地震報道を通した「共感疲労」について
心のキャパシティを超える体験に遭遇すると、「覚醒亢進」「躁的防衛」などで「何かしなきゃ」と居ても立ってもいられなくなったりすることもありますが、それは危険。とくに被災地以外の人は、まず落ち着いて自分の日常の維持を。
2011-03-13 18:14:26被災地におらず、直接、救援活動に携わらない私たちができることは、せめて自分の心のケアは自分ですること。この国の全員が「急性ストレス障害」に陥っているいま、まず自分を落ち着かせて。
2011-03-13 18:17:56いまはこの国の全員が「急性ストレス障害」という状態です。これは地震に直接遭遇してなくても、映像や情報から起きます。これが回復せずに長引けば、本格的な「心的外傷後ストレス障害(PTSD)」に移行します。私たちができることは、自分をPTSDにしないこと。
2011-03-13 18:33:45直接の被災者じゃない人が、自分をPTSDにしないために。まず、食べてからだを休めること。これに尽きます。以前は「不安や恐怖など語って聞いてもらったほうがいい」と言われてましたが、いまはそれは精神医学的に否定されてます。
2011-03-13 18:39:51その通り。見すぎ語りすぎはそれだけで直接経験同様のトラウマになることが、9・11の研究で明らかになってます RT @fullyuum: 情報を遮断するのも過剰に得るのも怖い RT @rkayama:
2011-03-13 18:43:23すみません…どう伝えるべきか… RT @ac_katsura: @rkayama 被災している近親者や友人を心配してテレビを見ているしかない人もいます。「危険」や「PTSD」を一般化し過ぎると、そのことを否定することにもなりかねません。影響力ある専門家なんだからもう少し慎重に。
2011-03-13 19:04:14うまく伝えられずすみません! RT @Manyaces: @rkayama 専門家が国民皆ASDと評してしまうのは、何ともない人の不安までも煽ることになりませんか?辛さを堪えて無理に情報を得ようとしなくていい、体調に気をつけて、だけでよくないでしょうか?
2011-03-13 19:07:09@minoblue1120 診察室でメディアに触れてPTSDになったケースを診た経験から語ってしまいました。意にそぐわなかったら申し訳ありません。
2011-03-13 20:58:14@mycinnamon 診察室で似た事例を診てきた経験から、二次的PTSDを予防したいと思っていましたが、どのような表現が適切か、よかったら教えてください。お願いします。
2011-03-13 22:30:54@HirokoDX 診察室で似た事例を診てきた経験から、二次的な心的被害を予防したいと思っておりましたが、どのような表現がいいか、教えてくださると助かります。
2011-03-13 23:22:05ありがとうございます。決して扇情的なことを言いたいるわけではなく、心身の休息の重要性を指摘したかったのです RT @cka_ayacoh: 先ほど香山リカさんのツイートが流れてきましたが、そのことに関してご本人も表現を迷われている模様です。
2011-03-13 23:26:33先ほどの「被災地以外の方にもPTSDが」といった一連の私の発言に、批判もたくさん寄せられました。うまく表現できなくて歯がゆいのですが、そうできる状態にある人は、心身をいったんゆるめること、それが必要です。
2011-03-13 23:39:25被災地に思いを寄せることはとても大切ですが、救援者が「共感疲労」と呼ばれる疲弊状態に陥りやすいことが知られています。これはテレビやネットを介しても起きる可能性があります。
2011-03-14 22:05:22「共感疲労」は、それに陥っている人が自覚を持てない、という特徴もあります。「疲れたなんて言ってられない」「私にできることはもっとあるはず」と思ってしまうのです。
2011-03-14 22:07:06気づいたときには燃えつき状態になり、回復に長い時間を要することも。いざ私たちの力が必要とされるときに起き上がれない、なんてことにならないよう、いまはいつもより自分を休ませて。
2011-03-14 22:10:00