下北沢に子犬カフェがオープン…「成犬になったらどうするの?」疑問視する声が続々と寄せられる

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まとめ 都内の猫カフェでパルボウイルスにより子猫が次々死亡するも営業続行…他の猫カフェは「猫カフェはしごお断り」の注意喚起→.. 元スタッフさんらと思われる方々による証言Tweetも別でまとめました。→ https://togetter.com/li/1252668 (8/2 23:00更新)猫カフェMOCHAがパルボウイルス感染を認め、関東全店舗の臨時休業を発表しました。→ http://catmocha.jp/data/info_20180802.pdf 216907 pv 2641 175 users 714

ペットショップ店員さんからはこんな声も

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ペットショップ店員(生体販売)やってます。こちらは完全プライベートなアカウントです。動物について色々と思うこと、考えたことなんかをブツブツしています。日々の雑談や呟きなんかも。フォロー、ミュート、フォロー解除、ブロックなどはお好きにどうぞ。

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子犬カフェについて、ぶつぶつします。 個人的な意見なので悪しからず。

2018-12-06 12:08:18
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まず他人・他社の経営方針にケチをつけるつもりはない。こういう所はいくら誰かが何かを言っても、残念ながらしぶとく運営を続けるし。 私が個人的に感じた問題点やら意見を、ひたすらぶつぶつと呟きます。

2018-12-06 12:08:20
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猫カフェならぬ「子犬カフェ」なるものオープンしたとのこと。 犬飼いなら知っている通り、犬が子犬としていられる期間は短い。生後3ヶ月〜生後8ヶ月までがギリギリかと。8ヶ月頃を迎えると、ほぼほぼサイズや顔付きなども成犬に近い。

2018-12-06 12:08:21
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子犬カフェの公式では「月齢が経った犬たちはセラピードッグとして訓練し、セラピードッグになる(予定)」という旨の説明があった。 では、ここでセラピードッグについて説明してみたいと思う。

2018-12-06 12:08:21
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セラピードッグは一見おとなしい犬ならこなせてしまうように見えるが、実際は高度な訓練を受けている犬達。というのも攻撃行動を一切とらないのは最低ラインで、そこから車椅子への馴化、常に横に並んで歩く、アイコンタクトなどなど細かな技が必要になる。

2018-12-06 12:08:22
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セラピードッグを輩出・登録している団体は日本にも複数あり、その団体によってセラピードッグの適性基準や訓練・訪問場所も変わってくる。一番訪問先で多いのは老人ホーム。次に病院施設。ただ病院施設には限られた犬しか許されない。

2018-12-06 12:08:22
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病院施設などに訪問し入院患者の横に寄り添ったり、リハビリを手伝ったり、入院中の子供を勇気付けるセラピードッグもいる。別名ファシリティドッグとも。 このレベルの犬たちは更に厳しい適性基準をクリアし、シビアな管理のもと、そういった介入(動物介在療法)を行なっている。

2018-12-06 12:08:23
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おそらく全国にいるセラピードッグの中でも、ファシリティドッグとして医療施設での活動を許可された犬は数少ないと思う。大多数が老人ホームなどの訪問を主体としている。 ただセラピードッグは今は動物好きならば馴染みの深い言葉と存在だが、まだまだ現場では馴染みのない存在。

2018-12-06 12:08:23
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セラピードッグの団体さんの地道な努力と実績によって、ジワジワと訪問を依頼する老人ホームや医療施設は増えている。しかし「犬=不潔・不衛生」というイメージがどうしても払拭できず、未だにセラピードッグとは関わり合いを持たない老人ホームや医療施設などは多いと思う。

2018-12-06 12:08:24
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つまりセラピードッグを生み出す真新しい団体は、自分たちの力で訪問先を営業・開拓をする必要がある。更に医療施設ともなると更に審査は厳しく、ほとんどの団体や個人は門前払いを食らう。 つまりいざセラピードッグが育っても、彼らが活躍する場がなくなる可能性がある。

