『TRPG冬の時代』についての系外からの観察記録
@RafcoInc 昔、TRPGというものがありまして。オモチャ屋流通で1箱3000円くらい、中身はぺらぺらのルールブックとサイコロw。で、これを300~400円の文庫本にしてサイコロ別売、書店流通で売ればいいじゃん!という感じで、TRPGブームがきたことがあったんです。
2011-07-30 04:03:46@RafcoInc 玩具流通だと、3000円のゲームが500とか売れたら大ヒットの世界なんですね。書籍流通だと当時で3万は売れないとお話にならない。で、値段を1/10に落としたら、買いやすくなるから10倍、いやもっと売れるだろう!と、TRPGデザイナー達は考えたわけです。版元も。
2011-07-30 04:05:00@RafcoInc それはどうなったのかというと、確かに1~2万部くらいは売れました。売れましたが、TPRGってルールブックが行き渡っちゃうと後は何もなくてもゲームできちゃうので、ビジネスとしては終わっちゃう。
2011-07-30 04:05:42@RafcoInc それだとTRPGブームすぐに終わっちゃう。それで、「違うルールの別のTRPG」を出したんですね。それも書籍流通で2~3万部単位で売った。まあ、やっぱ1~2万部は売れました。彼らは「ほらやっぱり1/10に落とせば今まで買えなかった層が10倍買うんだよ』と。
2011-07-30 04:06:44@RafcoInc 正確には3000~4000円のゲームを、450~500円くらいの値付けだったように記憶してます。ルールによって違ったな。
2011-07-30 04:07:13@RafcoInc で、それを数年繰り返したらどうなったのかというと、買ってるのは常に同じ人。ルールを覚えてゲームをするのがTRPGなのに、ルールを買うという行為に縛り付けられてしまう。ルールを買っても馴染んで遊ぶ前に次のルールが出るので、ルール覚えきれない。
2011-07-30 04:08:25@RafcoInc まあ、市場が疲弊してしまったんですね。「もうルールは要らん」みたいなカンジで。んで、1/10の値段で10倍売る計画を、ずっと右肩上がりで計画してたと思うんです。バブルの頃だったし。
2011-07-30 04:09:13@RafcoInc いやー、そうなっちゃうとですね、人が入ってこなくなるんですよ。新しい人が。ひたすらコレクションする人は、遊ばない。そして、新人は無限に入ってくるわけでもないから、本当は市場を育てないといけないんだけど、市場拡大を優先しすぎてマーケットが潰れた。
2011-07-30 04:10:13@Tirthika 日本はリプレイ本人気があるので それも入れないと情報が足りない気がしますね もちろんリプレイ本のみで実プレイしない層も考えた上で
2011-07-30 10:31:44@Tenrou_2ndCLUB たぶん、この人の言わんとしているところはそういうミクロな視点でなく #TRPG 出版業界全体というマクロな視点だと思う。衰退したのは事実だしね。またゲーム開発/販売からリプレイ販売に舵を切ったのは英断だけど、いびつな生き残り手法ではある。
2011-07-30 10:40:24