舞台をやっていない声優はアニメならともかく吹き替えで差が出る
声優で思い出したけれど、最近の声優はアニメから入っているのでアニメではソコソコさまになっても、洋画の吹き替えが厳しいという指摘を以前聞いた記憶が。細かい技術は分からないけれど、確かに映画では疑問符がつく吹き替えが気になることがしばしば。原因は舞台経験の不足とも。
2012-01-24 14:30:47舞台は広い空間で遠くからみている客にも通じないといけないので、声の張りとか全身の動きとか現実よりもデフォルメされているし、ライブで間を取るので、映画の吹き替えと相性が良いようで。このため初期の声優は舞台役者が多い(食えないので声優の仕事をせざるを得ないという事情も)。
2012-01-24 14:37:05同じ話芸でも、落語家が映画に出てしゃべっていると、落語家独自の言い回しがやや気になるけれど、平成狸合戦ぽんぽこはとてもシックリきたりするので、ここら辺の微妙な違いが生まれる原因を理論化できたら、良いメソッドになるような。いずれにしろ、他のジャンルへの興味や理解は大事。
2012-01-24 14:42:57以前、津軽三味線の初代高橋竹山氏が、上達のためにはいろんな音楽を聞きなさいと語り、実際に竹山師はロシア民謡など他ジャンルにも偏見なく学んだとか。漫画家でも、ミリタリーマニアやメカフェチな人が多いけれど、漫画以外にものめり込める趣味を持つ人は、それだけ幅が広がって当然。
2012-01-24 14:48:27漫画の入門書や解説書を見ても、「ああ、この人は絵を書くのは大好きだけど、他のジャンルの勉強が決定的に不足しているなぁ」と思える人は多い。漫画家なりたいならカメラとか舞台演劇とか映画とか、他のジャンルを徹底的に学んだ方が武器になる。95%は漫画を見て漫画を学ぼうって人間だから。
2012-01-24 14:53:01カメラを学べば、被写界深度に気づき、空間の奥行きの表現とは何かの意識が芽生える。構図やアングルの理論的な部分も知る。絞りについて学ぶことで画面の中の何を取捨選択するかが見えてくる。そうすると、書き込みの量に圧倒されていた大友克洋氏の絵が、全コマ写るんですで撮った絵に見えてくる。
2012-01-24 14:58:23映画を学べば、カット割よりも重要なイマジナリー・ラインを学べる。そこが解れば見やすいコマ割りとは何か、感覚で処理できない人間が理論的に構築する糸口になる。ついでに落語の上下の意味も。翻って、舞台演劇の立ち位置の妙味も見えてくる。アニメでのラインを越える時の誤魔化し方も見えてくる。
2012-01-24 15:05:37拙著を上梓して嬉しかったのは、絵描きではなくCGをやってる人から、賞賛の声をいただいた事かな。二次元の中に三次元を造形する仕事で、ちゃんと気づく人は気づくし応用できる人はできる、という事実はやっぱり大きい。しかし、その理論はボディビルのポージングとかパワーリフティングがベース。
2012-01-24 15:14:51思えば、江戸っ子も歌舞伎の名シーンを真似て素人演劇として楽しんだわけで、それを茶番劇と呼んだ。落語だって、マルセ太郎よろしく、歌舞伎を見にいく銭がない人間に語って聞かせて想像して楽しむという部分が、芝居噺の原型。寄せ集めスターウォーズも、遊び心に満ちている。
2012-01-24 16:14:51@mogura2001 福田氏の言ってることは当たり前すぎて今更の感が強いんですが、それに対する反応のレベルがおっしゃるように低劣すぎて、なるほどこりゃこんなことも言わなくちゃいかんのかなと。
2012-01-24 15:21:35@ashibetaku ゆとり世代とバカにするのも可哀想なのですが、どうも自分の気持ち至上主義の人間が増えましたね。自分の好きな物が否定された、許せないと感情的に反発する。オマエ声優でもないのにと言ってるオマエも声優なのかと。こんなの、プロ意識持った人間には当たり前の事なのに…。
2012-01-24 15:45:07@emesh 「じゃあオマエやってみろ」は素人にだけ許される罵詈。プロはそれ言ったら終わりですから。つい言いたくなるけど(笑)。
2012-01-24 17:32:08@eizouotaku 最近の若手俳優は、意識が高くて殺陣がいいですね。戦隊物を見てると感じます。ただ、松平健とかと共演すると、重みがまだ足りないですね。十三人の刺客でも、松方弘樹の重みが他を圧倒していましたし、役所広司と市村正親の上手さは若手とは異質のキレでしたね。
2012-01-24 15:49:03