本格ミステリ作品が「(本格)ミステリ以外の評価軸を以て作品が論じられる場」において「思想がない」「娯楽の枠を抜けだして欲しい」等と評されることのやるせなさについて

※当初「「本格ミステリ」に「思想」はないか?」だったまとめ題名を変更させて頂きました。 「本格ミステリ作品が「(本格)ミステリ以外の評価軸をもって作品が論じられる場」に引き出されて評される場合。 かつては「人間が描けていない」が決まり文句であったと聞きますが、昨今では「思想がない」「娯楽の枠を抜けだして欲しい」と評されるようになったのでしょうか。 続きを読む
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をぢさん✨ @023043

「敵か味方か」でしか判断できない人生って、やっぱ哀しいわね。結論として「(その人間と)付き合えるか否か」の二択に収斂するのは仕方ないにしても、そこに至るまでの過程は複雑であるべき。思考(思想)の骨格の太さと同時に、臨機応変かつ柔軟性のあることが知的であることの証。

2011-07-03 12:26:51
をぢさん✨ @023043

『レッド』⑤を読んでいると、本当に登場人物のバカどもは全員死ねば良いのになぁと強く思います。ほんと、全員死んで欲しい。番号ついてる奴だけじゃなくて。

2011-07-03 12:42:34
をぢさん✨ @023043

頭だけで考えて現実から遠く離れた革命(笑)を夢想するだけならまだしも、それを言葉遊びに堕した上で現実化させようとした人々。暇を持て余したバカが何かに影響受けるとロクでもないことにしかならないという教訓をここから得るべきです。アイツらは全員バカだよ、しかもド級のバカ。

2011-07-03 12:49:48
をぢさん✨ @023043

誰も「総括」も「自己批判」もしないで、のうのうと生きてんだろ?気楽な先輩方だよ、ほんと。

2011-07-03 12:54:09
相楽 @sagara1

@023043 気持ちはよーーーーく分かるような気がしますけど、「汚物は消毒だー」ともいきませんからねぇ……。なお、そこら辺の活動家の皆さんの中でも彼らは最悪でしたけど、そうでなくとも諸々話聞くと。例えば既に東大紛争後期くらいには(続く)

2011-07-03 12:55:03
をぢさん✨ @023043

ちなみに、僕は別にそういう類の話を年寄りとしたい訳でもないので、ご遠慮下さい。

2011-07-03 12:55:15
相楽 @sagara1

@023043 (続き)学内からすら冷たい目で見られていた感じが伝わって来たりしますね。書籍等の他、丁度、父が1968年に某大学卒業してたりもしていて時折話聞いたりもするんですけど「当時にやや突き放した視点から眺めたらどう見えたか」が伺えたりして興味深かったりします。

2011-07-03 12:56:23
をぢさん✨ @023043

@sagara1 初めに謝らせて頂きたいと思います。日曜の昼下がりに不快かもしれないツイートをお目に晒してしまいましたこと、すみませんでした。

2011-07-03 12:57:58
をぢさん✨ @023043

ダメなサークル(運動、組織と言い換えても良いのかもしれないけど)の末路ですな。先鋭化していって「マニア」しか残らなくなるパターン。SFに始まり格ゲーやシューティングがどうして廃れたか。あ、でもリバイバルしてるからそれはそれで良いのかしら?(笑)

2011-07-03 13:03:32
相楽 @sagara1

@023043 「誰も」と一括りにしてはまずいと思えます。当たり前ですが、一つの世代の中になんてそりゃあ色んな人がいますから。世代に限らなくても。例えばここ十何年かの東京都民を「石原慎太郎を再選させ続けた人たち」とか一括りにされたら諸々微妙ですよね。そういうレベルかと。

2011-07-03 13:17:04
相楽 @sagara1

@023043 ただ、そりゃあ中には「どういう神経してるんだろう?」という人の話も聞いたりします。より突っ込めば諸々事情もおありなのでしょうが「簡単に経歴聞いて代表作読んだだけだと、どうにもあまりにも素敵な身の処し方に思えるんですが、どうなんでしょうね」と。

2011-07-03 13:17:14
相楽 @sagara1

@023043 その「当時のそこら辺のシンパくらいの人がその後どう生きたかという話」とかも伝聞レベルで書いてしまうと。その頃に東大出た後によりによって体制と高度経済成長の権化みたいな電通に入って。更にその中で好き勝手に趣味に生きた上、腰掛けるだけ腰掛けた上で(続く)

