岩崎さんとなかやまらいでんさんのイース(PCE)の声優指導の話。
PCE版のイースで学んだのは「ディレクションの大切さ」。恐らく当時担当した声優さんは、紙に書かれた台詞を(詳しい状況など知らずに)そのまま読んでいたと思う。唯一、山田栄子さんだけが状況を察した演技をしていた。恐らく、ディレクターからの説明がろくに無かったためだろう。
2011-12-21 08:48:54実際、凄いキャスティングだったんだけど、それを活かすだけの演出が全く出来ていなかった。・・・でも、当時ゲームに声優さんの声を載せるなんてのは本当に珍しいことだったので、製作側もその辺のノウハウが足りなかったのではなかろうか。
2011-12-21 08:50:51@nakayamaraiden 全くそのとおりです。声優さんにどのような説明をすればいいのか、なんてノウハウは当時のハドソンはRED以外持っておらず、僕はなにもわからんままやりましたw どうすりゃいいのかわかったのは天外2のときですね。
2011-12-21 08:54:40当時、声優さんのディレクションはさすがにしてなかったけど、声録りの時に社員相手に演技指導みたいなことはしていたので、あの豪華キャストにしてこの演技かよ!と気になっていたのだな。まだギリギリ10代だった。
2011-12-21 08:55:24@nakayamaraiden ちなみにビデオを持っていって、状況の簡単な説明と、こんな演技という要求はしました。ただそっから「どうすりゃいいのか」を全く知りませんでした。エエ。それがマシになったのは海外版からです。
2011-12-21 08:56:02@snapwith あああ!!やはりそういう事情があったのですね!!長年の疑問にお答えいただき、本当にありがとうございます!!・・・PCEイースは当時10回ぐらいクリアしました・・・。
2011-12-21 08:57:32@nakayamaraiden スタジオで「こうでこうなんだ」と事細かに説明し、自分の期待する演技に修正していく作業が出来たのは、海外版からでそういう指導が本当によくわかったのは、天外2で広井と桝田さんのやり方を見てからでしたねw
2011-12-21 08:59:31@nakayamaraiden 海外版ではなぜ出来たのかというと、スタジオのディレクターがわかっている男で、僕の要求を事細かに聞いてアクターに伝えてくれたからだったんですね。それを見て「ああ、こうすればよかったんだ」とw そーいう感じでした。
2011-12-21 09:00:50@snapwith 自分も経験があるのですが、声優さんは演技のプロなんだから自分なんかが演技に口を挟んじゃいけないんじゃないか、という遠慮もあったと思うんですよね。そういうトコロに切り込んでいくディレクションを見た時、「なるほど!これでいいんだ」と思えるようになりました。
2011-12-21 09:02:35@nakayamaraiden はい、まさにそれでした。しかも声優さんの演技って、やっぱプロだから「それなりに仕上げられる」んですよね。その演技を、もっとよく出来るし、しないといかんのだと、と理解するのには1年が必要でした。
2011-12-21 09:04:14@snapwith 自分もスタジオでの声録りでは本当に学ぶことが多かったです。・・・最初にディレクションしたのは18の時でしたから、まともに出来るようになるまで2~3年は掛かってるハズです・・・。
2011-12-21 09:07:40@billybat256 あーそれは僕も知らないんです。僕はあれは固定の金だったので。10万を超えてるのは確かなはずなんですがw
2011-12-21 09:09:03@nakayamaraiden ちなみに声優さんのほうも「これゲームなの? ファミコン?」とか質問される状態で、全くの手探り感があったのは良く覚えていますw
2011-12-21 09:11:38・・・声録りの時に、主導権を別の人(企画屋さんとか)に握られている時はちょっとツライ。ナニがツライかというと、台詞と演技の方向性が明らかに噛み合ってないのに、頑として譲らないことがある。で、そのままゲームに入れることになって、やっぱり変で。でも企画屋さんはこれでいい!と。
2011-12-21 09:15:15