本格ミステリって何?オススメの作品と共に紐解く「本格ミステリ」の定義
- sindouharuhito2
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初めて知りました(そして違うと思います)。【Link】「例えば、『イニシエーション・ラブ』(著:乾くるみ)は、最後まで謎解きがないので本格ミステリとは言えません(変格、または奇妙な味、と呼ばれています)」 un-chiku.com/orthodox_schoo…
2019-12-10 18:51:52せっかく新しい時代に 新しい作家達がミステリの幅を広げていってるのに 逆に幅を狭めるような偏狭な“ミステリ”の解釈を広めてしまうのはどうなんだろうか。 un-chiku.com/orthodox_schoo…
2019-12-10 19:10:55イニシエーションラブが、解決編になる前の作中の描写から読者が真相を推理できる構造になっているのならば、それは十分に本格推理といえますよね? twitter.com/tsuruba/status…
2019-12-10 19:11:28本格推理小説の定義ねえ……。Wikipediaではこう書いてある。 -推理小説のうち、謎解き、トリック、頭脳派名探偵の活躍などを主眼とするものである- ja.m.wikipedia.org/wiki/本格派推理小説
2019-12-10 19:24:05例の記事。 新本格の定義っていうと、警察を排除する趣向があるという解釈は初めて聞いたな。私は叙述トリックが使われているものが(それ以前と比べて)多いと思う。だいたい綾辻行人登場から京極夏彦登場直前が新本格世代だと了解している。(いろいろ意見ありそうですが)
2019-12-10 19:28:15この人ほんとに分かって書いてるのか……?→引用「例えば、作中ずっと男性に見えていた人物が実は女性だった、というような文章の見せ方的なトリックは本格派トリックとは言えません。」 ……いやいや、何言ってるの?
2019-12-10 19:30:08読めば読むほど、そして人と話をすればするほど何が本格かなんて(そして何が「本格として優れているか」の基準かなんて)分からなくなるばかりだが……
2019-12-10 19:30:41本格ミステリの定義は漠然と頭にあるけど明文化できない。数値化できない「やったろー!」みたいな情熱も感じたい。
2019-12-11 00:05:20本格ミステリって何?オススメの作品と共に紐解く「本格ミステリ」の定義|ライターが時間をかけて蓄えた情報を発信するメディア「うんちく」 un-chiku.com/orthodox_schoo… 『イニシエーション・ラブ』は明確な謎解きシーンがないので「本格ミステリ」ではないというなら、『十画館の殺人』もそうでは?
2019-12-11 06:17:02なお、私は現代においては「本格ミステリ」という語は虚辞であると考えていますので、「『イニシエーション・ラブ』は本格ミステリではない」も「『イニシエーション・ラブ』は本格ミステリである」も同様に(真でも偽でもなく)真理値を欠いていると考えます。
2019-12-11 06:20:13「例えば、『イニシエーション・ラブ』(著:乾くるみ)は、最後まで謎解きがないので本格ミステリとは言えません」??? / “本格ミステリって何?オススメの作品と共に紐解く「本格ミステリ」の定義” htn.to/3qh4qVwdf6
2019-12-11 07:22:14「本格ミステリ」は虚辞というのは私の持論ですが、賛同者はほとんどなく反発ばかり受けるので、最近は声高に主張しないことにしています。テキストサイト全盛期に私のウェブ日記で自説を開陳したところ、市川尚吾氏のサイトからリンクを張られ、やや感情的なコメントを受けたのを思い出しました。
2019-12-11 06:58:15「テキストサイト」も「ウェブ日記」も歴史の彼方に消えつつある語で、今となっては懐かしさしかありません。なんとなく名前を挙げてみましたが、市川尚吾氏と私の間に感情的なわだかまりがあるというわけではありません。念のため申し添えます。
2019-12-11 07:07:05このスレッドのいちばん最初で『十角館の殺人』を『十画館の殺人』と誤記していました。初歩的なミスで恥ずかしいため、削除して再投稿したいのですが、そうすると紐づけが切れてしまうので、ここで訂正するだけにしておきます。
2019-12-11 08:36:42RT新本格の特徴の一つが警察の無力化とされて、『法月綸太郎の冒険』が例に挙げられてるけど、警察無力化されてるか? 単に新本格の一例として名前が挙がってるだけ?
2019-12-11 12:29:20ところで、最初にリンクした記事(un-chiku.com/orthodox_schoo…)で、「(変格、または奇妙な味と呼ばれています)」と書かれていて、これが『イニシエーション・ラブ』についての注釈なのか、それとも「本格ミステリとは言え」ないもの一般化についての話なのか、はんだんしかねますが、いずれにせよ変。
2019-12-11 08:40:18「本格」という語がミステリの文脈で用いられるようになったのは戦前のことで、当時の探偵小説を「本格/変格」に大別したのが始まりだとされています。変格探偵小説に共通の特徴があるのかどうかは定かではありませんが、少なくとも「本格」の対概念であることは確かです。
2019-12-11 08:43:20本格ミステリのトリックは論理性に重きを置いている、叙述トリックは論理的なトリックではない、したがって叙述トリックは本格ミステリ的トリックとは言えないという三段論法が展開されているが。まず論理的なトリックとはなんなんだ。
2019-12-11 12:33:48従って、戦前の探偵小説で、何らかの意味で本格とは言えないものがあれば、それはすなわち変格だ、と言ってしまっても、まあ間違いではないのでしょうが、その後のミステリ史で「本格/変格」の対がそのまま継承されたわけではありません。
2019-12-11 08:45:31戦後の一時期には「本格派vs.文学派」という対立の構図がありましたし、その後、「本格派vs.社会派」という構図も生まれました(長くなるので説明は省略しますが、どちらも「派」がつくことに注意)。実際にどの程度の対立があったのか今となってはよくわかりませんが……。
2019-12-11 08:48:25「本格/変格」(これも「本格派/変格派」のほうが構図としての据わりがいいように思いますが……)という区分が考案された頃にはまだ日本ではほとんど知られていなかったハードボイルドや心理スリラーなどが海外から入ってきて、この図式は使いづらいものになりました。それが戦後すぐのこと。
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