キャンペーン思い出語り　中央中華中心街　ＰＡＲＴ３

ao/万年 @ao_kamenoko

『出発の直前、宮廷の各々に手紙が届きました。まず、ローマ国王から、シャーロットに宛てての手紙。これには”今までの非礼を詫び、濡れ衣を晴らし無罪放免とするゆえ、ローマへ出頭されたし”と記されていました。急なこの書状。シャーロットはいぶかしみました。』

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『シャーロットはキノコと相談の上、偽者だと判断しました。この件やローマの実情を把握するため、キノコは単身ネオ・ローマ村への潜入を試みることとなりました。元祖国とはいえ、半ば放逐された身、危険な任務ではありましたが、彼女は臆することはありませんでした』

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『また、ジャックとビブリオテカにも同じように手紙が届きました。差出人はニャルラトホテプ。どうやら猫公社が襲撃されるまえに出したものであることが分かりました。手紙には、こんなことが記されていました』

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『”ビブリオテカ、ジャック、お元気でしょうか。ハイランドで会えたときは、大きくなった貴方達を見て嬉しく思いましたが、同時に肝が冷えました。仮にも人質の身、くれぐれもあのような無茶はすることのないように”』

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『”良かれと思って行動したことが、貴方達はおろか、周囲の人々にも迷惑をかけることもあります。気持ちから行動する前に、それが本当に貴方達、ひいては貴方達の愛する人々のためになることなのか、よくよく考えてみてください。貴方達のお父様もお母様も、それを願っていることと思います”』

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『そんな手紙でした。ジャックとビブリオテカは、この手紙を他の誰にも見せませんでした。ジャックはすこし落ち込んだ様子で、ビブリオテカは一人涙ぐんでいました』

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『救援に出発した三中は、猫公社の眼前に砦が築かれているのを目にします。その砦は、どことなく整然とした印象を与えながら、各所に歪んだ痕のある、気持ちの悪いものでした。内部には、鋼の鱗を持つウマトカゲや、半ば液体化した少女の死体等、明らかに”歪んだ”ものが襲ってきました』

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『砦の深部には、一人の女性が三中の来訪を待っていました。彼女の名は"何につけても藪を突く"ミカルディエ。彼女はこの侵攻がかの”バイアス”の思惑であること、そしてニャルラトホテプを捕らえていることを明かします。ミカルディエはバイアスに心酔していました』

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『ミカルディエは、三中に対し、自分たちの目的に協力するよう要請しました。彼女いわく、”人類の発展” 明らかな犠牲を伴うその申し出を、三中は一蹴します。”我が武を以て、あなたたちの企みを阻みましょう 総員、戦闘態勢！”』

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『狂信的科学者ミカルディエを追い詰める三中ですが、彼女はおもむろに迷核のような物体を取り出し、自身に埋め込みます。すると、彼女はおぞましい異形の姿となり、力を振るいました』

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『長引くと不利。そう判断した三中は、”爆弾”を用い、一網打尽にするという機略を用いました。その策は見事成功し、ミカルディエを倒すことに成功します。しかし、喜びもつかの間。ある”策”をミカルディエは用意していました』

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『ミカルディエの策略により、”三中が猫公社を侵略”という知らせが各国にもたらされたのです。多くの民が、この知らせを事実として受け入れてしまったのです』

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『”シャーロット陛下…。盟約に従い、会談をもてばこんなことにはならなかったのにねェ…” ミカルディエはそう言い遺し、息を引き取りました』

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『ニャルラトホテプ王は、深部の牢に囚われていました。傷だらけの王に、ビブリオテカは駆け寄ります。”ニャルラトホテプさま、しっかりしてください！”…ビブリオテカ、ジャック。…無茶をするな、とあれほど” ニャルラトホテプが、手紙で心配していたのは、このような事態だったのです』

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『三中は、救い出されたニャル様により忘れ去られた”バイアスの物語”の断片を聞かされます。真なる敵はバイアス。その名は彼らの心に深く刻まれたのでした』

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『ニャル国王を猫公社に送り届けた三中は、民に疑念の視線で見つめられます。ここにも、侵略を行ったのは三中であるという知らせはもたらされていたのでした。動揺する民をニャル王は一喝します。自身を救ったのは紛れもなく三中であり、また真なる敵はバイアスであるということ』

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『そして、その強大な敵と戦うため、ニャル様は改めて、中央中華中心街国王、シャーロットに同盟を申し入れたのでした。これを、王は快く受け入れました。”今、新たな絆が生まれた” ”この友誼が末永く続くことを心より願います”』

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『こうして、確執のあった中央中華中心街と、第三猫公社は強い絆で結ばれることとなりました。その橋渡しとなったのは、人質であったビブリオテカとジャックの尽力によるものでしょう』

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『道中、三中は魔砦にてあるアイテムを入手しました。それはかつて、大ハイランドが戦場で用いたといわれる王錫”ハイランド・セプター” ニャル王はミカルディエが同盟の力を抑えるために回収したと推測しましたが、その武器は皆の勧めもあり、シャーロットの持ち物となりました』

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『後の鍵の一つとなるものでした』

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つづく。

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あ”－！ちかれた！

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そう、思い出した。重要ＮＰＣは絵を描いたんだ。ビジュアルから訴えかけるのも有効かなあと思いまして。 リリア＆クスクス http://t.co/Ujwc92q2 ニャルさま http://t.co/Ctms4Q0f

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さて、セッションはこのように落ち着いたわけなのですが、いくつか補足。

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まず、ミカルディエの策略云々。あれは完璧なイレギュラーで、いわゆる災厄表の産物。”各国との関係が悪くなる”というやつでございまして、尻馬に乗る形であんな解釈になったのでした。しかし問題はそれじゃあ…！