「放射線」に関する私的考察

現在の放射線濃度についてどう考えるか、の自分ツイートをまとめました。
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小野宗幸 @so_ko_

SPEED試算(ようやく)初公開。12日間に放出された放射能の強さ毎時400兆ベクレル、20~30キロ圏で累積500ミリシーベルト、30キロ圏外でも同100ミリシーベルトになる地点がある http://bit.ly/hcMm2t 公表資料 http://bit.ly/fUfyl5

2011-03-24 03:45:27
小野宗幸 @so_ko_

実際に人体に影響が出るとされるのは年間100mSv。一般人が日常生活や医療目的のほか、やむを得ずさらされる放射線の限度は年間1mSv。日常生活で年間にさらされるのは2.4mSv、胸部のエックス線CT検査は1回当たり6.9mSv。 http://bit.ly/hBUDpG

2011-03-24 04:28:28
小野宗幸 @so_ko_

SPEEDIの試算 http://bit.ly/fUfyl5 を見ると20㎞~30㎞圏内は12日間の累積値が500mSv~100mSvの範疇にかぶり、30㎞圏外を越える地域にも100mSvのラインが被っている。つまり、「1日中屋外にいる」仮定で1年間の限度量の影響下にある。

2011-03-24 04:39:21
小野宗幸 @so_ko_

http://bit.ly/dGpWRV より抜粋。「国連科学委員会(UNSCEAR)の2000 年版の報告書によると、自然に存在する放射性物質から受ける被ばくは、世界の平均値として、年間2.4mSv であり、その約半分はラドンによるものと記載されています」

2011-03-24 05:35:34
小野宗幸 @so_ko_

年間 2.4 mSv (ミリ・シーベルト)= 年間 2400 μSv (マイクロ・シーベルト)= 2400 μSv / 365 日 / 24時間 = 0.27μSV/h (1時間あたりマイクロ・シーベルト)となります。/http://bit.ly/dGpWRV

2011-03-24 05:36:56
小野宗幸 @so_ko_

ということは、0.27μSV/hが「1時間で受ける自然放射線量の世界平均」と考えることができる。

2011-03-24 05:39:08
小野宗幸 @so_ko_

だから、とっても大雑把なのだろうけど、とりあえず大気の放射線量が1時間0.27µSV以内であれば、「自然界から受ける放射線量の世界平均」に収まっていると考えられる。ちなみに年間100mSvの1時間分は11.41µSV。

2011-03-24 06:21:05
小野宗幸 @so_ko_

福島県3月24日(木)5時現在。福島市ー測定値:5.22 郡山市ー測定値:1.51 白河市ー測定値:1.30 南相馬市ー測定値1.39 いわき市ー測定値:1.54 玉川村ー測定値:0.60 飯舘村ー測定値:12.40 田村市 測定値:0.62 (単位:μGy/h≒μSv/h)

2011-03-24 06:36:47
小野宗幸 @so_ko_

福島県は今日現在、南会津町の0.09µSV以外は全て平均値0.27μSVを超えています。そして飯舘村は人体に影響が出るとされる年間100mSvの1時間分・11.41µSVさえも超えている。ちなみに通常値はどこも0.04~0.06µSV/h。

2011-03-24 06:50:17
小野宗幸 @so_ko_

先データーは福島県内各地方 環境放射能測定値(暫定値:第205報) http://bit.ly/eeZBXj より

2011-03-24 06:59:29
小野宗幸 @so_ko_

宮城県の昨日。仙台市ー0.13 山元町ー0.31 大河原町ー0.50 女川町ー1.30 (全てµSV) 仙台市以外は平均値を超えています。ソースは 河北新報WEB http://bit.ly/fMD5p7

2011-03-24 07:08:22
小野宗幸 @so_ko_

岩手県は盛岡でのみ計測 http://bit.ly/efglgj 昨日で0.031µSV。平成19年度~21年度の平均は0.023µSV。しかし、盛岡では…。

2011-03-24 07:29:12
小野宗幸 @so_ko_

茨城県の今朝データ。最高はひたちなか市堀口の0.9µSV/h。データのある東海村・那珂市・ひたちなか市・日立市・陸奥太田市・陸奥さいたま市・大洗町・鉾田市・茨城町・水戸市のほとんどが、0.27µSVを超えている。茨城県環境放射線監視センターhttp://bit.ly/fEsDRc

