公安調査庁発表「内外情勢の回顧と展望」に於ける在特会とネット右翼 それらに関する過去から現在までの言及とその変遷
(関連まとめ)
内外情勢の回顧と展望内に於ける在特会・ネット右翼に関する言及の変遷について
公安調査庁のレポートである「内外情勢の回顧と展望」に於ける行動界隈への言及とその変遷について指摘したい。また期間は先に纏めた『「警察白書」に於ける行動界隈への言及http://t.co/zKPuOi9』に準拠し平成18年から平成23年までとする。
2011-09-08 11:49:20まず平成18年度版であるが「第3 平成17年の国内情勢 4右翼団体」に於いて「 中国,韓国などとの外交・領土問題を重点に活動した右翼団体」と見出しにあるものの行動界隈に対する具体的な言及はない。http://t.co/i8wBond
2011-09-08 11:57:51次に平成19年度版であるがこれも「第3 平成18年の国内情勢 3 右翼団体」に於いて「北朝鮮のミサイル発射・核実験,日本の竹島近海海洋調査の中止などに反発」と小見出しにあるものの同じく行動界隈への具体的言及はない。http://t.co/ke926XT
2011-09-08 12:02:52続けて平成20年度版であるが「第3 平成19年の国内情勢 3 右翼団体」に於いて「北朝鮮,中国との諸問題を重点に活動した右翼団体」と見出しにあるもののこれも前年度版と同じく行動界隈への具体的言及はない。http://t.co/XpbUdHi
2011-09-08 12:10:38そして平成21年度版であるが「第3 平成20年の国内情勢 3 右翼団体」に於いて本文で北京五輪とチベット暴動、長野聖火リレーについては触れているもののそれはあくまで旧来的な右翼団体という前提の下での言及であるという印象を受ける。http://t.co/BCDCkXx
2011-09-08 12:24:30さて平成22年度版であるが「第3 平成21年の国内情勢 4 右翼団体」に於いて「民団などが求めている外国人地方参政権付与について~一部の右翼団体が保守系団体と共に、主要都市でデモを実施したほか」と、初めてここで具体性を以って言及される。http://t.co/LjmIqov
2011-09-08 12:34:55またこのキャプションにある「民団系集会に抗議する右翼団体(5月31日,東京)」に使用されている写真だが、おそらく「在日特権を許さない市民の会」と「主権回復を目指す会」が主催したこの活動の模様を撮影したものであることはおそらく間違いないだろう。http://t.co/T67bncN
2011-09-08 12:45:03更に「コラム 変化する右翼の街宣活動」に於いて「最近は街宣車を使用した活動を中心とした団体の中に~集会や徒歩によるデモを活動に採り入れる団体も目立つようになってきている。」との一文があり当局が活動形態の変化を認識してはいるもののネットの使用に対する言及がないのは些か片手落ちか?
2011-09-08 12:52:00最後に平成23年度版であるが「第3 平成22年の国内情勢 4 右翼団体」の末尾「コラム 排外的主張を掲げ執拗な糾弾活動を展開する右派系グループ」に於いて極めて具体的に言及されており在特会・チーム関西が逮捕されたことについても述べられている。http://t.co/LxgDc8U
2011-09-08 13:07:04またコラムの写真は「朝鮮学校への抗議活動(3月,京都)」のキャプションがhttp://t.co/yjCLkqyであり「映画「ザ・コーヴ」上映反対活動(6月,横浜)」がhttp://t.co/b6gRfQyの模様である。従って当局は在特会と主権回復を特に注視しているように思われる。
2011-09-08 13:23:45それと今回6年分読み通して感じたのは当局が特に右翼団体と暴力団との繋がりに対して非常に注意深く情報収集をしているというところである。この記述に関しては右翼団体の項目の一番最初に必ずくる。以上、公安調査庁の「内外情勢の回顧と展望」に於ける行動界隈への言及の変遷についてを終了する。
2011-09-08 13:31:10