ベースになったついのべ作品と、それに対するついりみっくす作品の順でまとめています。作品それぞれと、キーワードに着色しました。なお、前回のまとめは こちら です。
#twnovel 「いずれも立派なお方々。姫も『皆さまのお心はわかりました。あと少し、その程だけ確かめさせてください』と申しております。勝負とあらば、皆さま遺恨も残らぬでしょう」翁の言葉に貴公子たちも「名案だ」と大喜び。翁は急ぎ姫に条件を聞きに戻りました。 #竹取物語意訳 21
2012-01-28 23:15:23#twnovel 姫「石作の皇子は、仏の石の鉢。車持の皇子は、東の海の蓬萊山にあるという、銀の根、金の茎、白い玉の実の、木の一枝を。もうお一方には、唐土の火鼠の皮衣。大伴の大納言は、竜の首の五色に光る玉。石上の中納言は、燕の持つ子安の貝一つお持ちくださいな」 #竹取物語意訳 22
2012-01-28 23:17:15#twremix かぐや姫、野比の皇子には「猫の不思議の袋という物あり。それを取りて給へ」といふ。船持の皇子には「偉大線にある一繋ぎの財宝を給へ」といふ。今一人には「電気鼠の皮衣」、大納言には「世界にある七つの竜の玉」、中納言には「死神の持たる黒の本ひとつ取りて給へ」といふ。
2012-01-28 23:25:081883【かぐや姫の望み】いや、ホント、なんというか、最近笑いが足りなくて、つい。ごめんなさいごめんなさいごめんなさい。(特に電気鼠さん)
2012-01-28 23:27:39#twnovel 翁は驚き言いました。「なんという難題。どれもわが国にないものばかり。このような無体な要求をお伝えせよとおっしゃるのですか」姫はすまして答えます。「あら、ちょっとしたことでしょう」翁はとにかくと外に出て、貴公子たちに姫の条件を伝えました。 #竹取物語意訳 23
2012-01-28 23:34:321884【ちょっとしたこと】姫wwwww じゃなくて、原文の「とまれかくまれ申さむ(とにかく申し上げよう)」の「とまれかくまれ」のリズムが最高に好きです。翁、ふぁいてぃん!
2012-01-28 23:38:36#twnovel 「もう来ないでくれと、なぜはっきり言ってくれないのだ!」と翁の言葉を聞いた貴公子たちは皆帰ってしまいました。けれど冷静になってきますと、やはりかぐや姫への思いが胸の奥でざわめきます。「仏の鉢?上等だ」と、計略に長けた石作の皇子は考えました。 #竹取物語意訳 24
2012-01-28 23:44:20今夜の竹取物語は以上です。石作の皇子(いしづくりのみこ)、ついりみのせいで旅立てませんでした!てへ。ごめんなさいごめんな(ry
2012-01-28 23:46:02#twremix 「貴方も旅に関しては立派なお方。心は分かりました。旅の話を聞かせて下さい」狸の翁は氷雪地仕様の中のテントを向かい合わせて頷きました。「語るなら腹も減らん、わしが南大陸に来てる内に出会った旅人の話をしようかの」狸の翁はコンロで豆を煮ながら語りました。@1_dark
2012-01-29 10:14:27#twremix 狸の翁「旅ぎつねというが、あやつはぼーっとしとるが歌は上手かった。眠りリスというのは寝てばかりの姿を見掛けるんだが、きちんと旅してるのよ。夜鷹はの、星と仲良しでな。時々星へ遊びに行くと聞く。渡りウサギは誰より旅の知識や経験が豊富でな、わしも参った」@1_dark
2012-01-29 10:15:31#twremix 狸の翁、雨猫に「旅ねずみ、旅衣単衣着て旅すれど行方知らず。あの者些か謀り惑わさむ」といふ。「卵売り、珍かなる卵売り歩いて出でる所知らず。文に依れば例の嬢が仔竜の卵抱えいるとか」といふ。「そして御嬢、旅苞皆反して雨乞いす。不思議なものなり。」といふ。@1_dark
2012-01-29 10:16:27#twremix 雨猫は落ち着きながら言いました。「何という人たちでしょう。誰も会ったことのない人たちばかり。あ、あたしとメトロノームの子は除外ね。で、それは有名な旅師なの」「わしだって知らん。ただ、心象に残った旅人を言い連ねてみたのさ。」「雨降らしの猫も、なのね」@1_dark
2012-01-29 10:17:42#twremix 「豆と野菜のスープを食べなされよ」狸の翁は言いました。「今日は何だか疲れた。ありがとう。食べてすぐ寝ても良いかな」雨猫はうとうとしつつ尋ねました。「おう、明日は早い。英気を養え」床に就いた雨猫は旅師に胸を騒めかせながら眠りに落ちました。その頃――。@1_dark
2012-01-29 10:20:42#twnovel 「翼をください。あとお金も」神は翼と大量の硬貨をくれた。早速飛ぼうとするが硬貨が重すぎて飛べず、1日かけて無理に飛ぼうとすると羽がボキッと折れた。金で治療しようと町へいくと急なハイパーインフレで硬貨がただの石になっていた。飛ぶ前に使っていればよかったらしい。
2012-01-28 00:03:59@hyuugahikage #twremix 「翼をください。あとお髪も」神は翼とフッサフサの髪をくれた。早速飛ぼうとするが後ろ髪が翼に絡みついて飛べず、無理に飛ぼうとすると髪がブチッと抜けた。どうにか地上に降り立つと「なんという天使」「ツルッツルじゃのぅ」結局運命には抗えない。
2012-01-29 13:44:43#twnovel 「お釈迦さまが使ったという天竺に一つしかない鉢なぞ、たとえ百千万里旅したとしても、手にすることはできまいぞ」と石作の皇子は考えて、まずはかぐや姫のもとに行き「本日、天竺まで仏の石の鉢を取りに行ってまいります」と神妙な顔で告げました。 #竹取物語意訳 25
2012-01-29 23:18:50#twnovel そうして三年がたったころ、石作の皇子は、大和の田舎の山寺の、だらだらいっぱい並んだ仏像の前から、真っ黒にすすけたテキト〜な鉢を一つ手に取って、きらびやかな錦の袋に入れ、造花の花とともに、かぐや姫の前に差し出しました。#竹取物語意訳 26
2012-01-29 23:23:321887【 #竹取物語意訳 26】大和=奈良です。もっと正確にいえば「大和国十市の郡=現在の奈良県磯城郡香具山付近」とのことですが、そこまでくわしく知りたい人は少ないというか皆無だろうと思って省略しました。
2012-01-29 23:27:26