2011-07-03 13:17:31
相楽 @sagara1

@023043 某グルメ漫画だのなんだの通じて今もいい年して懲りずにくっだらねえエターナルなんちゃって反体制延々続けてる人とか。あともう一人、故人に泥かけるのもなんですがほぼ同じ経路でこちらは小説の道に行き(続く)

2011-07-03 13:17:58
相楽 @sagara1

@023043 テロリストのなんたらで直木賞がどうたらとか「書く方も書く方なら出す方も出す方」という話とか。そりゃあ大変読み心地がいい名文とは思いましたが、少し事情を聞いたり調べたりすると、本当にアレ過ぎる作品と思えて。「そのクソ甘い懐旧、ちょっと待てや」と。

2011-07-03 13:18:09
相楽 @sagara1

@023043 本来、大雑把過ぎる世代論なんてのは嫌いなのですが、一般論は措くとして「あまりに酷過ぎると思える個別の事例」に関しては諸々、考え込まざるを得ないケースってありますね。そう思います。

2011-07-03 13:19:33
相楽 @sagara1

@023043 で。いきなり話が飛びますが。そういういわゆる「全共闘世代」(というのはかなり問題有り過ぎる呼称とも思いつつ)とその時代について少し調べると。(僕と同い年の作家である)米澤穂信『氷菓』はより面白く読めると思うのですよね。http://t.co/ARzvfvf

2011-07-03 13:32:59
相楽 @sagara1

@023043 なお「米澤穂信を作った「100冊の物語」」http://t.co/ui4g0W2 の中にはあの時代のあの運動をある程度総括した唯一の本とも言われる『1968』http://t.co/bVogYVC の著者(続く)

2011-07-03 13:33:58
相楽 @sagara1

@023043 (続き)小熊英二の別作品も挙げられていたりします。先述の『氷菓』の読みときはあながち、自分の関心からの牽強付会というわけでもないと思うんですよね。1978年生まれの作家・米澤穂信は実はデビュー作で親世代の諸々についてなかなかに面白い視線を向けていたと思うんです。

2011-07-03 13:35:24
相楽 @sagara1

@023043 で。デビュー作からそんな視点を持っていた米澤穂信の最新作かつ代表作とも言える『折れた竜骨』について。山本周五郎賞の選評で(1951年生まれということで残念ながら構図としてはつまらないんですが)浅田次郎から(続く

2011-07-03 13:47:14
相楽 @sagara1

@023043 「(『折れた竜骨』には)思想がない」と語られていたのを見せられた時http://t.co/rRJr6oP の感想といったら!もうね。ちょっとね。「はいはい、思想、思想。それはようござんしたね」と。

2011-07-03 13:47:25
相楽 @sagara1

@023043 そんな愚論に対し「思想が欲しいという意見があったが、この物語に関しては《本格ミステリであること》が思想なのだ」と喝破した北村薫先生の偉大さはもう、ファンとして全力で讃えたいところです。

2011-07-03 13:47:40
相楽 @sagara1

@023043 そして北村薫先生にせよ米澤穂信さんにせよ。ミステリ外の諸々。それこそ政治や社会についてどれだけの認識を経た上で、あえて「論理」を讃える《本格ミステリ》を扱っているのか。それを「少しでも分かった上で言っていやがるのかな」とも思わずにはいられないところでした。

2011-07-03 13:47:54
相楽 @sagara1

@023043 少なくとも「浅田次郎に言われたかねえよな」とは思うところ。ただしあの選評、『折れた竜骨』への言及以外の部分は文章として大変面白かったのですけどね。

2011-07-03 13:48:39
相楽 @sagara1

それにしても「《本格ミステリ》にインシテミルような若い連中には思想がない」と言わんばかりの有難いご意見には、それこそ「老いって嫌なものですね」といいたくもなる。

2011-07-03 13:57:52
相楽 @sagara1

「思想」って例えば「笠井潔のように真正面からああいう野暮な形でぶちあげでもしないと「無い」ことにされちゃう」のですかね。それは「書く方でなく、読む方にこそ問題がある」のではないのですかね。それは「何とも悲しいことですね」と。

2011-07-03 13:58:54