- shounen883
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幼女「えっ~、知らないの?」俺「うん、知らない。教えてよ」幼女「う~ん、とね。鬼がタッチすると捕まった人が凍るの」。どうやら、変則的な鬼ごっこのようだ。
2011-07-25 20:27:04最初は俺が逃げる役になった。俺「へへっ!俺は大人だぜ?捕まらないよ?」幼女「私、学校で一番足が早いんだから」。まあ八歳にしては大きいが、所詮八歳児よ。てなわけでスタート。
2011-07-25 20:30:08幼女「待て待てっ!」俺「ほらほら」。まあ、本気出したらずっと捕まらないので適当な所で捕まる。幼女「捕まえたっ!」俺「あっー、やられた」幼女「あっ、駄目。動いちゃ駄目っ!凍ったんだからっ!」なるほど。そういうルールなのね。
2011-07-25 20:33:09俺「でも、二人だと捕まった時点で鬼交代だよね?」幼女「あっ、そっか。じゃあ次はあなたが鬼ねっ!十秒数えてっ!」俺「はいはい。10、9、8、……」スタート。
2011-07-25 20:35:09幼女「きゃー、きゃー」きゃっきゃ言いながら逃げ始める幼女。俺はふとここで気づく。公園で幼女を追いかける26歳の大人。これやばくね?
2011-07-25 20:35:57滑り台に登った幼女が大きな声を上げる。「きゃー、泥棒っ!お巡りさ~んっ!」俺「(ちょwww)」割と本気で焦った。早く捕まえて終わらせなければ。
2011-07-25 20:37:26まあ、近くに母親もいるし大丈夫だろうとは思ったが、何故か後ろめたい気持ちになる。てかね。この年で滑り台とかのぼるの恥ずかしい訳よ。でも俺が躊躇してると幼女が怒るんよ。本気でやれって。
2011-07-25 20:39:10まあそんなこんなで、色々話しながら遊んだ。地震の話とか、学校の話とか。公園に来る猫の話とか。最後の方は結構仲良くなってた気がする。
2011-07-25 20:42:09幼女「もう帰らなきゃ」俺「そっか、じゃあ。またね」幼女「あっ、ちょっと待ってて」俺「なに?」。幼女が母親のもとに駆け寄って、また戻ってきた。幼女「飴好き?」俺「まあ、嫌いじゃないけど」幼女「これ、あげるっ!」
2011-07-25 20:45:19幼女に飴を貰った。俺「ははっ、ありがとっ。またね」幼女「うんっ!またねっ!」そう言って、幼女は美人(金髪)の母親と自転車で帰って行った。
2011-07-25 20:46:39俺は一人になった公園で、なんとも言えない気持ちに浸っていた。ちょっといいことをした気がする。てか、すげえ面白体験だったなと。そこで貰った飴をちゃんと見てみた。俺「……なんだこれ?北京の飴?」ロシア幼女に貰った飴は謎の飴だった。
2011-07-25 20:48:23出来た。この飴を幼女に貰った。携帯で画質悪くて申し訳ない。てか、この飴なんなんだろw北京醋(酢?なんか変な漢字)。BEIJINGSUって下に書いてある。こんな飴始めて見たよ。てか、ロシア人なのに北京とはこれいかに。
2011-07-25 21:00:08まあ、話としては以上です。実話と思うかどうかは、皆さんの想像にお任せします。てか、特に話のオチとかなくて申し訳ないwただ、リアルでこういうこともあるんだなと自分でもちょっと驚き。
2011-07-25 21:02:32公園は俺の家から歩いて数分なんで、また会うこともあるかも。まあ、だからといって何もないんですが。自分の人生の中で、一位二位を争うラノベ的なイベントでした。
2011-07-25 21:05:26てか、もう色々と運を使い果たした気がする。しかし、幼女の「学校では友達いないの」「この公園は遊ぶものがあるから好き」って発言が結構せつない。やっぱ見た目に違いがあると学校で馴染みにくいのかなぁ。見た目完璧白人だしね。日本語はネイティブだけど。
2011-07-25 21:10:25