タラ夫の列品解説

「バベルの塔」展公式マスコットのタラ夫が、東京都美術館で作品やグッズ、会場のことをご紹介。「バベルの塔」展てどんなところ?にお応えします! ※展覧会は2017年7月2日まで東京・東京都美術館で開催、その後7月18日~10月15日@大阪・国立国際美術館に巡回します。
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タラ夫 @2017babel

【タラ夫の会場案内】とある日の閉館後の東京都美術館…展示室にはタラ夫の姿が。 どうやらバベルの塔展を案内してくれるみたいです。 会場に入るとまず目につく大きな「BABEL」のロゴの前でお出迎え。ここから展示が始まります。ドキドキ。 タラ夫について行ってみましょう。 pic.twitter.com/3rS4AcLDEz

2017-06-01 11:58:43
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タラ夫 @2017babel

【タラ夫の列品解説①】展示室に入ると、16世紀ネーデルラントの彫刻作品が皆さんをお出迎え。こちらは《四大ラテン教父》 ネーデルラント彫刻はあまり知られていませんが、それはほとんどが作者不詳だから。中でもこちらは作者(アルント・ファン・ズヴォレ)が推定されている珍しい作品です。 pic.twitter.com/4SGCFv7JCa

2017-06-01 21:17:44
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タラ夫 @2017babel

【タラ夫の列品解説②】美しい彫刻群を抜けると、2章「信仰に仕えて」。当時の絵画は、文字の読めない人に対してキリストの教えを伝える重要な媒体でした。 ディーリク・バウツ《キリストの頭部》もその一つ。真正面から見つめるキリストの眼差しは、見る者の内面を見透かすようです。 pic.twitter.com/hjdzvKo89w

2017-06-02 11:55:57
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タラ夫 @2017babel

【タラ夫の列品解説③】続いてタラ夫が足をとめたのは《聖カタリナ》と《聖バルバラ》の前。二人はいずれも中世に広く崇拝された女性の聖人で、様々な病から信者を保護するとされています。美しい宗教画ですね。 この2つは、昨年タラ夫がボイマンス美術館を訪れたとき、修復中だった作品です。 pic.twitter.com/q2Z4PGrScW

2017-06-03 09:00:46
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タラ夫 @2017babel

ちなみに、ネーデルラント美術が展示されているLB階はこんな雰囲気です。 タラ夫は鑑賞に夢中になっているみたい。 作品にぶつからないようにね。 #バベルの塔展 pic.twitter.com/iBx0aZ192d

2017-06-03 20:11:06
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タラ夫 @2017babel

【タラ夫の列品解説④】こちらはルカス・ファン・レイデンの《ヨセフの衣服を見せるポテパルの妻》。召使いヨセフに不貞を迫るも拒否された腹いせに、強姦されそうだったとポテパルに偽りの訴えをする妻が描かれています。 作家がまだ10代の頃の作品ですが、人物の表情が巧みに表現されていますね。 pic.twitter.com/ZNbtgd5sg5

2017-06-04 12:10:07
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タラ夫 @2017babel

【タラ夫の列品解説⑤】宗教画が主流だった一方、ネーデルラントでは独特な変化が表れます。ネーデルラント最初期の風景画家とも呼ばれヨアヒム・パティニールの《ソドムとゴモラの滅亡がある風景》では、右側に小さく宗教的画題が描かれていますが、まるで主役は背後に広がる風景のようです…! pic.twitter.com/qVoKqzsvRf

2017-06-06 07:05:30
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タラ夫 @2017babel

【タラ夫の列品解説⑥】また交易で栄えたネーデルラントでは、「肖像画」が王家や貴族だけでなく、裕福なブルジョワにも手が届くものとして人気を博します。こちらは《フォンセカ家の男の肖像》。どことなく見覚えのありそうな風貌ですね。 pic.twitter.com/fg4HAX1M5K

2017-06-07 07:05:44
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タラ夫 @2017babel

バベルの塔展では作品の展示のみならず、展示室の合間に「ボイマンス美術館ってどんなところ?」「オランダのロッテルダムはどんな街?」といったこともご紹介。 作品がやってきたオランダのことや美術館のことが分かると、作品鑑賞もぐっと深みが増しますね。 pic.twitter.com/nroL6su6hw

2017-06-08 07:05:58
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タラ夫 @2017babel

【タラ夫の列品解説⑦】ネーデルラント美術の部屋を抜けると、ヒエロニムス・ボスの貴重な油彩画2点がお目見えです。 前室で見た作品と比べても、その独創的な表現はまさに「奇想の画家」と呼ぶに相応しいでしょう。 2作品は「タラ夫で学ぶバベルの塔展」(固定ツイート参照)でも解説しています。 pic.twitter.com/8s8z9IuI70

2017-06-10 08:30:32
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タラ夫 @2017babel

【タラ夫の列品解説⑧】ボスの油彩画をたっぷり堪能した後は、そのボスに影響を受けた同時代の画家たちによる作品が登場です。 左は《樹木人間》。樹木と人間が合体した不思議なモチーフは、ボスの《快楽の園》にも登場します。 作品はどれも小さいですが、じっくり細部を見たい作品です。 pic.twitter.com/bAJaLc4juK

