28 03:24:19
葛西伸哉(HJ文庫『封印魔竜が〜』発売中!ノベリズム『聖なる彼女に~』連載中) @kasai_sinya

@sinkurou 私見ですが「キャラ」「プロット」「題材・設定」の全部で奇をてらうのは危険だと思ってます。最低でもひとつ、基本的にはふたつはオーソドックスに。『ガルパン』は道具立てが奇抜だから物語は手堅くしてるんですよね。

2016-11-28 03:27:38
よしのさん/ひろのP @hironoirun

TVエヴァに関しては、俺的には、「俺んちにビデオ録画を観に来た3人の友人」が、それぞれ3つの視点を残していってくれたので、それで俺自身が補完されちゃったというのが強い。 「なんかの冗談だろ!?本物を出せよ!」 「なるほどねこういう作りかなるほどね」 「私はここにいてもいいんだ!」

2016-11-28 03:29:20
よしのさん/ひろのP @hironoirun

物語やキャラクターに思い入れを持つか、作者の手法に注視するか、主人公に自己投影するか、の違いかなぁ?

2016-11-28 03:32:19
坂東真紅郎 @sinkurou

ガルパンは「女の子が戦車でバトルする(マジで)」というシチュエーションのおもしろさ、バカバカしさを心の底から信じた上で、そこを活かすためにこそ脚本はつとめてオーソドックスにしようとしているわけでして。

2016-11-28 03:33:51
坂東真紅郎 @sinkurou

@sinkurou 「わかっているけどおもしろい」というやつを実現しているわけですね

2016-11-28 03:35:45
よしのさん/ひろのP @hironoirun

艦これは、「命がけのマジ戦争」の割には、当人同士がガチャガチャやってるだけで世界的な被害が見えないのに対して、ガルパンは「スポーツ的な競技」の割に、廃校をかけたり、家族や昔の仲間との確執をかけた戦いだったりしたな。 あぁ、だから艦これアニメは唐突に撃沈があったのか。

2016-11-28 03:39:20
よしのさん/ひろのP @hironoirun

ガルパンで砲撃を受けた家屋の持ち主が(修理費が出るって)喜んでた、ってのも、ちゃんと世界と主人公達の位置を作ってるんだな。

2016-11-28 03:40:37
坂東真紅郎 @sinkurou

@hironoirun そそ。あれが物語としてやれるし活きるのは、主人公がなにをしているのか、物語上なんのために存在しているのかがはっきりしているからだと思うん。

2016-11-28 03:41:58
坂東真紅郎 @sinkurou

「ごく普通の女子高生が集まって戦車で戦う」というコンセプトが決まった時点から「じゃあなんで戦うんだ?」「女子がなんで戦車に乗ることに?」「そもそも危なくないのか?」とどんどん考えてふくらませていった結果が、あの設定であり、キャラクターであり、キャラの作劇上の反応なんよね、たぶん。

2016-11-28 03:44:22
よしのさん/ひろのP @hironoirun

(まぁそもそもでいったら、旧日本海軍の艦船を擬人化した少女たちがカードから飛び出して華麗に戦いますってゲームがスタートだから、あまり掘り下げちゃいけないのかもしれないが、アニメや映画まで来たらもう掘り下げざるを得ないだろ・・・)

2016-11-28 03:46:15
坂東真紅郎 @sinkurou

@hironoirun まさに。「物語がない」なら「作る」しかないわけです。たとえ順番が逆だとしても。そこで「今あるすべての要素は入れられない」「アニメオリジナルの設定が入る」ことは看過すべきだと個人的には思います。

2016-11-28 03:48:25
よしのさん/ひろのP @hironoirun

「ごく普通の~乗って戦う」というコンセプトから、何で戦うんだ? 何で乗る事に? そもそも人型の必要性は? をどんどん考えて膨らませていくと、ガンダムになるな・・・

2016-11-28 03:48:46
よしのさん/ひろのP @hironoirun

あぁ、そうか。 物語に寄り添うようにキャラクターを作るのなら、脚本書きの領分だけど。 キャラが先にありき、で、それにあわせた物語を構築していく、ってのは、TRPGとかPBMのマスタリングのが近い、と感じたんだな。俺が。

2016-11-28 03:51:19
おりた @toronei

@sinkurou @hironoirun しかも祭りとかで、日本において実際にあるような出来事を、下敷きにしているのも入りやすいですよね。虚構と現実の橋渡し的なシーン。

2016-11-28 03:51:59
よしのさん/ひろのP @hironoirun

「虚構と現実の橋渡し」ってのは、自分の感覚的には、割とおっきいテーマな気がするぞ。ふと思い出すと、SF的なロボットものやるにしても、ファンタジー風なロボットものやるにしても、まず主人公の日常があったなぁと。ガンダムとダンバインだけど。

2016-11-28 03:55:27
よしのさん/ひろのP @hironoirun

@sinkurou あぁ、なるほど。俺にとっては「PCが起点」ですからね。

2016-11-28 03:56:34
坂東真紅郎 @sinkurou

@hironoirun 「物語上のリアリティ」ですな。おまえ何者やねん、という。あと、視聴者に印象づけたいモノを登場させたときの落差でインパクトを与えるための日常描写というのもある。

2016-11-28 03:57:51