女性のキャラクター性は案外、舞城さんの「祈り」だったのかもと思っている。 #tw_dokusyokai #ume_kansou
2009-12-01 01:34:56「智依子」でのASMAと柿緒の癌はやはり重なる。奇妙な女の子がASMAを変化させたけど、その時彼はASMAを消し去ったと期待した。結局ASMAは消えず最後はASMAを眺めて過ごす描写で終わったけど、柿緒の癌は治らないんだと治が覚悟したようにも見える。 #tw_dokusyokai
2009-12-01 01:41:45あえて治が書いたものだと考えると、柿緒からの手紙で何かが変わったのかもしれませんね。 RT @tsukushi_k: というのも、「柿緒1」以降、治はひたすら「柿緒への」愛と祈りについて書いてるけど、冒頭だけが、それを敷衍して「みんなが」好きだ、って #tw_dokusyokai
2009-12-01 01:46:09うーん、「好き好き大好き超愛してる。⊂柿緒⊂治の小説」という構造と読むとスッキリするのは確かだけど、その読み方だと取りこぼすものも無くはない気がする……。それが何なのかは分かってないという無責任なつぶやき。 #tw_dokusyokai
2009-12-01 01:49:27「佐々木妙子」は夢=現実だと考えるツトムの好きな女の子が夢の中で死んだ事に抗うかのようにミスターシスターを殺してしまう。柿緒の死を受け入れたくないという治の気持ちが表れているのかなと感じた。 #tw_dokusyokai
2009-12-01 01:49:29夢の話は、この小説の「構造」を表しているのでは、という解釈を示す。一つの夢からばらばらになった夢のかけらが~ってのは、この小説に通ずるところがある。現実を「柿緒」に夢を「祈り」にそれぞれ託している。 #tw_dokusyokai
2009-12-01 01:51:32なるほど……柿緒からの100通のうち、何通受け取って書いたんだろう、と思うとそれもありですね! RT @Reino0928: あえて治が書いたものだと考えると、柿緒からの手紙で何かが変わったのかもしれませんね。 RT @tsukushi_k:(略) #tw_dokusyokai
2009-12-01 01:52:22でもこの解釈でいくと、「柿緒の手紙の一通目の行方」「柿緒が行った場所の行方」という個人的に気になる「わからない」ところが解消されないという事実。うぅん。 #tw_dokusyokai
2009-12-01 02:00:46そういえば単行本版についてる舞城自身による挿絵に、「ラリアット・ポイント」の絵もあるのが面白い。あと確かノベルス版には「ノルウェイパンプキンの確かな明日」のポストカードがついてたような。 #tw_dokusyokai
2009-12-01 02:01:47@darabenben なるほど。3人がその試練を乗り越える、つまり死をきちんと受け止めたらこうなっただろうなと言うことを書いたって感じですかね。そうすると、治のエゴとかそういうのではなくて、純粋な願いがこもっていたのかも。 #tw_dokusyokai
2009-12-01 02:03:33「ニオモ」では、石原は神と戦うことに熱中しているが、ニオモは自分を道具として見てほしくなかった。ニオモは神と戦うことはどうでもよく、石原を愛し、愛されたかった。これも癌と戦う柿緒と、見守る治の気持ちが込められていると感じました。 #tw_dokusyokai
2009-12-01 02:08:03あああダメだ日本語でおk。恥ずかしい><。試験に備えて寝ます。試験が終わったらリプライRTしていきます! #tw_dokusyokai
2009-12-01 02:09:12読者の立場からだと柿緒の物語も他の物語も等価なんですよね。そこに包含関係を見出だせば柿緒と治を救うことができる。 RT @rigyaku: 全ての瞬間が等価という文章がありましたが、(略)RT @tsukushi_k: #tw_dokusyokai
2009-12-01 02:09:53基本的に祈りを肯定してるんだけど、同時に祈りの無力さも描いてるよね。 みんな上手くいように祈ってるけど兄弟とは喧嘩して別れるし、恋人のことも理解し切れてないし、神に相棒殺されてるし。 #tw_dokusyokai
2009-12-01 02:21:01柿緒パート以外で単純に小説として一番面白いのは「智依子」だと思う。「ギャボーンとなる」って表現のあまりの身も蓋も無さに笑っちゃうと同時に、この場面に一番しっくりくる表現だな、とも思った。 #tw_dokusyokai
2009-12-01 02:24:08それぞれのエピソードでも描かれてますし、「柿緒Ⅰ」では最初にはっきりと書かれてますね。RT @semimixer:祈りは基本的には無力である、という結論がぶれないというか。 #tw_dokusyokai
2009-12-01 02:26:59それでいて祈りを全面肯定してるっていうところが素敵だよね。 ならどうして無力なのに肯定するのか、ってところが。 #tw_dokusyokai
2009-12-01 02:29:27結論から言えば、愛を頑なに謳い、しかし祈っても届かねえよっていうお話なんやろうけど、そこに小説とは何たるか、批評はこうあって欲しいとかが混じってきてるので、なんだかわけわかんないので御座います。 #tw_dokusyokai
2009-12-01 03:36:25導入部に書かれた甘ったるい叫びは、それ自体著者の理想であるのか。この場合の著者とは舞城か治。とにかく、こういうことを高尚な所を目指している様な人間が書けば、くだらないと嘲笑されかねないと思います。それが舞城なら許せる。なんか。 #tw_dokusyokai
2009-12-01 03:40:20著者の思いがほぼそのまま透視されているのだと考えたい。そして多くの人間に伝えたかったのではないか。だからこそ1ページ目から結論に入ったように思えました。 #tw_dokusyokai
2009-12-01 03:47:15もうひとつ好きなのは最終章の柿緒が治に秘密を作る場面。すべての締めに向かっている部分だが、愛の強さ弱さを完結に表現できている。治はここで物語に対する考えを改めていて、その後に小説を書き続ける。 #tw_dokusyokai
2009-12-01 04:04:20冒頭の美しさが秀逸ですね。舞城作品はどれも出だしでカツンときますwで、今回は冒頭でテーマぽいものが提示されていますね。祈り=言葉=物語=小説 #tw_dokusyokai
2009-12-01 04:22:48