2017-06-11 09:00:49
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版画が展示されているフロアはこんな雰囲気。主要作品の部分拡大バナーが天井から吊るしてあります。 タラ夫、見上げるのはいいけど転ばないようにね。 pic.twitter.com/13gPNGHuZ5

2017-06-12 12:00:32
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【タラ夫の列品解説⑨】あ、これはブリューゲルの《大きな魚は小さな魚を食う》!タラ夫の出自でもある作品ですね。 この作品は当時ネーデルラントで流行していた諺のうち、弱肉強食を表したものと言われています。 ちなみに音声ガイドでは、タラ夫(cv.森川智之さん)による諺紹介もありますよ。 pic.twitter.com/Il3T7XH4D5

2017-06-13 07:05:33
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タラ夫 @2017babel

【タラ夫の列品解説⑩】こちらは《野生人》。前景にいる4人の役者が芝居を演じており、背景の仲間が見料を集める姿が描かれています。ブリューゲルの時代、こうした旅芝居の光景はありふれたものでした。 ちなみにこの作品は木版。輪郭線が太く、黒白のコントラストが明確なのがわかりますね。 pic.twitter.com/5GA3MYQCmU

2017-06-14 07:05:22
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タラ夫 @2017babel

ところで皆さんは「エングレーヴィング」と「エッチング」の違いをご存じですか?本展に出展されている版画作品の多くはこれらの技法を用いて制作されています。 前者はビュランと呼ばれる道具で直接掘った溝に、後者は腐蝕剤でできた溝にそれぞれインクを詰めるんですね。 ※イラストはイメージです pic.twitter.com/T16wimCTNa

2017-06-14 20:19:36
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タラ夫 @2017babel

【タラ夫の列品解説⑪】版画コーナーで最後に紹介するのは、ブリューゲル《夏》(エングレーヴィング)。下の銘文には「暑い夏が畑に豊かな収穫をもたらす」とあり、収穫に勤しむ農夫の姿が丁寧に、生き生きと描かれています。 特大の果物かごを頭に乗せた女性の姿に思わずくすり。 pic.twitter.com/EjR0qK0mDA

2017-06-15 12:14:26
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タラ夫 @2017babel

【タラ夫の列品解説⑫】版画コーナーを抜けると、いよいよ《バベルの塔》がお目見えです。大きなフロアをまるまる利用して、《バベルの塔》を演出しています。 こちらのカーブ状の壁面には拡大されたバベルの塔が。これだけ拡大しても荒れることはありません。タラ夫、アーチに吸い込まれそう。 pic.twitter.com/z1wxYIIRAE

2017-06-17 21:00:05
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タラ夫 @2017babel

【タラ夫の列品解説・終】さあいよいよ《バベルの塔》とご対面。 ネーデルラント美術特有のパノラミックな壮大さ、ボス風版画の下絵師として出発したブリューゲルの細部への究極のこだわり…本物を前にあなたは何を感じるでしょうか。 一生に一度は見たい名画、東京で見られるのは7月2日までです。 pic.twitter.com/YRqKUroJff

2017-06-20 11:54:08
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タラ夫 @2017babel

【タラ夫の列品解説・おまけ】バベルの塔展はグッズも充実!ここでしか買えない上質な逸品を取り揃えています。 バベルの塔原寸ポスター付の図録はもちろん、「Tower of Babel」ならぬ「Towel of Babel」(タオルの塔)や、豊かなバリエーションのモンスターグッズも。 pic.twitter.com/T9sUHoVmDS

2017-06-22 19:40:02
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タラ夫 @2017babel

【タラ夫の列品解説・おまけ②】こちらは海洋堂@kaiyodo_PRプロデュースのタラ夫(の素)フィギュア!精巧な造形は圧巻のクオリティです。版画風のカラーリングもチャーミングなタラ夫(の素)フィギュアを、あなたのお部屋にもいかがですか🐟 pic.twitter.com/4JIbdtDw7V

2017-06-24 08:00:41
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タラ夫 @2017babel

【タラ夫の列品解説・おまけ③】漫画家・映画監督の大友克洋さんと、コラージュアーティスト河村康輔さんの共作《INSIDE BABEL》もグッズをご用意。トート(全3種)とTシャツ(白、黒の2種)のほか、大友さんと河村さんの直筆サイン入り、限定150枚の複製原画も!お見逃しなく。 pic.twitter.com/O8hC9WIRKf

2017-06-24 11:45:46
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【タラ夫の列品解説・おまけ④】グッズコーナーは商品の陳列にもこだわりが。 原型から丁寧に作られたスノードーム(左)と、お土産にぴったりなキャラメル(右)は、どちらもバベルの塔のような飾りつけ。ショップの雰囲気もぜひ楽しんでみてください。 ※在庫には限りがあります。ご了承ください。 pic.twitter.com/UjXWTeTbL8

2017-06-25 08:00:36
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タラ夫 @2017babel

タラ夫の列品解説(とおまけ)、いかがでしたか? たくさん会場を案内してくれたタラ夫は、そろそろ元の場所へ帰る時間です。 タラ夫は会期中、会場出口の奥でひっそり皆さんをお待ちしています。エスカレーターで降りてしまう前に会ってみてくださいね。 展覧会は残り7日! pic.twitter.com/8WXJ7h8L6D

2017-06-25 20:01:00