【竹の子書房】竹野正法物語【創立一周年企画】

「竹の子書房」の創業者である竹野正法。 いったい彼はどんな人物だったのでしょう? 正法翁にまつわる逸話やプロフィールなどについて、 各社員がまるで見てきたかのごとく、 続きを読む
11
氷原公魚@竹の子書房北海道支社勤務 @Wakasagi_H

@ts_p 【竹の子書房一周年企画/竹野正法資料室の御案内】 #tknk

2011-07-25 19:23:57
氷原公魚@竹の子書房北海道支社勤務 @Wakasagi_H

@ts_p 竹の子書房一階ロビー受付横に、目立たない、なんの変哲もない鉄製の扉がございます。ご存じない方は非常階段や配管室の扉だと間違えていらっしゃることと思いますが、この扉が『竹野正法資料室』の入口です。 #tknk

2011-07-25 19:24:15
氷原公魚@竹の子書房北海道支社勤務 @Wakasagi_H

@ts_p 資料室には看板や案内表示が一切されておりません。生前の正法翁は『死後に尊敬を強要するような爺だと若い者に思われたくない』と、資料室を目立たぬようにするよう遺言しました。そのため、資料室の存在は社員にもあまり知られておりません。 #tknk

2011-07-25 19:24:38
氷原公魚@竹の子書房北海道支社勤務 @Wakasagi_H

@ts_p 扉の前には鉢植えの椰子が置かれ、扉の存在そのものに気がつかない方も多いでしょう。おまけに常時、扉は施錠されております。なので午前十時から午後四時までの間、『竹野正法資料室』が一般開放されていることをご存じの方は皆無かも知れません。 #tknk

2011-07-25 19:25:02
氷原公魚@竹の子書房北海道支社勤務 @Wakasagi_H

@ts_p 資料室は開放時間に受付に申し出て頂きますと、見学が可能です。受付から守衛室に内線が入り、守衛が鍵を持って受付に参ります。見学者の方と守衛が二人がかりで鉢植えをどけ、受付嬢が「お疲れさまでした」と冷たい麦茶を持ってきたところで見学可能となります。 #tknk

2011-07-25 19:25:43
氷原公魚@竹の子書房北海道支社勤務 @Wakasagi_H

@ts_p 鍵を開けて中に入りますと、最初に目につく展示物が見学者の方を圧倒するでしょう。それは茶色く変色し、ささくれた一本の竹槍です。しかし、ただの竹槍ではありません。これぞ正法翁が、B-29戦略爆撃機を撃墜するときに使用した竹槍なのです。 #tknk

2011-07-25 19:26:17
氷原公魚@竹の子書房北海道支社勤務 @Wakasagi_H

@ts_p 記録によれば昭和二十年三月十日の東京大空襲において、帝都の空を守れぬ脆弱な防空体制を嘆いた正法翁は隣家の竹垣を壊して竹槍四十数本を製作。屋根の上に駆け上がり、遥か上空の敵機に投擲したとされています。この投擲で正法翁はB-29一機を撃墜しています。 #tknk

2011-07-25 19:27:01
氷原公魚@竹の子書房北海道支社勤務 @Wakasagi_H

@ts_p 展示している竹槍は、被竹して硫黄島に緊急着陸した機体から回収された四本のうちの一本。残りの三本はスミソニアン博物館が保管しており、『Bamboo-Missile』と呼ばれていました。GHQ(連合国軍最高司令官総司令部)は戦後、正法翁を非公式に調査しました。 #tknk

2011-07-25 19:27:30
氷原公魚@竹の子書房北海道支社勤務 @Wakasagi_H

@ts_p 次の展示物は破れた襖と真っ二つに割れた卓袱台です。一九六○年頃の日本家庭における夫婦喧嘩を彷彿とさせる、第一級の民俗学資料と考えられています。卓袱台は正法翁の妻、竹野ヨミが夫の空手チョップから身を守った際に割れたもの。 #tknk

2011-07-25 19:28:02
氷原公魚@竹の子書房北海道支社勤務 @Wakasagi_H

@ts_p 竹を割ったような正法翁の豪放磊落な性格が偲ばれます。襖はヨミが、正法翁をハンマー投げで投げ飛ばしたときに破れたものです。この夫婦の喧嘩は東京下町の名物とされ、後に流行歌となって日本中で愛されました。 #tknk

