「通信を意味する音」とデジタルのノイズ表現

今時のノイズ表現について考えていました6月。 映画の映像を48fpsや60fpsにするとの話も聞こえてきますが、はて。
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@koizumi_y

今でも「通信を意味する音」としてモデムの接続音が使われることが多いのだけれども、基本的にG3 FAXも音は同じだと思う。ただ、2400bpsくらいまでの接続音と、56kbpsくらいの接続音では途中からけっこう違っているはずだ。

2011-06-02 02:07:39
@koizumi_y

パソコン通信が普及する前は、完全に架空のピコピコという合成音が使われていたような気がする。『serial experiments lain』というアニメ作品には異様にモデムの音や ブーンという低周波の音が出て来るが、実際には通信機器のLEDが点滅し排気音のFANの音がするだけ。

2011-06-02 02:11:28
@koizumi_y

通信のイメージが電話からコンピューターのものになったのはここ30年くらいのことだと思うけれど、電話特有の音がフィクションの作品に登場することはずいぶん減ったと思う。それでも「ノイズの表現」というのがまだまだ完全にアナログノイズなのがとても興味深い。

2011-06-02 02:15:18
@koizumi_y

ノイズ表現について、デジタルノイズを使用した作品はほとんど知らない。『イヴの時間』という作品では、デジタルノイズの耳をつんざくような音が映画館中に響いてスゴいことになってた。デジタルのノイズとアナログのノイズはだいぶ違うが、まだまだ人々の考えるノイズはアナログノイズなのかな。

2011-06-02 02:18:31
@koizumi_y

H264のノイズは地上波U局なんかでそれなりに目にしているはずなのだけれど、四角いブロックがたくさん並ぶという映像のノイズ表現は、ぜんぜんお目にかからない。通信パケットが欠落したときの画面が止まったり動いたりする感じなんてけっこう見慣れてるはずなんだけれど。

2011-06-02 02:20:56
@koizumi_y

とくにキーフレームが落ちたときの、じわじわ一部分が続けて動く画面とか面白い映像だと思うのだけれど、フィクションの作品にはまだまだ登場しない。それなりに見慣れているはずなんだけれどなぁ。

2011-06-02 02:24:20
@koizumi_y

画面を四角く区切ってブロックで圧縮しているのがよく分かる映像をこの前見た。記者会見でフラッシュを浴びまくって、画面全体の明るさがものすごい速さと頻度でビカビカ変わってしまってデータ量がとんでもないことになってたのだと思う。圧縮しきれなくなって画面全体に四角がびっしり並んでた。

2011-06-02 02:28:17
@koizumi_y

映像のデータ量が一番多いのは「砂の嵐」の画面である。まったく規則性が無く、最大限に明るさと色がとめどもなく変化する。若い人は今後みることのない映像だと思う。ゴーストの二重映像とか、垂直同期や水平同期の合わない画面とか、とてもクラシカルな映像表現になっていくのだと思う。

2011-06-02 02:31:23
@koizumi_y

われわれの生活環境からアナログのノイズが完全に消え去ってしまう日はくるのかな。とりあえず、デジタルにする前と、デジタルから変換した後に通るアナログの回路はそう簡単にはなくならないような気がする。聴いたり見たりするだけでどっちのノイズかは一瞬で簡単に分かるものだと思う。

2011-06-02 02:41:17
@koizumi_y

映画のデジタル化は激しいけれど、カメラや編集だけでなくて、最近はDLP上映でとても色調の悪い上映をみせられたりする。基本的にデジタルはコストが安いから使っているわけなのでその辺りは忘れない方が良いと思う。人間の目は色に関してはあまり区別できないが明るさにはとても敏感である。

2011-06-02 02:49:20
@koizumi_y

今あつかわれているデータは、32bit、16777216色を最大限としている。80年代後半、パソコンで扱うことの出来る色が、16色から256、4096、65536色と増えて行くにしたがって驚きはあったが、色をRGBで表現せず明るさを別データで持つパソコンなんかも無くはなかった。

2011-06-02 02:54:31
@koizumi_y

淡い海とか、夕日の空だけとかいった映像をみるとフィルムよりだいぶ落ちるような気がする。今の映像フォーマットがこれでいいのかはちょっと考えてみる必要があるのではないか。それよりもテレビの色温度をどうにかして欲しいけれど。

2011-06-02 02:57:06
@koizumi_y

文句ついでに、テレビ局は帯域をフルに使わずデータ量を減らして、映像の品質を下げて放送することがある。アニメで顕著(というかアニメの映像は少しでもノイズがあるととても分かりやすい)。鑑賞に問題があるほど悪い映像のことがあって、あきれるばかりである。DVDで買ってね、なのだろうけど。

2011-06-02 03:03:50
@koizumi_y

ムーンライダーズ「気球と通信」 81年 http://bit.ly/jyUa6i 確かに「通信の音」というとFMのスケルチが閉じる音を思い浮かべるのは自然なことです。音声のノイズというとデジタルではエラー訂正とかをやってるのでモゴモゴした音とかかも。シティホンの音ひどかったなぁ。

2011-06-02 21:11:14
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