2018-12-06 12:08:24
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子犬カフェでは「月齢の低い犬たち」を売りにしている。そうなると当然のこと成犬がいたらおかしいため、無尽蔵にセラピードッグ候補の子犬を仕入れる必要が出てくる。 しかし開拓・訓練のことを考えると、必ずどこかで渋滞が起きるという可能性が非常に高くなる。

2018-12-06 12:08:25
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セラピードッグは人と沢山触れ合えばなれるものではない。あれは適切な人とのコミュニケーションの中で、適切な訓練を受けて、適性基準をクリアして初めてなれるもの。全ての犬が必ずセラピードッグになれるものではない。

2018-12-06 12:08:25
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先程も話したように「適切な人とのコミュニケーション」がとても大切になる。 そのためカフェという不特定多数の人が行き来し、適切・不適切か判断のつかない人に、社会化期のコミュニケーションを委ねてしまうのは、些か危ういのではないか?と私は思う。

2018-12-06 12:08:26
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勿論、適性さえあれば成犬でも訓練を積みセラピードッグやファシリティドッグになることが可能。現に野犬や放棄犬を保健所から引き出し、セラピードッグに訓練している団体さんもいる。 引き出した当初は怯えていたり、シャイでも、訓練次第で犬は変わる。

2018-12-06 12:08:26
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ただこの団体さんの場合は「殺処分対象の犬を救い、更に社会に貢献して愛される犬にしたらどうか?」という断固たる理念のもと、活動している。そのため多少の遠回りは妥当だと言える。 しかし子犬カフェの場合は子犬に変な癖が付く可能性を横目で見ながら、わざわざ遠回りをしている。

2018-12-06 12:08:27
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おそらくカフェに出勤し、赤の他人と触れ合う時間の方が子犬たちは長い。そうなってくるとスタッフによる適切なコミュニケーションと、適切な訓練の時間の時間はごく僅か。子犬の体調面を考え交代制にしたとしても、カフェに出ている期間中でのコミュニケーションや訓練は厳しくなる。

2018-12-06 12:08:27
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社会化期の子犬たちは頭の回転が早く、吸収が非常に早い。そのため犬と適切な接し方を知らない子供や大人と接することで、スタッフも意図しない癖が固定化される恐れがあるのだ。 それが吠えや噛み・飛び付きなどセラピードッグには致命的な癖であれば、尚更セラピードッグになれる未来は薄い。

2018-12-06 12:08:28
Butu_Butu @butu_butu__

私は日々大人や子供を相手に犬猫の接し方を見て、教えている。接し方を全くしらない子供は特に厄介で、ビックリして犬を放り投げたり・落下させてしまったりする。ただ私たちは犬猫に触れ合わせる際は、必ずスタッフが一人付くため、危険を回避することが出来る。

2018-12-06 12:08:29
Butu_Butu @butu_butu__

しかし子犬カフェのようにマンツーマンの接客スタイルではなく、放任的な自由度の高いスタイルでは、落下事故など子犬に怪我を負わせたり、精神的なトラウマを植え付ける危険性があると私は思う。 どれだけスタッフが目を光らせていても、放任では回避しきれないリスクは十分ある。

2018-12-06 12:08:29
Butu_Butu @butu_butu__

変な癖のついた犬やトラウマを植え付けられた犬の矯正は、生半可なものではない。更に矯正から始まって、プラマイゼロになった段階で初めて、通常訓練に進めることになる。そうなってくると2倍の時間と労力を必要とする可能性が高く、矯正・訓練待ちの子犬で溢れかえるのでは?と思う。

2018-12-06 12:08:29
Butu_Butu @butu_butu__

適性がないと判断された犬も、そのままの状態で譲渡する訳にはいかない。問題行動や変な癖は矯正し、家庭犬として最低限の躾をした上で送り出す必要がある。 これらを踏まえた上で考えてみてみると、非常に効率が悪いのでは……と思わざるを得ない。

2018-12-06 12:08:30
Butu_Butu @butu_butu__

「カフェ」である限りはどんな人の訪問も拒めない。つまり不適切な触り方をする人、不適切な接し方をする人を注意したり、コントロールしなくてはならない。 不適切な接し方は何も「叩いたり、蹴ったり」とあからさまなものだけではない。

2018-12-06 12:08:30