アニメ「魔術士オーフェン」に対する原作ファンの反応&「何故、原作通りに作られなかったのか」
まあ当時は当時で、制作も読者も色々と大変だったと思いますが、ただの一視聴者は単純に楽しんでました。今、色々な資料をあさってみると「へえ」となる発見がある。森久保さん&飯塚さんは秋田先生に、それぞれのキャラに声がよく合っていると言われてとても嬉しかったとか。
2011-08-17 02:08:28森久保さんいわく「クリーオウはふと気がつくと、一番身近にいる子って感じかな。妹にも守りたい者にもなる」で、飯塚さんは「一見ぶっきらぼうに見えるけど、その優しさが分かってるから、クリーオウはオーフェンが好きなんだと思うな」と語っていたりか。
2011-08-17 02:11:33ボルカンは声帯が強くて過剰演技に耐えられる、セリフの暴走ができる人ということでベテランの伊倉さんに、ドーチンはオーディションの遥か以前から椎名さんにお願いしようと監督が考えていた、ということで決まったとか。
2011-08-17 02:14:36秋田先生はボルカン&ドーチンの活躍をアニメで期待していたとか。「面倒なこのふたりが出てくると話が進まなくなるけど、物語を思いがけない方向に牽引する力もあるので、どんどん周りを掻き回してほしい。大騒ぎしている中、画面の隅っこでちょろちょろ動いている姿を見たい」とか(笑)。そっか~。
2011-08-17 02:19:37あ、あと「原作ファンの方には違うと言われてしまうかもしれませんが、テレビ的にはいい終わり方だったと思います。オーフェンはアザリーとチャイルドマンの両方を助けないと、ヒーローになれないと僕は考えていましたから」という監督の締めの言葉も発見。
2011-08-17 02:23:55キャラデザは、最初はギャグタッチで行くという話だったので、その方向で進めていったら、1話に入るギリギリでシリアスものに変更され、急激なシフトチェンジで大変だったとか。絵の変わりようを、他の作画スタッフに伝えるのが大変だったそう。
2011-08-17 02:29:37魔術の描写も、当初はエフェクトを使わずに目に見えないものとして描写しよう! という壮大なテーマがあったものの、1話にして脆くも砕け散ったのだとか。それで結局、ビビビッと出て目に見えて分かりやすい(子供が真似できるような)描写じゃないとダメだ…という結論になってしまったと。
2011-08-17 02:33:11あとは監督か作画の相澤さん? どちらかか分からないけど、スタッフによる複数のクリーオウ評も面白いなーと。相澤さんは「男にとっては守ってあげたいタイプの女の子じゃないですからね。でも、変な意味で男の理想と化した女の子を描いてもしょうがないですから」と語っている。
2011-08-17 02:38:11へえーと思ったのは、この評。「クリーオウはいわゆるヒロインではないんです。今の女子中高生は従来、演じざるを得なかった、役割としての女の子を演じなくなっていると思うんです。クリーオウもそうでして、全体的に古典的なこの作品の中で、唯一98年なのがクリーオウというわけです」
2011-08-17 02:41:21「男の子のアクセサリーではない、そんな彼女の可愛さを好きになってほしいですね」と続くのですが、何となく秋田先生の「ヒロインという一般的なイメージを嫌った結果がクリーオウ」という言葉を思い出した。
2011-08-17 02:47:45…と、ここまで長文をうだうだ綴ってきたけれど、「でも、原作の素敵シーンが完全美麗映像化されたら、それだけで嬉しいよなあ」と『HELLSING』のOVAシリーズを鑑賞するたびに思うわけで。こちらもTVシリーズが「肝心のストーリーがつまらん!」と黒歴史扱いされてるし。
2011-08-17 02:52:12以上、気になるTLから派生した、アニメ版に対する複雑な思いから、最近友人と開催している「真夏だよ! スッキリ爽快血みどろヘルシング祭り」について思いを馳せたりしました。
2011-08-17 03:09:45あ、なんか昼間からちょくちょく見かけたアニおーへんの話題が続いてたようなのでブログに落としたことを繰り返しますと、もうね、あれが腑に落ちない人たちも、現れてしまったものとは共存したらいいんじゃないかな! 秋田スレの誰かが言ってたのの丸パクりですけど!
2011-08-17 03:12:45まあわたしがアニおーへんを許容できるようになったのは確実に破妖のおかげですけど。あれはひどい。ひどすぎてもうギャグにしかならない。世の中の原作つきアニメに向ける目が一変したわ。ちなみに、リアルタイムヤシガニのおかげで作画崩壊にも寛容です。
2011-08-17 03:30:27「あれよりはマシ」というか、「場合によってはああなることが普通に有り得る」ということを学んだという方が近いです。
2011-08-17 03:32:47@asato_s いえいえ~。当時はそんなに意識してなかったのですが、今になってみると、色々と大変だったろうなあと読み返して思いました。
2011-08-17 04:00:34@megyumi 99年4月号のニュータイプの付録に、オーフェン特集小冊子がついていて、監督がインタビューで語ってました。それとは別のアニメ誌ですが、秋田先生がアニメオフィシャルサイトの掲示板に降臨してスタッフを驚かせた、というエピソードもありました。
2011-08-17 12:26:25@lavirise やはりその当時のインタビューってのは面白いですねー!試行錯誤がわかるというか、大変だったんだなーってwそうかー、ラストは先生も噛んでたのか~(*^^*)
2011-08-17 08:24:52