哲学の方法論と「哲学的直観」

哲学の方法論と哲学的直観についての応答
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at_akada @at_akada

『「神」という謎』、とちゅうまで読んでどっかいったと思ってたら旅行カバンのなかにあったので最後まで読んだ。すばらしい本だった。宗教哲学、分析神学の入門書ということになってるけど他の関心をもった人にもぜひ読んでほしい内容。

2010-04-02 23:19:52
at_akada @at_akada

『「神」という謎』がすばらしいのは、論証をちゃんと載せているところだ。数学することが証明することであるのと同じように、哲学することは論証することであると思うのだけど、哲学的論証がちゃんと載っている日本語の本は少ない。

2010-04-02 23:23:53
boysmith @b_oysmith

@at_akada 哲学でいうところの論証というのはどういう行為なのでしょうか?? もっとも基本的なルール(公理のようなもの?)がどういうものなのかということに特に関心があります. 帰納・演繹・アブダクション、みたいな論理に則って議論をするということでしょうか…??

2010-04-02 23:36:28
at_akada @at_akada

@boy_smith 論証/議論(argument)は、証明(proof)よりは、もう少しゆるくつかわれますね。基本的には、根拠・理由をあげて自分の主張を擁護することだと思います。厳密な定義はあんまり無いと思いますが、(つづく)

2010-04-02 23:44:28
at_akada @at_akada

@boy_smith 「帰納・演繹・アブダクション、みたいな論理に則って議論をする」というイメージでそんなにまちがってはいないと思います。

2010-04-02 23:45:19
at_akada @at_akada

(えらい人のつっこみを期待...)

2010-04-02 23:47:15
boysmith @b_oysmith

@at_akada なるほど. 根拠・理由に関して哲学者は非常に厳密であるように感じるのですが、その妥当性をどうやって得るのかな、と思いまして. 自然科学だと、たぶん、ですが統計か論理、公理に則っていれば主張が妥当であると考えるのだと思います.

2010-04-02 23:51:35
at_akada @at_akada

@boy_smith うーんあんまり自信をもって答えられるような内容じゃないですが、どれかを疑えばどれかを信じないといけないのでバランスじゃないですかね。

2010-04-02 23:55:22
at_akada @at_akada

@boy_smith あと、分析哲学の場合最終的には概念使用に対する「直観」が重要なデータだったりします(言語学者がいう「内省」と同じようなもの)。でもそういうデータの特殊性や、データよりも理論的一貫性に比重が置かれるという特徴はあるものの(つづく)

2010-04-02 23:57:29
at_akada @at_akada

@boy_smith 個人的には、自然科学と根本的に異なることをしているわけではない、と思いますけどね。すごく少ない、誰でも知ってるようなデータをつかって、ベイズ推定みたいなプロセスを行なうんだと。

2010-04-02 23:59:58
boysmith @b_oysmith

@at_akada より多くのことを豊かに説明できればok、みたいなことでしょうかね、ふむむ. オッカムの剃刀的な. 理論的一貫性、というのはなんとなく分かります、なるほど 理論物理なんかはそういうことを重んじているような(気がする…) 「直観」というのは難しいですね、うーん

2010-04-03 00:02:18
at_akada @at_akada

@boy_smith だいたいそんな感じだと思います。「直観」については具体例をみないとなんとも説明しづらいですね。「知っているという概念はこういう場合には適用されないだろう」とか「こういうケースでは、人の同一性は維持されないだろう」とか、そういうのですけど。

2010-04-03 00:10:52
at_akada @at_akada

@boy_smith あ、あとついでにいうと「直観」などをデータに用いてはならない、ちゃんと調査しろという人も最近はいたりします。「実験哲学」っていうのが流行ってたりするので。

2010-04-03 00:14:19
at_akada @at_akada

(哲学研究の方法論については研究もあると思うけど、別にくわしくないので、あやしいです。。。あと、哲学史家でも分析哲学でもない人はたぶん全然ノリがちがうと思いますが、そっちの人が考えてることはよくわかりません)

2010-04-03 00:14:39
boysmith @b_oysmith

@at_akada なるほど、「直観」勉強してみます。何かよい本があれば是非教えてください。実験哲学、というのもあるのですねー、へー、面白い!

2010-04-03 00:16:45
at_akada @at_akada

哲学的直観それ自体を論じたものでおもしろいものがあればわたしもぜひ知りたいですね。教えてえらい人。あと東京駅付近でおいしい店も知りたいです。 RT: @boy_smith ...なるほど、「直観」勉強してみます。何かよい本があれば是非教えてください。

2010-04-03 00:21:39
Masafumi Matsumoto @mma323

@at_akada 最近になってよく取り扱われてる題材ですね、直観。Joel Pustの本、Intuitions as Evidenceが一冊丸ごと直観を扱ってます。最近だと何だろう。

2010-04-03 00:32:01
at_akada @at_akada

ありがとうございますー。QT: @mma323 最近になってよく取り扱われてる題材ですね、直観。Joel Pustの本、Intuitions as Evidenceが一冊丸ごと直観を扱ってます。最近だと何だろう。

2010-04-03 00:38:38
at_akada @at_akada

Intuitions as Evidence、おもしろそうだけどハードカバーしかないなー。 http://bit.ly/bDEwhz

2010-04-03 00:42:06
shokou5 @shokou5

言語学も 直感によって 議論を 構成するので ちょくちょく 話題に でます.RT @boy_smith @at_akada : QT: @mma323 Joel Pustの本、Intuitions as Evidenceが一冊丸ごと直観を扱ってます。

2010-04-03 00:47:41
Masafumi Matsumoto @mma323

@at_akada そこが難点なんですよねー。直観についてはほんの少ししか触れてませんが、Frank JacksonのFrom Metaphysics To Ethicsにも目を通してみるといいかもしれません(該当箇所をアマゾンか何かで)。概念分析代表です。

2010-04-03 00:50:30
at_akada @at_akada

φ(..)メモメモQT: @mma323 直観についてはほんの少ししか触れてませんが、Frank JacksonのFrom Metaphysics To Ethicsにも目を通してみるといいかもしれません(該当箇所をアマゾンか何かで)。概念分析代表です。

2010-04-03 00:53:58
at_akada @at_akada

@shokou5 直観にたよる分野って意外に多いように感じてるんですが、なんか言語学の方で議論とかありますか?

2010-04-03 00:55:49
@tsagis

@at_akada オンラインで入手できるものだと、Timothy Williamson, "Philosophical ‘intuitions’ and scepticism about judgement" http://bit.ly/bgX4jV が関係ありそうな感じです。

2010-04-03 01:03:29
at_akada @at_akada

おお、Webでよめるものが。QT: @tsagis オンラインで入手できるものだと、Timothy Williamson, http://bit.ly/bgX4jV が関係ありそうな感じです。

2010-04-03 01:07:41