アニメ「魔術士オーフェン」に対する原作ファンの反応&「何故、原作通りに作られなかったのか」
極端な話、アニメオーフェンにスレイヤーズのような魔術の凄そうな描写とかいらない。てか、無理。むしろ控えめにして人間ドラマに力を入れて欲しかった
2011-08-16 15:34:13アニメオーフェンからはまったって方も沢山いるし二期をやったくらいだから大失敗どころか、成功の部類なんじゃないかなって思う。アニメは。
2011-08-16 15:58:41アニメオーフェンって駄目だってよく目にするけど実際どうだったんだろう?売れなきゃ二期つくらないだろうし……売れてたの?それとも小説の人気で何となく二期作っちゃったのw?
2011-08-16 16:13:09まあ、ともかくオーフェンの魔術描写は普通(?)のファンタジーアニメを引きずったら駄目だって確かに僕も思うね。そもそも魔術じゃなくて『ESP』だもん。どっちかっていうとDTBよりw?
2011-08-16 16:23:41@punksidress 実はそのアニメ→原作っていう流れが一番良いっていうか得だなーって思うんですよwどっちも楽しめるからー(>_<)
2011-08-16 16:31:10でもアニメがあったからこそ若い世代のファンも沢山いて、秋田BOXに始まり今回の新シリーズ、新装版が出るんだとおもう。実にありがたい話だ♪
2011-08-16 16:40:35だからアニメ版を悪く言うのは止めなさい。一期のキャラ絵が濃いとか二期のメガネっ娘とマジクのショタ化があざといとか、それからそれからええ~とぉ……
2011-08-16 16:45:10包み隠さす白状すると、僕はアニオーフェンが嫌いでした。理由は原作改変が気にくわなかったから。今なら「こーいうのもありだねー」とか「こう変えたかー」って楽しめるけど、昔の僕は原作至上主義だったみたいww
2011-08-16 19:12:06私の手元にある資料・アニメージュetc.で、確認&推測したアニメ当時の制作側の話。原作は(その当時で)12巻かけて大陸誕生に関わる壮大な話を展開していた。しかしアニメは全24話と限られていて、それを丸々語りきるのは難しい、となったらしい。
2011-08-17 00:19:11で、じゃあいっそシンプルにアニメはオーフェンとアザリーの話にしようと。プラスある程度読者層が限られる小説と違い、幅広い年齢層に視聴されること&土曜夕方という時間帯を考慮して、「分かりやすい筋立て」「分かりやすい表現(魔術描写など)」にしたそう。
2011-08-17 00:23:09何より、原作と決定的に違う点として(また後で詳細を書くけど)、オーフェンを正統派な「ヒーロー」として描くのがアニメ版の主眼であった。自分の好き勝手に行動しているけど自分の筋は通す、見る子供が憧れるような「カッコ良い」存在として。
2011-08-17 00:31:31アニメ化に際しての先生のリクエストは、「かなり初期の段階から、原作をなぞるような展開にはしないで欲しいとお願いした」。メディアの違いは大きいし、TVは小説に比べて相手にする人(視聴者)の桁が違いますし、とはインタビューでの言。
2011-08-17 00:37:191期の結末をどうするのか? は、かなり悩んだと監督の言。原作だとチャイルドマンは死んでしまうけれど、それで良いのかと。アザリーはそれで救われるのかと。この辺りに関しては、これからも続いていく原作とは違い、24話で完結するアニメはアニメとして、ひとつの答えを出したかったそう。
2011-08-17 00:47:0510話あたりまで迷いながら走っていって、スタッフと相談した後に、秋田先生にいくつか結末についての案を出した。その結果、秋田先生から新しい結末のアイデアを頂いて、アニメのラストはそれでいこうと決まった。そこからはアニメ版は、そのラストに向けて突っ走ったと。
2011-08-17 00:58:451期の結末は、オーフェンの悲願が達成(アザリーを助ける)。「オーフェンは立場的には正義なのに、失敗ばかり繰り返す。でも失敗をしながらも努力を積み重ねて、大きな成功を勝ち取るという最後にしたかった。その意味でも、アニメはアニメとして、アザリーは救われることになると思います」と監督。
2011-08-17 01:10:11その数年後、『扉(下)』の結末を読んだ時に思ったのは「ああ、オーフェンがヒーローにならない(なれない)、これが大きな違いなんだなあ」だった。そもそも、1話完結予定だった『獣』は主人公の失敗で終わる話で。報われる人物がいない、ほろ苦い終わり方。
2011-08-17 01:28:16シリーズになる上で『獣』の立ち位置もまた変わっていくけど、結局オーフェンはアザリーを止められないで終わる。割と「年を重ねてもオーフェンは今も読める」という話を目にするけど、それは挫折や失敗が記され、都合のいい幸せを手にする登場人物がいない、そういう描き方だからかなーと。
2011-08-17 01:35:15「かっこ悪さを描くことで表せるかっこよさが、主人公にはあると思います」は先生の言。弱かったりみっともなかったり、それでも足掻いて突破するのが、オーフェンの魅力で。「期待が裏切られる=失望する」ことが多発する絶望的な世界を、ひとりで救わない(ヒーロー否定)が作品自体の魅力。
2011-08-17 01:42:57アニメ当時はまだ『楽園』しか刊行されていなかったけど、こういう哲学的な問いかけやテーマ、人生の苦さを一般大衆に向けて映像化するのは難しいよなあと、今でも思う正直な感想。実際、主な読者の少年少女でも東部編は難しいー! と音を上げた人が多数だったぽいし。
2011-08-17 01:49:19ちなみに2期が決定した経緯はよく分からないけれど(資料確認できず)、まあ1期が好評だったからでは? としか。一応、アニメディアの『来季の期待アニメ』読者ランキングで、ワンピースやハンターハンターを抑えて2期が第一位になってたくらいですし…。
2011-08-17 01:57:492期のコンセプトは「アザリー救出という人生の目的から解放されたオーフェンが、失われた5年間の青春を満喫…という体で、オリジナルキャラと絡んだり様々なエピソードを通していく中で、オーフェン達はどのようなキャラクターか? を掘り下げる」…どこかでこういうニュアンスを見たような。
2011-08-17 02:00:53