2011-07-25 19:28:55
氷原公魚@竹の子書房北海道支社勤務 @Wakasagi_H

@ts_p 戦後混乱期が終わり、竹の子書房の経営が安定してくると電化製品が増えてきます。例えば展示物に二股ソケットがありますが、これはヨミが正法翁の浮気を怒り、無言で差し出したものだと伝わっています。正法翁の日記には、『無言で挿し込まれた』と誤記されています。 #tknk

2011-07-25 19:29:24
氷原公魚@竹の子書房北海道支社勤務 @Wakasagi_H

@ts_p このエピソードが物語るように、正法翁はよく女性問題を起こして妻に叱責されていたようです。展示物にもそれを証明するかのように、九尾鞭や皮製拘束具などの前衛的な古民具が多く収納されています。特に『鳴子の啼きコケシ』は名品と各界から評価されています。 #tknk

2011-07-25 19:29:49
氷原公魚@竹の子書房北海道支社勤務 @Wakasagi_H

@ts_p また、正法翁は近代日本を象徴する『モダンボーイ』の一人でもありました。当時、正法翁が着ていたとされる白いスーツ、ネクタイ、パナマ帽なども展示しております。また、経営のために常時ソロバンを持ち歩いていたことも有名です。 #tknk

2011-07-25 19:30:19
氷原公魚@竹の子書房北海道支社勤務 @Wakasagi_H

@ts_p なお、正法翁のソロバンは兵庫県小野市にある算盤博物館に展示されています。展示場所はトニー谷のソロバンの横ですので、お近くにお寄りの際は見学してみては如何でしょうか? 以上、この御案内が竹野正法翁を理解する上で何らかのお役に立てば幸いです。 #tknk

2011-07-25 19:30:39
氷原公魚@竹の子書房北海道支社勤務 @Wakasagi_H

@ts_p ――竹の子書房広報部パンフレットより抜粋。 #tknk

2011-07-25 19:31:03
サデスパー堀野(サデさん) @aniz0213

@ts_p 「竹野正法物語」へ、「正法翁、アイドル事業への野望」を投稿します。 http://goo.gl/IfJKM #tknk

2011-07-26 16:53:32
加藤AZUKI @azukiglg

週刊ニョキニョキパンチの1981年8月12日号を発掘しました。樽ドル時代到来の予感を謳っています。付録は袋とじ保存版・まどろみ凛子のグラビア。@ts_p http://twitpic.com/5w4n5v

2011-07-26 22:07:37
拡大
須藤安寿/水冷式妄想機械 @anjusuto

@ts_p 『竹の子書房一周年記念本参加作品「竹野正法くんのこと」』をブログにUP致しました。あーえーいろいろゴメン(^^;>>>「http://t.co/ruPfg6z

2011-07-26 20:00:13
須藤安寿/水冷式妄想機械 @anjusuto

@ts_p 『竹の子書房一周年記念本参加作品「竹野正法くんのこと」』http://t.co/ruPfg6z、時代背景を考慮し、若干の修正を入れました。

2011-07-27 23:57:14
雨宮淳司 @J_AMEMIYA

@ts_p 映画コラム「竹野正法のシネマ天地無用」 ニョキニョキパンチ1982年12月2日号  「スピルバーグは、やはり映画というものが分かっていない(E.T.)」 

2011-07-27 21:06:54
雨宮淳司 @J_AMEMIYA

@ts_p ホテル・ニュージャパンの火災や逆噴射墜落事故で忙しなく明けた1982年も気がつけば既に押し迫ってきた。ニョキニョキパンチ読者の諸君は、いかがお過ごしであろうか。本日の吾輩はと言えば、赤坂の件のホテルへと赴いてきた。いや何、取材などではない。

2011-07-27 21:08:13
雨宮淳司 @J_AMEMIYA

@ts_p ニューラテンクォーターで、マティーニを啜るためであったが、ここのバーテン氏は氷を削るのが非常に上手で、ついその丸い趣のある氷を拝みたいが為にオンザロックを頼んでしまう。ピールの効いたドライテイストのそれは非常に濃厚である。

2011-07-27 21:09:22
雨宮淳司 @J_AMEMIYA

@ts_p 齢七十を過ぎた吾輩であるが、しかしこのくらいの酒ではチットモ酔えないのである。ピース五本を灰にし、ラテンジャズを数曲を堪能した後、近辺の定宿へと引き揚げてこの原稿を書いている。

2011-07-27 21:10:36
雨宮淳司 @J_AMEMIYA

@ts_p いつもの万年筆を忘れたので、備え付けのボールペンで書いているのだがインクの出が悪いので少々苛々している。故に辛口批評になってしまうだろうが、それは吾輩の責ではない。

2011-07-27 21:11:40