2011-03-24 08:09:47
小野宗幸 @so_ko_

さて、東京都。東京都健康安全研究センタ http://bit.ly/f5EvFR が新宿区百人町で測定。本日昼で0.138μGy/h(µSV/h)。…都内ってここでだけ? 東大は独自で計測 http://bit.ly/eOgGiW 本郷(1)で0.35µSV/h。平均超え。

2011-03-24 13:54:32
小野宗幸 @so_ko_

東京都狛江市ではリアルタイム計測をしているのがUST http://bit.ly/i0KY6l で見られる。14:04現在、0.19µSV/h。

2011-03-24 14:05:59
小野宗幸 @so_ko_

さて、神奈川県。24日現在 http://bit.ly/eVC7s0 川崎ー通常値0.0341/0.1661 横須賀ー0.0243/0.1609 茅ヶ崎ー0.037/0.092(µSV/h) 地方自治体独自の計測では鎌倉市ー昨日0.077 http://bit.ly/eeqVsJ

2011-03-24 14:18:46
小野宗幸 @so_ko_

各地区とも平常値が概ね0.03~0.06µSV/hであるので、そもそも「世界平均0.27µSV/h」より1/8~1/4だったりする。年間2.4mSvというのは、自然界から受ける国際基準で、日本(関東)はこれよりも元々ずっと少ない。まず、このことをどうとらえるか。

2011-03-24 14:29:13
小野宗幸 @so_ko_

つまり、例えば都内(新宿)は「通常よりも3倍から5倍」と言えるのだけれど、「国際基準」に照らせば心配する数値ではない。相対的に言えば線量が増えたことは身体に対するリスクは高まると言えるだろうし、「国際基準」的な観点から言えばその範疇なのだから心配はないと言える。

2011-03-24 14:34:49
小野宗幸 @so_ko_

もうひとつは、これはあくまで「大気」の話であって、現在土壌や海中の汚染が確認されているが、自然界での食物連鎖で今後それらがどれくらい濃縮されるか。経口による内部被曝への心配がある限り、関東圏は「安住の地」ではないと言える。

2011-03-24 14:41:40
小野宗幸 @so_ko_

そしてもう一つ、放出され続ける放射性物質の性質とその影響。物質の種類についてはこちらで。 RT @hayano (前略) つくばの空気中の放射性物質の種類と濃度を日々測定して公開.http://bit.ly/i3mVfFhttp://bit.ly/hjftLd (後略)

2011-03-24 15:58:07
小野宗幸 @so_ko_

「JCO 臨界事故総合評価会議 中間報告書 (2002)」より「中性子線放出の際の被曝線量に関する考察」 http://bit.ly/gVdT08

2011-03-24 16:25:04
小野宗幸 @so_ko_

「恒常的(1年間とか)に『通常』よりも高い放射線下に身をおくこと」と「内部被曝に繋がる物質の摂取」が、「細胞分裂の活発な幼児・子供」と「将来子供を産む・作る可能性がある人」への影響に関する考察をする上でのポイント。

2011-03-24 17:01:34
小野宗幸 @so_ko_

ただし、かかる放射能放出という出来事の中では、「それ以前と同じ」とはとりずらいし、「影響がない」とも考えづらい。特に、平均値0.27µSV/hを超えるところでは。どこに「大丈夫」という防衛ラインをひくのは、極めて難しい。

2011-03-24 17:06:57
小野宗幸 @so_ko_

子供をもつ方々は、「最低でも大気状況が『通常値』に戻るまではそこにいさせたくない」と考えるのはおかしくもなんともない。つまり、放射線が放出されなくなり、ヨウ素そのものが半減期によってその影響がなくなるまでは、「その場」にいさせないのが、かかる事態への最大の「防御」となる。

2011-03-24 17:11:31
小野宗幸 @so_ko_

細胞分裂が活発ではないと「大人」と活発な「子供」のリスクの違い。放出が収まらない限り、通常濃度を超えるところにいることは、その濃度の多少に関わらず、その影響をおそれることになる。あらゆる科学データーは「「通常』ではないけれど大丈夫」とすることへの「お守り」にしか過ぎない。

2011-03-24 17:18:11